いざ、裏カジノへ
「にしても廊下長いね」
「あ〜。裏カジノは一般ルートの反対側に作られているので、必然的に廊下が長くなってしまって」
「……チップ」
「5…チップ。賭け」
「よろ…ですか?」
「ん?なんか声が」
「この壁のすぐそこが一般ルートになってるんだ。だからこう賭け事の声が聞こえるんだよ」
「ロッソさんの言う通りです。位置からしてここはルーレットの賭け場ですね」
「あの…賭け場ってどれくらいあるんですか?」
「いい質問!このカジノ内は一般ルート、VIPルート共にブラックジャック、バカラ、ルーレット、シックボー、テキサス・ホールデム、丁半。これら6つの賭け事ができる。そしてVIPルームでは1番腕があるディーラーが6人存在する」
「その一人があなた?」
「そう!僕はブラックジャックルーム最高ディーラーのアポクリファ。かなり歴は長い方だよ」
「そういえば…ロッソが勝った最高ディーラーって誰?」
「ん?こいつだが?」
「え、アポクリファに?」
「わぁお…そしてそいつが案内人とか因縁か?」
「たまたまだよ。偶然僕が案内することになってね」
「お前の偶然っていう言葉はいつも信用ならない」
「なんでだい?信用してくれてもいいじゃないか」
「すっごくギスギスしてるな」
「負けたら誰でも意地は張りたくなるでしょ」
「そんなもんだよな…」
「さて、そろそろ着きますよ。準備はいいかい?」
「つ、着くのか…」
「はい。ここですよ」
「ここ?」
「ただの壁じゃん!」
「まぁまぁ。少し待ってくださいな」
アポクリファはそう言うと壁に向かって手を当て
コンコン
「捨てられた片割れ。奴隷。裏切り。絶望。貧困。処刑。これら全て神の名の元に」
「…これって」
「合言葉だな。まだこれ使ってんのか…」
「酷いなぁ。僕たちは誰一人として変わってないからね。合言葉も変わらないんだよ。それよりも…」
「ん?」
「ここからはVIPルート。ここで賭けるのは金じゃない。自分自身を賭けなきゃならないルールだ。分かってるだろ?」
「………」
「さぁさぁ!ご覧あれ!これこそ僕たちが誇る裏のカジノ!黄金の楽園へ!」
「うっわ〜〜〜!」
「すごい!」
「きらびやかで豪華!」
「ふん。変わんねぇなここは」
「あら。これはアポクリファ。まさかのご来客のようですね?」
「うぇ!?」
「あ、どこかで見たことが?」
「紅葉?」
一同を出迎えたのは着物を来た女性だ。そしてその容姿はどこか浄化のリーダーである雪見紅葉とよく似ていた
「紅葉?いえ、私は春見陽炎。丁半ルーム最高ディーラーをしております」
「あっ、最高ディーラーの方!?」
「そうだろう?僕を負かしたロッソさんに……」
「あ?」
「三大組織の審判の皆さんだ」
「…あの…三大組織の一組の?」
「あぁ。すごい来客だろ?」
「ボス。周りを見てみましたが、セッテらしき者は…いませんでした」
「ちっ。そうか、分かった」
(どこにいるんだか…)
「少しカジノを見て回りますか?」
「いい案だね陽炎。それぞれルームを案内するよ着いてきて」
最高ディーラーの皆様は三大組織に敵意ましまし。ちなみに先ほどまで陽炎は賭け事をしてました




