臆病者
<水島波奈・翔家酪太>
「酪太」
「ん?」
「交流がある組織ってさ、どんな所か聞いてる?」
「なんかぁ、つい最近まで交流があったんだけど、4週間ぐらい前に交流断ち切ったって聞いた」
「にしてもさ、ここ工場だよね?」
「ここが寝床なんだってさ、人数もかなりいるみたいだしこうゆうデカい所がちょうどいいんだろ」
「そうかな…」
目の前にあったのは、ばかでかい工場。しかしもう動いていないことは静寂さが物語っている
「入る?」
「入るに決まってるだろ。行くぞ!」
「え〜…待ってよ〜」
「すみませ〜ん!」
「あの〜、皆さんに用件があって来ました〜」
2人の声は奥深い工場にこだました
「いない?」
「んなわけねぇだろ」
「だ、だれだ!」
「ほらいた」
「あの〜、お話を聞きに来たいと連絡してたと思うんですけど〜。その高いところから降りてきてくれませんか〜?」
「も、もしかして審判の…」
「そうだから、降りて話聞かせろ〜」
「す、すみませんすぐに行きます」
すると怯えているような男は慣れた手つきで高い所から一気に2人がいる場所まで降りてきた
その男は背中に星の描かれた羅針盤を背負い、夜の星空を連想されるような美しいながらも洗礼された服を着ていた
「あ、えっと…自己紹介。した方がいいですよね…。はじめまして、笹路臆です。このアストラルの一応幹部です…」
「あ、えっとはじめまして。水島波奈です」
「翔家酪太。よろしく」
「どうも…」
「ところで他の奴らは居ないのか?」
「いますよ、ただ…」
「ただ?」
「お二人の事を警戒してるので、私が様子を見に来た感じです」
「なるほどね、でも連絡してたから警戒しなくていいのに。」
「話聞きに来ただけだしな。戦いに来たわけじゃないし」
「そ…う、ですよね。待っていてください。部下を連れて…いや皆を連れてきますね」
「待ってるので慌てなくて良いからね」
「分かりました」
そう言うと笹路は奥へと走っていった
「……」
「どうしたの酪太?」
「いんや、なんでも。少し気になっただけだ」
「?」
「お待たせしました、奥の方で皆待ってます」
「行くぞ、波奈」
「はいはい」
案内された場所は円卓で椅子が15個。そのうちの12個にはすでに人が座っていた
「2人はこちらに」
波奈と酪太は2つ並んでいる椅子へと腰掛ける。笹路はもう一つ。円卓の頂点にある椅子へと腰掛ける
「あのさぁ、隠すならもっとちゃんとしなきゃ駄目だろ」
「何のことですか?」
「笹路臆。お前ボスだろ?」
「……」
「やっぱりバレるか…」
「まぁこの椅子の配置から分かるわ」
「だよね〜」
「ん〜…やっぱ隠すの難しいな。まぁ、改めまして。このアストラルのボスをしてます。笹路臆です。よろしくお願いします」
「よろしく」
「よろしくお願いします」
「で、この左右に6人ずついるのは僕の部下だ。誤解はさっき解いたから平気だよ」
「誤解?」
「審判が攻めてきたって思ったらしい」
「あら〜…それはごめん」
「連絡の仕方悪かったかな?」
「そんなことはないんだけど、僕の仕え方がね…」
「あ〜…」
「それはいいとして。話し合いを始めよう」
また新たな組織が登場しました。ちなみに12人いるんですが、その人達が幹部ですね。あと組織員は幹部含めないと76人います。多いね




