時は金なり
「……遅い…」
「今30分経過〜」
「あいつら…時間守れないのか!?」
「帰ったらまじで怒るか」
「3人そんなに殺気駄々ないでよ。本でも読んでいよう」
「そうだがな…」
「ん?なんか走ってくる音しないか?」
「本当だ。まぁ予想はつくけどね、波奈ちゃん?」
「足音は一つ。だけど気配は二つ、これから考えられるのは…」
「うぉぉぉぉ!」
「狭いとこで走るな!危ないだろ!」
「ほら、やっぱり」
「おっ!見えた見えた!」
「見ないでくれ…」
「わぁ…おんぶだぁ」
「おんぶしてるね。面白い」
「たむの耳真っ赤だ」
「あの年でおんぶは恥ずかしいだろ」
「だろうね」
「っとぉぉ…!すまん遅れた!」
「お、下ろして…下ろしてくれ」
「すまんすまん。下ろすって」
「全く…こんな年になっておんぶされるとは思わなかった…」
「お前が遅いからだ。俺の速さにまだついてこれてないからこれをした方が効率がいい」
「それでぇ?」
「ひっ…!」
手が酪太と咫村の肩へ伸びる
「なんで遅れたのかなぁ?」
「つ、つつっ。つっくー?これには訳が……!」
「許して…」
「その話は上で聞こうか?」
「えぇ…」
「予想以上につっくーが怒ってたな」
「私もガツン!って言いたかったけど…」
「つっくーがあの感じだしな。俺も言いたかったが、つっくーが全部言ってくれそうだしな」
「私達も上に上がる?」
「そうするか」
「各自本持って上行くよ〜」
「は〜い。いくら、これ持って」
「はぁ!?なんで俺?」
「持ちきれないから」
「いや、いうて数冊だろ鷹樹」
「その数冊がきついの。代わりにいくらのやつ持つから」
「まじ!ならいいわ」
「ほぼ私欲の本しかなくて…」
「それな。探したけどあんまりなかったし」
「お〜い。閉めるぞ」
「ま、まって!」
「ひどくない!?すみちゃん!」
「冗談だって、まぁ速く上に行きたいが…」
「分かったからちょい待ち。これを仕分けしたら行く」
「鍵もらっとくから、自分達で閉めるよ」
「そうか?なら先に行ってるな」
「はいは〜い」
「さて、戻った」
「あっすみちゃん」
「……怒られたか?」
「それはもうこっぴどく」
「つっくーは時間厳守絶対だからな」
「はぁ、酪太があんなとこ行きたいって言わなきゃよかったんだ…」
「好奇心には勝てない」
「お前って奴は…」
「そういえば他の3人は?」
「まだ紅璃と波奈と威手ちゃんは下で本の仕分けしてるからまだ来ないかもよつっくー」
「そう。ありがとう。じゃぁいる人だけでなんの本見つけたか言っていって欲しいな」
「了解」
時間には厳しいつっくー。ちなみに書庫の端の方から入り口までかなり距離があって、酪太ほどたむは速くないから仕方なくおんぶという形に




