訪問
「もしもの時のために武器だけ準備しとけ」
「「了解」」
「足音が止まった…どうやらドアの前にいるみたい」
「来るか…」
カチャ
静かにドアが開けられる。そこには
「よう、また来たぜ。って…なんで武器を構えてんだ?」
「あ〜…ごめん。いきなり来たもんだから敵かと」
「まぁ連絡をよこさなかった俺も悪いがな。ちょっくら手伝ってくれねぇか?」
「手伝うってなにを…」
「少し前から部下の一人がとある所に潜入しててな。ここ数日そいつからの連絡が途絶えちまったんだ」
「その部下を探せと?」
「あぁ」
「待て待て。私達が君たちの所に行った時は15人全員いたじゃん!」
「たまたま帰ってきてたんだ。情報を伝えるためにな」
「帰ってきてたんだ…」
「一応部下の名前を書いてもいいか?」
「セッテ。こいつだ」
「おぉ…写真まで」
「どれどれ〜」
「この子か!確かにいたね!」
「へ〜、身長大きいね」
「髪を一つに纏めてるんだ」
「それで、この子はどこに潜入してたの?」
「賭博場さ」
「裏カジノ?」
「そんなの知らないが…」
「ただの賭博場じゃない。社会から隔絶された裏に生きる者達が住んでいる危険な場所だ。小さな町みたいなもんだな」
「なんでそんなところに部下を?」
「一番の理由はいきなり出てきて名前が知れ渡ったことから、何かあるんじゃないかって思ってな。こうゆう潜入にはセッテが得意だったからな」
「でも俺達は知らなかったな…」
「そりゃ、三大組織に目をつけれたら終わりだからな」
「うまくやり過ごしてたのか…」
「どうする?今から行っちゃう?」
「待て待て…情報は無いか?そのセッテって言うやつが情報を伝えるために帰ってきてたんだろ?」
「その通りだ。おい」
「はっ」
ロッソの右側に控えていた男がロッソに紙を手渡す
「これが情報だ。ざっと話す。メモでもなんでも取れよ」
「分かった。話してくれ」
「まず。普通にカジノはある、そしてその賭博場を中心とした周りには住む家などが建ち並んでいるらしい」
「だろうな」
「カジノには2つのルートがある。一般のやつらが入れるルートとVIPルートだ」
「おぉ。よくある」
「一般のルートはごく普通のカジノだ。だが、VIPルートは違う」
「どのように違うの?」
「ディーラーがそもそも違うそうだ。それぞれ専用のカジノルームを持っていてそこを仕切っている最高ディーラーと呼ばれるやつらが直々に手合わせしてくれるそうだ」
「なにそれすご!」
「だろ?だから勝った時の報酬もすごいが、負けたときの賠償もデカい。自分の人生を賭けなくちゃいけねぇかんな」
「自分の…人生を?」
「そうだ。最高ディーラーに勝てばそれは賭けなくていい。いわゆる初回限定みたいなもんだ」
「そんな初回限定嫌だよ…」
「そんな最高ディーラーに勝てるのか?」
「勝てるぜ」
「なに根拠のないこと言って…」
「根拠ならある。この俺がな」
「え?」
「へ?」
「ボスはその最高ディーラーとやらの勝負に勝っています。つまり、ボスこそが勝てる根拠なんですよ」
「……ロッソの評価が爆上がりしてる」
「イカサマ使ったけどな」
「えぇ!?」
「いや、むしろ使わないと勝てないんだ。向こうも使ってるしな。イカサマにはイカサマをするしかないだろ?」
「確かにそうだけど…」
「とりあえず今から出たい。セッテがやばそうだしな。行けるか?」
「どうだ皆」
「「行けるよ!」」
「全然オッケー」
「行けま〜す!」
「…行く」
「やってやるぞ!」
「頑張ろうねつっくー!」
「もちろんみうちゃん!」
「がんばる!」
「……というわけだ。早速行くとするか」
「さすが話が速いな。なら出発するぞ」
次は裏カジノへ潜入!どんなところかはお楽しみに!ちなみにロッソは普通に頭いい




