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異世界管理者   作者: チョッピ
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第50話「ティーナ姫」

第50話「ティーナ姫」


振り返ると俺達を逃がさないように閉まっていた扉が開いてそこには王妃様と隣には美少女、その後ろには何十人かの兵士が居た。増援が来てしまったのか?それならばこれ以上長いしてもいい事はないだろう。


王妃様と美少女が俺の方に近づいて来る。後ろの兵士達が襲って来る様子はない。

【皆の手当てを】

王妃様がこちらに歩きながら後ろの兵士達に言うと、兵士達は倒れている兵士のもとに散って行った。


王妃様と美少女が俺の前に来て

【娘のティーナから大体の事情は聴いております。この度は誠に申し訳ありません】

王妃様が頭を下げ謝って来る。隣に居る美少女がティーナ姫の様だが、なぜティーナ姫は俺達の事を知っているのだろうか?


俺はポタヌイをネックレスに戻し、振り上げた拳を下げた。

【ティーナ姫とどこかでお会いになりましたか?エルートの知り合いでしょうか?】

近くに来ていたエルート、テミア。俺がエルートの方を見るがエルートは首を左右に振っている。


ティーナ姫が1歩前に出てティーナ姫はスカートの両裾を持って挨拶する

【お初にお目にかかります。先ほど兄の部屋の前で事情は聴きました。盗み聞きするつもりはなかったのですが・・。何やら騒がしかったので、申し訳ございません。】

頭を下げていた。


ダクス王子の部屋を出る時に、誰か後ろに倒してしまったのはティーナ姫だったのか。あの時は急いでて誰を倒したのかすら見てなかったが。

【こちらこそすみません。急いでたもので・・。】

俺達が話して居ると、怯えて居たダクス王子が王様の前に出て来た。

【母上この者は侵入者です!頭を下げ謝る事必要ありません。ただちに捕えて処刑いたしましょう。】

兵士も来て、王妃様も来て強気になったのだろうダクス王子が王妃様に近づく、王様も

【どういう事じゃ?この者に頭を下げるなど・・・。】

何やら王妃様に詰め寄っている。


俺もいまいち状況が理解できなかったが、王妃様は俺の事を捕まえる気はないと言う事は分かった。その時

【パッチン】

いい音がした。王妃様が平手でダクス王子を叩いた。王妃様の傍で何やらごちゃごちゃ言っていた王様にも王妃の笑顔で睨むと言うのだろうか?言葉に表すのには難しい威圧みたいのをして王様は黙った。


それにしても事情を聞いたとは言え王妃様の態度があまりにも良すぎではないだろうか?考えて居ると王様とダクス王子がこちらを向いて

【この度は誠に申し訳ない事をしてしまった。王子の面目を保つ為とは言え誠に申し訳ない】

王様までも頭を下げ謝りだす。

【エルートにもルイン君にも今後一切手は出さない。どうか許して欲しい】

先ほどまでの態度が180度変わったダクス王子も頭を下げて来た。


頭を下げた男2人を横に王妃様がこちらを向き

【ダクスにはそれなりの罰を与えますので、どうかお怒りを鎮めて頂けませんでしょうか?】

ダクス王子の事を殴ってやりたい気持ちはまだ有ったが、王妃様の見事な平手打ちを見て少しは気が晴れた。


【今後俺達に構わないで頂けるなら、これ以上何もする気はないです。】

【ありがとうございます】

王妃様が頭を下げお礼を言って来た。周りに倒れていた兵士達も王妃様と来た兵士に介護されて次々に運ばれていた。

1人の兵士が王妃様の所にやって来て

【皆気絶しているだけで、目立った傷は有りません。】

頷いた王妃様が何やら兵士に指示をだし兵士は去って行った。


兵士と話した王妃様がティーナ姫と俺の方に向き

【今回の事で何をどうお詫びしたらいいのか分かりませんが。娘のティーナを貰っては頂けませんか?娘も覚悟は出来ています。どんな扱いをされても構いません。】

王妃はティーナ姫の肩を抱き言う。ティーナ姫も覚悟は出来ている様で頷き俺を見ていた。


ティーナ姫は歳は同い年くらいだろうか、赤毛で髪の長さはエルートと同じくらいだが胸の大きさはエルートの勝ちだろうな。着痩せするタイプなら分からないが・。背は小さい方だろう、だが太っている訳でもなく細すぎるでもない。何にせよ美少女に間違いはない。


【お断りします。】

正直ティーナ姫は可愛いし、近くに居ては欲しいがそれはティーナ姫の望だ事ではない。これに応じたらダクス王子と何も変わらない。相手の意思に関係なく一緒に居て何が楽しいか!


王妃様とティーナ姫は驚きと言うよりはやっぱりと、どこか納得している感じだった。

【王妃様どうしてそこまで俺にするのですか?】


【娘から聞いていた通り悪い方ではないと確認したかったのも有りますが。この国に代々伝わる古文書が有ります。そこに書いて有るのですが・・。


武器を多彩に変化させ、あらゆる魔法とスキルを使い、姿までも自在に操る者現る時は決して逆らってはならい。逆らえば国は一夜にして滅びるであろう


古文書の一部ですがその様に書いてあります。】


【それが俺だと?】

【はい。兵士から報告を受けましたが、兵士達がルインさんを捕えようとした時に魔法をお使いになったとそれと剣が他の武器に変化したと報告を受けました。】

【確かに身体能力を上げる魔法を使いましたが、珍しい魔法なのですか?】

王妃様は首を左右に振る

【この城でこの国の兵士以外が魔法を使える事が有りえない事なのです。この城には結界が張って有ります。特に非戦闘時には限られた一部の者でなければ魔法を使う事は出来ません。】


城内で魔法を使う事が基本出来ないから、魔法を使って簡単には侵入も出来ないだから見張りも少ないし、俺を捕まえようとした兵士達も魔法は一切使わなかったのか、それに扉を閉めて俺達を逃がす事は無いと思って居たんだろうな。城に攻め込まれても相手が魔法を使えないなら、有利に戦えるしな。


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