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メランコリック ヘヴン 記憶の破片  作者: 倉木英知
九つの死に至る罪
9/60

恋する乙女 長調


私はー

人の痛みが理解出来ない。


何故ー

そんなに顔を歪めるのか。

何故ー

そんなに傷口を塞ぐのか。


そういった事が理解出来ないのだ。



私自身がー

痛みを感じない体質なのだとー

後になって知る事になった。



痛みとはー

限界を知らせたり、危険を知らせたりするー

防衛本能だ。


私はー

痛みとはー

どんなモノなのか知りたくなった。



でもー

自分を傷つけた所で感じる事は無い。


だからー

私は…。





聖堂学園に入学してー

暫くしてからだ。


私はー

恋に堕ちた。


彼はー

いやー

彼女はー

心が壊れていた。



切なく儚い横顔。

痛ましいと感じさせる程の感情。


其れを見ていたくてー

感じていたくてー



私はー

化物の伴侶になる事を決めた。








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