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第3話 面倒の再来

 東に作られた窓から朝日が差し込みボクを微睡みから引っ張り出す。うん、いい朝だ。ボクは目覚まし時計があまり好きではない。朝からうるさい騒音を聞きたくないのだ。だからボクは陽の光を目覚ましの代わりにしている。隣が空き地で本当に良かった。


 朝の支度をさっさと済ませ、いつも通りの時間に学校へ出発。そしていつも通りの時間に到着。今日は余計なものをポケットに入れているので若干の違和感がある。


「 おはよ……う?」


 クラスメイトのみんなに挨拶をするも、何か様子がおかしい。クラスの雰囲気が凍りついているのだ。どうしたのだろう?

 まさかクラス一の美少女であるは御堂さんがレズビアンであることがバレたのか!男は美少女とあんなことやこんなことができる希望が潰えた絶望、女子は同性愛者になってしまうかもしれない未知の恐怖と期待を抱いているのかもしれない。まぁ、どうでもいいや。


「 おい、相澤(あいざわ) 誠治(せいじ)

「 なに?」


 わざわざボクをフルネームで呼ぶ人物は我が親友、剛田(ごうだ) (つよし)くんだった。名前からして強そうな彼は体つきがすごい。190センチの身長にはち切れんばかりの胸筋と上腕二頭筋。精神的にも強靭で何が起きても動じない。ボクは理想の日本男児は誰かと聞かれたら迷わず彼の名前を挙げるだろう。

 さて、そんな親友はかなり深刻な顔をして


「 お前がある女生徒に無理やり迫って全裸にしたのは本当か?」


 とんでもないことを聞いてきた。どうやらボクは面倒な状況に巻き込まれているようだ。どうせ犯人は御堂さん、君でしょ。

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