第9話「俺的珍事件」
第9話「俺的珍事件」
翌朝とても柔らかく気持ちのいい目覚めをした。これは!
【あ・ぅ・・ん】
エルートの胸に顔をうずくめていた。急いで離れるエルートを見ると起きていて目が合う。寝ていて無意識とはいえ本性が出てしまった。これは怒られると覚悟を決めていると。
【おはようございます。】
【おはよう】
普通に挨拶された。どことなくエルートの顔が赤くなっていたような気はしたが、どうやら怒ってはいないようだ。朝の挨拶を済ませると、エルートは朝食を取りに部屋から出て行った。
朝はパンにスープ食事をすませて、町に出る。
昨日、町に着いたのはそれほど遅くなかったと思うが、朝には人がそれなりに人が居た。
大きい町ではないと思うが、町の人を見てビックリというよりも嬉しさのあまり叫びそうになった。色々な種族、人族はやはり多いいが、目に入るだけでも、猫耳、犬耳、リザードマン、ドワーフやっぱこの世界に来て良かった。まだまだこの世界には他の種族も居るかもしれない、期待は出来る!
俺が周りを見渡して居るとエルートが腕にくっついて来る、何か察知されたのだろうか。
まずは身の回りの物を買いに行く事にしよう、とは言え場所は分からない。小さな町と言ってもそれなりの広さ、ある会う人に道を聞き服屋など行きたい所を聞いて周った。
まずは服屋。自分の着替えも欲しかったが、エルートの服を買ってあげたかった、確かにローブ姿も可愛いよ!元がいいからね。手を出せない欲望を満たす為では、ないがもう少し可愛い服を買ってあげたかった。
早速服屋に入り、女性用の服の売り場に行く。
【まさか。私の服ですか?】
【勿論。今のローブでもいいけど着替えは必要でしょ。エルートも自分が欲しいの選んでおいで。】
【本当によろしいのですか?私は奴隷なのですよ。】
【奴隷に服買ったらいけなかった?今後もだけど、俺のやる事は普通と違うから気にしないでいいよ】
【はい。ありがとうございます】
エルートは服を選びに行った。その間に所持金を確認!高そうな服屋ではなさそうなので大丈夫だとは思うが、この先色々買い物に行こうと思って居たので確認は大事だ。
腰に付けていた袋に入れていたが枚数が増えてきたのでアイテムボックスに入れて有った、袋の中の銅貨を数え、エルフの里で貰った銀貨をあわせると、銅貨が・・・・・いっぱい店でとても数えてられない。銀貨は23枚だった。
エルフの里から出た後に2日で魔物と約30匹くらい戦闘して1匹の魔物が銅銀貨3枚落とすから90枚くらい、里に着く前にも何匹か倒していたから最低でも90枚以上は有る、この世界の通貨で900クル以上。何とかなるだろう。銀貨だってあるんだし。
大体の手持ち金も分かったのでエルートの服を選ぶ。おぉぉ!これはミニスカートっぽい。膝上5センチくらいだろうかこれは買いだな!手に取り上着を探す。今居る所は寒くはないかと言って、暑すぎるわけでも
ないので上着はシャツでもいいだろう。エルートが戻って来て何着か持って戻って来る。
【どれがよろしいですか?。】
【エルートの好きなのでいいよ】
笑顔で戻り、自分の気に入ったのを持って来る。戻って来たエルートは上下1着しか持って来なかった。
【上下2着は持っておいで。】
【よろしいのですか。・・・ありがとうございます】
エルートは何か言いたそうだったが、さっき俺は普通とは違うからと言った言葉を思い出したのだろうか。言うのを辞め服を取りに行った。上下2着持って戻って来る。下はズボンっぽいのとロングスカート、上着は2着とも肩や背中が見えるちょっと露出が多めのやつだった。俺が選んだ服を見せる。
【私が寝る時に着る服でしょうか?】
【いや。特に決めてないけど普通に来てもいいと思うよ。】
え!っとした顔になるエルート。この世界では短めのスカートは寝る時様なのだろうか?
エルートの頬っぺたがほんのり赤くなり、俺の近くに来て耳元でかなりの小声で
【このような短いのを外で穿くと・・あ・の・・・。】
【どうしたの?小声で何?】
【・・・お尻が・・見えてしまいます。】
【パンツがって事?】
【パンツ?それは何でしょう?今もですがローブの下には何も着ていませんよ。】
なんだと!!エルートが下着を知らないだけなのか、この世界に下着という物が存在しないのか。
エルートの今着ているローブは確かに見た目では下着をつけているかは分からない。何度かくっついた時にブラジャーはしてないんだろうとは思ったがまさか下まで無いとは。
エルートをその場で待たせて、店内を見回った。下着というのは存在していないらしく胸にさらしの用に使う物は有った、女の子の日の期間のみに使うような粗末な物しかなかった。
無かったので取り合えずトランクに似ている薄い生地の短パンを自分のトランクス用とエルートに中に穿かせるために6着手に取ってエルートの所に戻る。
【取り合えず。これを取り換えて穿いて】
下着にしてと言っても下着が一般的ではないので意味が分からなかったようなので下着について説明した。
【はい】
どうやら分かってくれたようで、自分の服を適当に選び買って出た。全部で170クル銅銀貨17枚だ。
店を出て今度はエルートの装備を買いに行く事にする、武器屋に向かう。
武器屋の中に入ると今までアニメやセットでしか見た事がなかった光景に嬉しさと、興奮でいっぱいだった。武器屋の店主と話したところ、この店には武器と防具が一緒に売っているらしい大きい街では別々に扱ってるらしいがここでは一緒だそうだ。この店には初期装備くらいししか置いてないらしいとの事。
まずはエルートの武器を選ぶと言っても種類は2種類しかないので好きなを選んでもらった、カルドの杖と言う杖にしたみたいだ。
続いて防具だ。エルートの帽子、靴、手袋、肩から背中半分くらいまでのミニマント、を選ぶ、自分のは帽子と靴を選んだ。エルートに鎧を買うように勧められたがとてもじゃないが着て移動してられない。痛みは感じるが死ぬ事はないし。でもエルートは違うのでエルートのはしっかり見て選んだ。
この先に大きい街が有るとの事なのでそこで本格的に防具をしっかり揃えようと言ったらエルートも納得してくれた。
防具は同じ種類の皮系統だったので1つ70クル✖6、杖が100クル全部で520クル銅銀貨を52枚だ。
後は近くの小物店でエルートに必要な物を買い終える。荷物がいっぱいになって来たので自分の物は自分のアイテムボックスにしまう。エルートの武器や防具を渡そうとする。
【私は奴隷ですので武器は持たせたら駄目だと思います。】
【エルートは俺を殺そうとするのか?】
エルートは首を横に何度も振るう
【そんな事絶対に致しません。】
【なら問題ないから自分のアイテムボックスにしまって置いて】
【私はギルドに登録してないので使えないですよ。】
【ならギルドに行こう】
渡そうとした装備を一旦アイテムボックスにしまいギルドに向かう事にした。エルートには俺が知らない事を悟られないようにギルドのある方に歩き出す。




