行く道で
アポクリファ達の後ろに付き、ルーレットルームに向かう途中の事だった。ロッソが突然口を開く
「……おい、清川」
「どうしたロッソ」
「なんか気づかないか?」
「なんか?」
「少し周りに集中してみろ。そしたら分かるはずだ」
「周り……………っ!?」
「気づいたか」
「あぁ、集中したらだがな。よく気づいたな」
「こうゆう視線にはよく当てられてたからな」
「ほう…監視の目にか?」
「ハハ…まぁな。こっちもいろいろあったからな。とりあえずだが、監視の目はかなりある。バレないように仲間にも伝えておけ。そうだな、お前、神を2体持ってたよな?」
「持ってるが?」
「神達は互いにテレパシーのようなもので会話できる。2体のうち1体を使ってテレパシーで伝えればいい。バレてもお前の1体だけだからな」
「分かった。やってみる」
「すみちゃん。ロッソと何を話してたの?」
「まぁな」
(さてと…)
「天照…」
『お話。聞いていました。お任せください』
「ちょ…ちょっと…なんで神様出してるの!」
「シー。静かにしろ。頼んだ」
『はい。今から繋ぎます』
(うまくいってくれよ…)
〘聞こえますか?皆さん?〙
(えっ!?き、聞こえる!?)
(てか口を動かさなくても会話できてる!)
(すご!)
〘神を持っていてかつ、仲間にのみ聞こえるようにしています〙
(お〜!)
(てかそんな事するならなんかあったのか?)
〘さすが、ご察しがいいですね。翔家酪太
(一体何が?)
〘単刀直入に言いますと…我々は今監視されています〙
(えっ!?)
(ガチか…)
(そんなの気づかなかったんですけど!?)
(多分だが…かなり訓練されてるんだろうな)
(ロッソ!?なんで入ってこれたの!)
(入ったらダメか?)
(いや、全然ダメではないが…)
(ならいいだろ。それにルーレットルームまでは距離がある。着く前にある程度は話し合っておきたい)
(それで、監視されてるとは?)
(そのままだ。客は違うがここにいるスタッフやディーラー達は俺らの事をずっと監視してる)
(まじか…)
(すみちゃんはどう思う?)
(俺か?そうだな…ロッソに言われるまで俺も全く気づかなかったから何かしら訓練は受けてそうだかな…)
(幸いスタッフ達には神は見えないからな。こうして話してる訳だが…)
(問題は、アポクリファと陽炎だよな!)
(あの2人は神さま持ってるだろうな)
(たが、なんの神かは分からずじまいってね…)
「あっ。そういえば…」
(((!!!)))
「もう少しでルーレットルームに着きますが、大丈夫ですか?」
「大丈夫だが?」
「そうですよね。まさか、ね…」
(気づいたな)
(もしかして…)
「天照大御神がいらっしゃるとは…」
(見えてたか)
(ですよね。あなたも神さま持ち確定やん)
「これは少々驚きましたね…」
「少し、お話しましょうか?ロッソさん?それに審判の皆さんも」
前に神さま同士はテレパシーみたいなので会話できるっていうのを書いた記憶があったのでそれを応用して使いました。ちなみにロッソは幼少期からそうゆう視線とかには敏感だった




