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異世界管理者   作者: チョッピ
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第64話「失敗?成功?」

第64話「失敗?成功?」


ポルンが色々書き足す前の魔法陣に戻っていた。魔法陣が基本設計で書き足す事で武器や防具の構造を指定してるのだろうか?鍛冶と言うより、錬金術なのではないのだろうか・・。


ポルンは魔法陣に近づき、完成した武器を手に取る。

【主人様どうでしょうか?】

完成した武器を持って俺に近づくポルンだったが、これは成功なのだろうか?

【水鉄砲みたいだな。】

思わず思っていた事を口にだしてしまった。子供が遊ぶ、中くらいのカラフルな水鉄砲にしか見えなかった。


【みず?・・てっぽう?・・】

ポルンは首を傾げてしまった。この世界には子供が遊ぶ水鉄砲は存在しないらしいな、分からなくて当然だ。

【何でもないんだ、気にしないでくれ。早速外に出て試してみよう】

頷くポルンと一緒に工房の外に出る。


俺達は外に出て朝的にしていた木に狙いを定めポルンが撃つ!これは!!

銃から放たれた光は1メートルくらい飛んだかくらいで、的の木に当たる事無く空中で打ち上げ花火のようにはじけて消える・・・。ポルンも俺も声がでない。


成功に見えた鍛冶は失敗だったようだ・・。ポルンはショックを受けたのか銃を構えたまま、動かない。

俺はポルンの頭を撫でて

【失敗する時だってあるよ。また手伝うから次も頑張ろう】

何かを作る、失敗だってする事は有ので慰めようとした。


木に向かって構えていた銃を下ろし、俺の方を向く。泣いて抱き着いて来くるのかと思ったが・・。

【すいません。】

そう言ってポルンは、自分のアイテムボックスを開き中から何か取り出したようだ。取り出したアイテムを少しの間握り、銃の水を入れるタンク部分のような所を開けて少し強引に入れる。そしてまた銃を木に向け撃つ。


今後はさっきとはまるで違う。赤い光が木に向かって一直線に飛んで行き着弾する!

ポルンは木に向かって走って行き、着弾部分を見ている。少しして戻って来たポルンは銃を少しいじり、また木に狙いを定める。何か納得が出来なかったのだろうか?


ポルンが撃つ!さっきのとは比べもにならないくらいの凄い威力で放たれた、弾は木の半分を貫通して木が倒れる。大きな木ではなかったが、小さい木でもなかった・・。凄い威力だ。

撃ったポルンも反動なのか尻餅を付いているし、何よりポルン自身もその威力に驚いている様に見えた。


俺は手を差し出してポルンを立ちあがらせる

【凄いじゃないかぁ!武器は失敗じゃなかったんだな】

【失敗何てしません。】

自信ありげに言ってはいるが、どこか照れてる様子だった。

【最初に撃ったの見た時は失敗したのかと思ったよ】

【あれは・・。】

少し照れた様子で、アイテムボックスを開き取り出した物を手の上に乗せこちらに見せる。


ポルンの手の上に有ったのは魔晶石?俺がいつもお風呂で使うやつだ。

【最初撃った時はこれをセットするのを忘れてました。】

魔晶石が弾になるのだろうか?

【それをセットして撃つと今みたいに、使える様になるのか?】

ポルンは手に持っていた魔晶石を先ほどやっていた見たいにタンクの部分に入れる。

【はい。これはですね・・・・。】

ポルンの長い、長い説明が始まってしまった。


ポルンが作った水鉄砲の様な銃は、魔晶石に溜められた魔力を撃ちだす事が出来る。最初に撃った時は魔晶石をセットしてなかったので、作った時に少し残っていた魔力が出たようだ。威力も調整可能で属性の違う魔晶石を使えば、その属性の魔力弾を撃てるが魔力を使い切ると魔晶石は砕けて使い回す事が出来ない。途中で取り出す事は出来ないらしいので魔晶石は使い捨てになる。

今の俺に理解出来たのはそのくらい、後は何の事を言っているのやら全く分からなかった。


ポルンがアイテム屋で魔晶石を買っているのは見たが、使い道がこれだったとは・・。俺はてっきりお風呂で使ったり、何か遊ぶので使うのかと思っていた。でもこれでポルンの武器は完成だろ。

【主人様。少しでいいので魔晶石に魔力を込めて頂けませんか?】

俺は頷きポルンから受け取った魔晶石に魔力を込めてポルンに渡す。ポルンの魔力は鍛冶で使い、ほんの少し残っていた魔力も最初の試し撃ちの時に使ってしまったのだろう。


俺が魔力を込め、ポルンに渡し魔晶石をセットすると今度は的を変え、威力を最小限にしたり、走りながら撃ったりと色々試し撃ちをしていた。


日も沈みかけて、薄暗くなってきている。

岩に座ってポルンの練習を見て居た俺は、立ち上がりポルンに家に戻ろうと言おうとした。だがエルート達がこっちに向かって来るのが見えた。

【ご主人様。ポルンさんの鍛冶は成功したのですか?】

近くに来たエルートが尋ねて来る。


俺はポルンが練習する方を向いた

【成功した。ポルンが武器の練習をしている。】

それを聞いた3人は喜んでいた。俺はポルンに声をかける

【そろそろ家に戻ろう】

ポルンは返事をしてこちらに向かって来た。


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