前へ目次 次へ PR 27/60 独白 物心ついた時からだ。 人に触れると云う行為に嫌悪感がある。 指先で触れても。掌で触れても。 皮膚が触れるだけでも。 人の生命の温度が此方に流れてくる事がー どうしようもなく厭なのだ。 初めてー 手を握った時も…。 初めてー 口付けをした時も…。 違和感が身体に纏わり付いた。 生命の温度が私に侵蝕する度にー 私が私で無くなる。ーそんな感覚で満たされた。 そしてー その生命の温度が…。 心と云われるモノだと気付くと…。 尚更に厭になった。