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エッセイシリーズ

朝日は拝まない

作者: 夢野亜樹

私はこの3日間、貧弱な身体を鍛えあげるでもなく、空っぽの脳に知識を与えるでもなく、ただダラダラすることに精を出した。まず、YouTubeでワンピースの名場面とカイジの名場面を見てそして理由もなくスマホをいじり四畳半の部屋で一人過ごした。外へは行かず、しかしポケモンGoを起動し、近くにレアなポケモンがいる場合は別。そして私は1時間おきにポケモンGoを起動した。

無駄に無駄を重ねてようやく無駄の向こう側行ったと思うと私は遂にノートと万年筆を持ったのだった。

時は大海賊時代。いや18日の水曜日のことだ。まだワンピースが頭から抜けない。AK-69と言うラッパーのライブを観に日本武道館に行ったのである。武道館は私が高校生の時に初めて行ったアーティストのライブ会場であり、大学の入学式が行われた所である。私にとってゆかりの地なのだ。

しかし中間試験の前日にいくバカがいるか!

最寄りの九段下駅(以後八段駅)ではAK-69に近しい服を着た人やゲストで出演するUVERworldのTAKUYA∞が着ているブランドで全身を固めているもの。生まれは北海道で育ちは青森県だが川崎の工場地帯でラジカセ持って仲間とラップしてた風の格好の者。12月上旬の気温にもかかわらず、へそを出し友達の子に「寒いぃぃぃ」と駄々をこねる者、様々な人間がいた。ちなみに私はブルージーンズにパーカーとミリタリージャケットを着た。(これは雑誌のコスプレである)

ライブは6時開場で7時開演だから近くの吉野家で350円の牛丼を食べ5時40分に武道館に着いて並んでいた。おかげで開場になってすぐに中に入れたのですぐにトイレに行き、ファーストキスならぬファースト便座をいただき、指定席に着いた。腕組みをし、「これから歴史が変わるようなライブが始まる」と呟き、瞑想していたのだか7時を過ぎてもAK-69のAの文字もない。そう、彼は遅刻をしたのだ。しかし彼を責めてはいけぬ、約1万人の客が動きそこにスタッフまた、様々な団体が関わったのだ。問題の一つや二つあったかも知れない。それに私は数々の遅刻をしていた。10いや50いやそれ以上かも知れぬ!

ライブは15分後に始まり、実に良いライブだった。

ライブの内容は本当に最高だったからここには書かないでおこう。それでは。


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