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硬い扉

「うわ…まじであったんだ」

「こんなのあるなんて気づかなかったな」

目の前には地下へと続く階段があった。薄暗く明かりは一切ない

「怖っ!」

「よくホラー映画で見るやつ」

「これ最初に行ったやつがほぼ確で死ぬよね」

「あるある〜」

「こうゆう時は…皆で行くんだ!」

「ちょ、威手(いで)ちゃん!?」

「なんで後から押すのさ!」

「皆で行けば怖くない。でしよ?」

「だとしても一気に駆け下りるのはぁぁぁ!」

「違う意味で怖い!」

「ムリムリムリ〜〜!」

(あっ…踏み外した…)

「なぁぁぁぁ〜!」

「い、勢蔵(いせくら)!」

「いってぇ…」

「おいおい。大丈夫か?」

「一応…」

「さすが体は頑丈だな」

「そりゃどうも…それで?この扉の先が書庫なんだな?」

「そうだよ。かなり年季入ってるでしょ」

「開くよな。これ」

「開くはずだから大丈夫。見てて。ふんっ!」

「つっくー…。びくともしてないぞ」

「あれ?なんでだろ…最近出入りしてなかったからかな…」

『この劣化具合からしてかなり出入りしてないように見えるんじゃが…』

「……と思金(オモイカネ)が言ってるけど。実際に入ったのは?」

「えっと…2〜3年前ぐらい」

「それ最近じゃないから!」

「2〜3年はギリ最近じゃないだろ」

「すいません…。で。誰か開けてください」

「こうゆう時は力持ち3人に頑張ってもらう」

勢蔵(いせくら)威手(いで)ちゃんは分かるけど…あと一人は?」

「そりゃ紅璃(あかり)だろ。こいつ普通に力あるぞ。ゴリラだしな」

「はぁ!?女子に向かってその言い方はないでしょ!あんたに一番言われたくない!い・ち・ばん!」

「この3人で頑張って開けるってことだよね。みうちゃん」

「そうだよ威手(いで)ちゃん。頑張ってね!」

「2人も頑張れ〜」

「ファイト…」

「たむ…お前。それ応援してるのか?」

「応援してる気」

「おまっ…」

「はいはい。では力を合わせて開けましょう!」

「なら俺は扉のここ持つから。2人指とか挟まないように持てよ」

「持ったよ〜」

「ここでいいなら」

「よし。いくぞ!せ〜の!」

ビキピキ

「動いてるかっ!?」

「めっちゃ少しだけ動いてる!」

「え〜。これでも全力なんだけど!」

「ちょ…アレス!」

『なんだ?苦戦してるな』

「手伝って!まじで動かないの!」

「神さま使うなら。天手力男(アメノタヂカラオ)!」

『呼んだか。』

「おう!手伝ってくれ!」

「……インドラはいいや」

『なんでだよ!目をそらすな!』

「もう十分戦力集まってるし」

『いや!俺もやる!』

「えぇ…もう十分なのに」

『うるせぇ!やりたいんだよ!』

「揃ったならもう1回いくぞ。せ〜の!」

ギギギギ

「お!動いてきてる!」

「いいぞ!その調子!」

「やっぱり神さまも加わったほうが早いね」

「さっすが!」

ギギ…

「あと少しだよ!ほらほら頑張れ!」

「こぉのぉ!」

「ぬぉ!」

『かなり錆びているようだな』

『動いてるが…重めぇな。おい!』

『任せろ。』

天手力男(アメノタヂカラオ)?なにをしようとしてるんだ…?」

『こうする。』

ベキベキッ

「と、扉がぁぁ!」

「見事に()()()ね…」

「いとも簡単に…」

「えぇ…俺らの努力」

『最初からそれをすればよかったのでは?』

『あんまり。壊したくなかった。』

『うむ。いいだろうアレスとやら!書庫に行けるのだからな!』

「新しい扉買わなきゃね」

「だね。手作りでもいいかも」

「この扉は後で付け替えるとするか」

「まぁ、結果オーライってことで書庫にレッツゴー!」

「「「いぇぇぇぇい!」」」

まぁ怪力3人。勢蔵と紅璃と威手ちゃんですね。元々この3人は力強い。ちなみにアメノタヂカラオはできれば扉壊したくなかったけどもう仕方ないって思って壊して開けたという少し脳筋?

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