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僕はここにいるぞ

作者: ももたろ

少し、少しだけ誰かに見てもらいたいだけです。

疲れてるだけなのかもしれません。


僕が僕のことを僕だと錯覚していたのは

いつからでしょうか 1日1日を踏みにじって

時間ばっかりがすぎていくことに

仙椎から脳髄まで自己申告制で電波

僕の中で何の言葉にも言い表せないような

でもここで言葉にできているわけで

そんな言葉 文字 をここに記している

自分でもこういうことを書いていて

少し恥ずかしいような気持ちもあるけど

僕は僕のこの憤りの様な葛藤の様な

形容しがたいナニカ もしくは空虚

自分の中 あなたの中 それはきっとあるはずで

知らず知らず忘れている

それか気づいていないだけ

今から触わりにいくネ 大丈夫 みんなおなじだ

渇いた喉が 潤いを欲するように

野生が火を恐れるように

これは必然的な必然であり 周知の事実


0:46 記憶の奥底 眠り込む 古いアルバム

夏が過ぎていく 立ち止まる もう一度思い直す

こみ上げる 蘇った記憶 脳内にハッキング

して また呼び覚ます フラッシュバック

あの日の記憶 いい思い出ばかりなのにな

悪い思い出も今思えば 今だからこそ

とかそういう話じゃなくて

全部閉じ込めて もう二度と開かない 戻らない


いつの間にか忘れていた 思い出がよぎる

気づけば 自尊心 ばっかり 低くなっていて

鬱陶しいプライド 本能 スクールカースト

人間関係 上辺だけ 薄っぺらい しょうがない

そう思ってしまう自分が恥ずかしい

一昨年の誕生日に親父がくれた

ソーラー式のエネルギー切れの時計

日が当たれば動き出す 針が回る 時を刻む

歯車が動き出す 1分1秒を進めていく

道端のトイレットペーパーに情が移る頃

もう少し夢を見たいと思った 眠らせてくれよ


不眠症 人情 薄れてしまった関係性

無性に会いたい がもう叶わない

いつの間にか遠ざかっていたあいつ

あいつ今頃何してるんだろうな

こんな気持ちだったのかな 疲れてるのかな

お前がどこでなにしてようが

いつでも聞いてやるぜ調子はどうだ

辛くないか 困ってないか 出来ることはないか

いつでも頼ってくれよ 俺はお前の味方だから

深夜2:46 住宅街 跨る 走り出す 行く宛もなく


人のいない 夜の街を泳ぐ 住宅街で蠢く

徘徊するのはいつもの散歩道

右手に煙草 左手にスマートフォン

両耳にはめたイヤホンからたれ流される

音楽はどこか虚しく 右から左に流れてく

照らされる懐中電灯 もう少し ここにいさせて

暗がりの中 3:46 警備員さんご苦労さまです

寝て起きて 明日になれば 気持ちも晴れるか

また繰り返す ごめんなさい 許してください

失敗して後悔 調子はどうだ 良いわけないか


19歳 ずっと言わなかったADHD

言ったからって今がどうなる訳でもないし

結局 自分で乗り越えるしかないのかな

溜まるストレス 飲酒 喫煙 自慰行為

全て全部自分に跳ね返ってくる

背水の陣 逆境の中進む 立ち向かう勇気

フルカウント 自分との勝負はもう後がない

現実は簡単じゃない だから だからこそ

ここから意地でも頑張るしかないんだよ

前に前に 上に上に 足元を掬われないように


毎日が想像通り に進む訳もないし

君は言った 辛いのは君だけじゃない

でも辛いものは辛い 痛いものは痛い

俺の痛みが理解されてたまるか って思うよ

別に傷つけたい訳じゃない

ただ俺の話す言葉をちゃんと聞いて欲しい

ただの言葉の羅列 違うこれは戯言

何事でもないようにただ俺を見ていて欲しい


10:46 鳴らす爆音のアラーム ミュージック

目を覚ます 朝が始まる 1日のスタート

鳴り止まないBPM120くらいのリズム

俺は今どんな顔してるんだろうな

普段見ない鏡を覗き込んでみたりして

今は19歳 毎朝どうでもいいニュース

約束の時間に今日も遅刻してしまった

なかなか起きれない 時間にルーズ 2019年

365日 大吉 な訳もなくて 度重なる葛藤

劣等感に大惨敗 そんな日の翌朝だから

今日くらい楽しくなれると良いけどな


俺には俺の世界があるけど

自分1人でみんなの世界が回るわけもなく

毎日が想像通り に進む訳もないし

むしろ自分が消えた方が良いのかとも思う

先生は言った お互いに謝って仲直り

薄っぺらい平等感が価値観を壊していく

俺の価値観を誰か理解して欲しいって思うよ

自分の中では世界は自分中心に廻ってる

輪廻転生を繰り返してまた人間になりたい

俺は俺 君は君 心配しなくていいよ

ありがとう 大丈夫 ありがとう 俺は大丈夫

叫ぶ歌う吠える 今ここから始まるはずだから

だからだから 気のせいか じゃあ始めようか


夢を語れTokyo 礼儀の国Nippon

