バカラルーム
「ちなみに相手は自分の何を賭けてるんだ?」
「報告では自分の人生の30年を賭けてるようですよ」
「まぁまぁ高いな。で、対戦状況は?」
「5戦中4敗。今最後の戦いをしてますよ」
「へぇ。まだやってるんだ、負けるの確定なのな」
「「最高ディーラーに1回でも勝てたら賭け事に負けてもそれ相応の地位を約束する」っというルールでしたでしょう?」
「そうだったけな?まぁ見に行こう!」
「……本当に人生賭けるんだ」
「やっぱりカジノやってるやつって感覚ダメになってるよな…」
「ここがバカラルームです。入りましょう」
ガチャンと扉が開く。いつもは賑わっているであろうそのルームは異様な静けさに支配されていた
(静かだ…)
しかし、一行がバカラルームに入るとざわめきと共に密かに話し声が聞こえてきた
「!…おい。あれって…」
「最高ディーラーか…?」
「しかも2人もいるなんて。珍しいわね」
「確かブラックジャックルームの最高ディーラーのアポクリファと」
「丁半ルームの春見陽炎様じゃない?」
「あら…本当ね」
「なぜ最高ディーラーの2人がこんな所に…」
「後にいるのって。最高ディーラーに勝った数少ない挑戦者のモナルカ・ロッソじゃないか!」
「モナルカ・ロッソ!?まさかこの目で見れるなんて…」
「それと。あの後の連中は誰だ?」
「知らないわ。モナルカ・ロッソの部下さん達でもなさそうよね?」
「誰なんだ?」
(俺らは表社会にいるような連中じゃ知るすべすらないもんな)
(知るはずないか…)
「やっぱり最高ディーラーの賭け事となると静かだよねぇ。ね?ロッソさん?」
「寄るな」
「ハハ!怖いねぇ、君の部下達。ごめんごめん」
「アポクリファ。最高ディーラーとしてもう少し…」
「「ちゃんとしろ」だろ?分かってるって。あ、ほら見えてきた見えてきた」
「あれが…バカラルームの最高ディーラー」
「面白い見た目してる…」
「口元が隠れてる?」
「えぇ、彼はあまり口元を見せたくないようなので」
「お〜い。アムネシア!どんな感じだ?」
テーブルに挑戦者と共に隣合わせで座っている最高ディーラーのアムネシア。彼は口元を黒い面頬のようなマスクを着用して、アポクリファの方を鋭い目つきで見つめる
「……見てわからないのか?」
「いや、報告は受けてるけどな?……挑戦者さん大丈夫〜?」
「これが最後…勝たなきゃ…勝たなきゃ。人生が、かかってるのに」
「大丈夫だな!」
「いや、錯乱寸前だよな!」
「うん、錯乱一歩手前や」
「それでは。お二人様。プレイヤー、バンカーどちらにお賭けなさいますか?」
「プレイヤー!プレイヤーに60チップだ!」
「おぉ、勝負しに来たな」
「あらあら、いいのかしら?」
「え?どうゆう事?」
「お前さん達。見てりゃ分かるぞ、最高ディーラーさん達のやばさがな」
「……タイに全チップを賭けよう」
「え!ぜ、全チップ?」
「うわ〜、なんかすごいことになってきたね」
「やば…頭いかれてる」
「ここにいる奴らは全員イカれてるさ。ほら、そろそろ決着がつきそうだろ」
「では…手札をオープンいたします」
カジノなんてルール知らないからウェブで調べまくってる。VIPルートにいるのは金持ちとか、ちなみにアムネシアは冷静沈着。




