ブラックジャックルーム
「まずは入り口からすぐにある僕のルーム。ブラックジャックルームを案内するよ」
「懐かしいな」
「そうだね。今でも覚えてるよ。君に負けたこと」
「なんだ?未練たらたらか?」
「まぁそんな感じかな。さぁ!ここが僕のブラックジャックルームだ!」
アポクリファが扉を勢いよく開けると数々のポーカーテーブルが規則正しく並んでおり、テーブルにはディーラーと客でかなり賑わっていた
「…ねぇ。VIPルートは自分自身を賭けるんじゃないの?なんか普通に楽しそうじゃん」
「そのルールが適応させるのは最高ディーラーだけでね。その他は普通のカジノと大して変わらないが…難易度が跳ね上がるからスリルを味わいから大金を払ってまでVIPルートに来る人達もいるんだよ」
「あ〜、なるほど」
「お、なんかこっち来てるぞ」
「アポクリファ様!おかえりなさいませ!」
「あぁ…出迎えどうも」
「はい!こちらは?」
「客人。今案内してるところ」
「そうでしたか、ではもう行かれるのですか?」
「いや、まだいるつもりだ。ブラックジャックの面白さも教えてやりてぇしな」
「分かりました!では私はこれで!」
「……元気な子だね」
「僕が育てたようなもんなんでね」
「なにそれ優しい」
「たまたま拾ったんだよ。大地震で家族が死んでしまってたから」
「いいとこあんだな。お前も」
「この話はここまで。もっと詳しく案内します」
「お〜!」
「まずブラックジャックのルールについて歩きながら説明する。ブラックジャックはトランプのカードの数字の合計で競う賭け事で。21にどれだけ近いかで勝敗が決まる。2〜9はそのまま、10、J、Q、Kは全て10点。Aは1点。もしくは11点とどちらに数えてもいい。手札はそれぞれ最初に2枚配られ、そこから新たにカードを引いてもいい。ディーラーは17以上になるまでカードを引き続ける。ただし21を越えると絶対に負け。ちなみにその最初の2枚が21の場合はほぼ勝ちみたいなものだ、ディーラーよりも21に近ければ勝ちだしな。意外に簡単だろ?」
「なんとなく?」
「一応分かったが…」
「なら実際にやってみまよう!」
「は?」
「やるって…まじで?」
「待ちなさいアポクリファ。早とちりは駄目です。案内を全て済ましてからやるという事でしたよね?」
「あ!そうだった!それじゃ後でやろう!」
「次はここから近いバカラルームへ行きましょう。あそこは今最高ディーラーと対戦してるらしいですよ」
「お!これはちょうどいい。早速行こう!」
「バ、バカラ?」
「よく分かんねぇ…」
「まぁ行けば分かるぞ。バカラも面白いしな」
「やったことあるんだロッソ」
「普通の趣味程度にな」
「じゃ僕は出ていくからよろしくね」
「「はい。アポクリファ様!」」
「てか…案内を全て済ましてからって…。もしかして…」
「どうしたのみうちゃん!行くよ〜!」
「あっ。待ってつっくー!」
(……変な予感が外れますように)
ブラックジャックルームはざっとこんな感じ。ちなみに詳しく書くとブラックジャックルームはテーブルが全部で18台あり、真ん中は通路として両サイドに9台ずつある。最高ディーラー専用テーブルは通路の突き当たりにあって1段高い場所にある