そうそうそう言えばこの前さぁ

直ぐに話をそらす 目を背ける 悪い癖だから

現実と向き合わず逃避行 どうしようもない

しょうもないやつ どうにでもなってしまえ

何も分からない 震える体にムチを打つ

鞭が痛すぎて無いはずの飴の甘さが霞む

遠のく意識 まるで蜃気楼 いつからか

他人と目を合わせられなくなってた


大して仲の良くない奴の他愛ない一言に

傷ついてそれに疲れて 泥の様に寝る

段々と自分の本心と距離をとり始めた

不透明な未来と明確な過去に挟み撃ち

後悔をしてもしょうがないから

ポジティブに生きていけたらどんなに

いや、僻みか、自分が変わるしかないのかな

妬み嫉み嫉妬心からくる自虐的思考

今日は十分頑張ったと思う だからごめん

少しだけ横になりたいんだ 少しだけでいい

大丈夫 きっとこの先はお前の出番は無いし

やることもないならどっかで眠っててくれよ

今まで散々世話になったよ ありがとう


1:46 ふと目が覚めると辺りは暗く

車の助手席に座る糞ガキの頃の俺

フロントガラスには 先の見えない道路

それと山 真っ黒ででかい山

たれ流されている ノイズの走るラジオ

念仏のようにブツブツと呻くパーソナリティ

運転席には黙って運転する顔のない誰か

俺は怖くなって目を瞑る そこで夢の終わり

ずっと ずっと覚えてる いつか見た夢の記憶


23:46 音が鳴り響く 隣人のセックス

ダラダラと続く 怠惰なる生活に嫌気が刺して

錯綜する情報と溢れ出る日々のリビドーから

飛び出した Run and run 爛々と光る蛍光灯

記憶のハイウェイ 釣られて飛び出す夜光虫

全部投げ出しちゃうなんて勿体ないよ

問題無いが問題外 価値観の違い 安心感と信頼

世界観 思想統一 反戦国家 反撃の狼煙

優越感 に浸り込む 巻き込む まるで詐欺師

でもここから これから っていう話だから

大事にしてた物全部捨てる 1からやり直す

詰め込んだハンバーガーでむせ返り

すかさず手にした350mlの缶チューハイ

蒸留するアルコール 路地裏 1人で立つ坊主

呼んでもない 来るはずもない誰かを待って

待ちぼうけ 気づけば 日が昇る方へ


5:46布団に潜り込む SNSに上がってる

誰かもわからない女の自撮りと

政治批判 楽しそうな顔 全部嫌になっちゃって

柄にもなく 叫びたくなって 黙り込む

布団の温もりが暑さに変わる頃

汗ばんだ肌を拭って起き上がる

開いた冷蔵庫にはウィスキーと麦茶

それと飲みかけのハイボール

炭酸が気持ち悪くて吐いた後に目の前に星

便所で見た流星群が綺麗で綺麗で

目を覚ましたら多分十時頃 きっとそう

目やにが付いたまま 顔も洗わず家を出る

目的地は決めずに歩く そんな日にしよう


踊ってくれ 君の手を引いていく Shall we do

全身で感じていく 五感とシックスセンス

溢れ出るエナジー まるでMonster の様に

五体満足 四肢不自由なく 全身で君を感じる

ベッドの上 エクスタシーと気だるさの狭間で

感覚剥き出しの数分間 その間に僕は

一体何を感じとることが出来るのだろうか

君に悪い夢を見てるなんて言葉は言わせない

だってここは僕の幸せな時間だから

君に拒否権はないよ だから文句は言わせない

だってここは僕の夢の中だから 気持ち悪いね

いつか いつか が何時しか口癖に それでも

必ず死ぬって書いて必死にやってきたよ

このまま一緒になろう全部どうでも良くなる

僕は僕で君は君 近いようで遠い 太陽と月

そんなのはどうでもいい 今がこの瞬間が

僕には勿体ないくらい眩しく輝いている

夢ならば覚めないで ずっとまどろみの中

吹き出る汗に悶々と熱くなる身体

このまま一緒になろう 全部どうでも良くなる

脳がドロドロに溶ける その瞬間までさ ねぇ


独り歩きしてる性善説が 裏路地で踊り始める

通り過ぎる人の目と流行に踊らされる

無垢な少年が人工物と宗教に鬱憤を溜める頃

名も無いクソッタレの神が人類に審判を下す

野垂れ死んだ娼婦の厚く塗ったリップも乾く

場末のバーカウンターで もしくは高架下で

行き場のないホームレスもしくは普遍的なサラリーマンのカップ酒が空になった頃に

心臓の奥底で悪い蟲が巣を作り始める

夢の中それとも白昼夢?不思議な感じだよ

例えるなら白夜もしくは白い太陽もしくは…

隠れた月灯り そこに正義を感じる時

沈まない太陽にブッ刺した嫌気と憤りに苛立ち

少し先の未来 そう見えもしない明日の先

虚しさの中に幸せを感じる時

吸い終えたタバコの火が消える様に

もう僕はここに立っていない そんな気がする

自分が誰かも分からなくなった僕ら

いつの間にか歩き出す走り出す

なるべく明るい方へ駆け足で向かう

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