第57話「初めてのお手伝い」
第57話「初めてのお手伝い」
両手に花の状態で家に戻り、家の中に入ると
【ご主人様お帰りなさいませ。】
4人が出迎えてくれた。嬉しい事に先ほど買って来たばかりのメイド服を全員が着て出迎えてくれたのだ。
俺の奴隷でもないテミアも着て出迎えてくれたのが嬉しかった。それにやっぱり皆に似合っているし可愛い。元の世界のメイド喫茶に行きたくなるのも納得が出来てしまう。出迎えてくれた4人の可愛さに立ち尽くしていると
【似合いませんか?】【似合わない。】【僕には・・。】
少し恥じらいながら聞いてくるエルート、キャロ、ポルンがまた可愛くてたまらなかった。
【皆凄く似合ってて可愛いよ】
4人は笑顔になってくれた。
【ティーナ達はどうしてご主人にくっついているの、ですか?】
キャロが不思議そうに聞く。
【申し訳ありません。ドラゴンさんに驚いてしまって・・。】
皆の目に気ずいて我に返ったのだろうか?クラリスは慌てて俺の腕を離し、ティーナの方に行く。
【姫様。もう大丈夫でしょう。お離れになって下さい。】
クラリスがティーナの事を俺の腕から離した。
【食事の用意が出来てますが、食事になさいますか?】
本当にメイド服を着た4人は可愛い、キャロはお人形見たいに可愛いし、ポルンは小さなメイドって感じでこれもまた可愛。エルートの胸の所もいい眺めだテミアも負けてはいないが、やっぱりこの2人の胸元は他とは違うな。まずい!こんな事を考えて居ると・・。
【発情】
やっぱりキャロが小さな声で言った。皆がキャロに何を言ったか確かめる。慌てた俺は
【食事にしよう!皆行こうー。ティーナ達も食べて行くか?】
【はい。宜しければご馳走になります。】
【皆で食べよう】
俺はエルート達皆の背中を少し押してキャロの発言を聞かなかった事に誤魔化した。
テーブルに向かって行く時にポルンが俺に
【主人様後で少しお話いいですか?】
【どうした?今でも構わないよ?】
【いえ。後でお願いします。】
俺は頷いた。どうしたのだろうか?何か悩みか?女の子の悩みを相談されても正直俺ではどうにもならないと思うのだが。まぁ女の子の悩み相談されたらエルート達に聞いて見ればいいかぁ。
夕食の人数が増えたので、大きなテーブルの方で皆で食事をする。いつもはキッチン近くのテーブルだが今日は何十人もで食べるような所で食べる。いつもは使わないテーブルだ。
4人が食事を運ぼうとキッチンに取りに行く。それを見たクラリスが手伝いに一緒にキッチンに向かう。
やっぱりティーナはお姫様だけあって、手伝ったりはしないようだ。まぁー客なのだから手伝う事もないのだろうけど・・。でも招いた訳ではないので手伝ってもいいと思ったが、姫様相手に言っても・・・。
俺はティーナを残して料理を運ぶ手伝いをしに行こうと席を立つ
【ルイン様どちらに行かれるのですか?】
【皆が料理を運ぶのを手伝うんだよ】
ティーナは俺が何を言ってるか分からないような表情になる。
【なぜお手伝いなさるのですか?テミアさんは奴隷ではないですが、他の方は奴隷なのでしょう?】
ティーナの言ってる事は事実では有るが、ちょっとイㇻっとした。元の世界で奴隷なんて確かに本でしか読んだ事はない。この世界で奴隷が当たり前の存在で、奴隷にすべてやらせるのが当然だとしても俺はそうはしたくはなかった。俺ルールとでも言うのだろうか。
【確かに3人は俺の奴隷だけど。俺は仲間でも有ると思っている!仲間を手伝うのは当然の事じゃないか。】
ティーナは驚きにも似た反応とやっぱりと、どこか納得している反応
【やっぱり変わってらっしゃいますのね。】
【ティーナも食べるんだ。運ぶの一緒に手伝わないか?】
【ですが・・。】
迷っているのか中々答えない。ティーナの手を握り一緒にキッチンに連れて行く。
お客が増えた事もあってエルートとクラリスは追加で何かを作っている様で、残りの3人で盛り付けをしていた。
【これテーブルに持って行っていいか?】
近くに居たキャロに聞く。
【ご主人。私達が持って行くから座ってていい】
俺はキャロの頭を撫でる
【今日は量も多いいだろうから、手伝わせてくれ】
頭を撫でたキャロの顔はほんのり赤くなり、笑顔で
【ご主人ありがとう。よろしくです】
俺は一品ティーナに渡し、俺も一品持ってテーブルに向かい運んで行く。料理に夢中だったのかクラリスはティーナが手伝いに来ている事に気づかなったようだ。
ティーナにとって料理を運ぶ事は初体験だったようだ。ってより自分で何かする事自体が初めてなのだろう。近くの部屋の食事をするテーブルに一品運ぶだけでも時間がかかった。普段歩き方の姿勢は綺麗なのだが手に料理を持って歩く事は難しいらしく、斜めにして皿に乗っているおかずを落とさないように慎重に歩く姿は結構可愛かった。
一品運んで席に座ろうとするティーナの手を取りまたキッチンに向かう。
【ルイン様まだ運ぶのですか?】
【当然!】
今度はスープを運んでもらうと少し悩んでいると
【どうかなさいましたか?】
【ティーナじゃあこのスープは運べないよな?】
【運べますわ!!】
むくれたティーナが少し大きな声で言うと。エルートと一緒に作って居たクラリスが気づき
【姫様。私が運びますので座ってお待ちになって居て下さい。】
エルートとクラリスの料理も出来たみたいだった後は皆で運んで終わりだ。ティーナはクラリスの言った事を聞かずにスープを持ってキッチンから出て行った。俺も一品持って追いかける。
スープの中身はいっぱい入ってる訳ではないが、ティーナが歩くたびに左右に揺れこぼれそうになる。こぼさないようにゆっくりと歩くと、後からおかずを持った皆に抜かれて行く。悔しそうに抜かれた皆の背中を見て居たが、俺は抜く事はせずゆっくりとティーナのペースに合わせて一緒にテーブルまで運んで行った。




