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異世界管理者   作者: チョッピ
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第41話「ダクス王子」

第41話「ダクス王子」


食事が終わりお風呂に全員で入った。相変わらずポルンは恥ずかしいのか、お風呂の時は誰かの後ろに隠れる様にして俺から見えないような位置取りをしていた、俺の事を洗ってくれる時もポルンは背中を洗って、キャロが胸、エルートが頭だった。ポルンに意地悪したい気持ちも有ったがエルートの手前今日はやめておいた。


お風呂から出て、飲み物を飲んだ後全員で寝床に向かった。今日はポルンが奴隷になって初だからとエルート、キャロが俺の横で寝るのをポルンに譲っていた。

左からエルート、テミア、俺、ポルン、キャロの位置で寝た。


翌朝いつもの様にエルートかキャロの胸で目が覚めるのかと思っていたが、今日はやけに柔らかい大きさが違った。目を覚まし顔を見ると、顔を赤くしたポルンだった。Bカップくらいか。

挨拶をするとポルンは足早に下に行ってしまった。


3人に朝の挨拶をして皆で階段で下に降りて、食事をする。

【ガランさんと約束が有るから皆は自由にしててくれ】


4人は返事をした。テミアが誰かにまだ狙われていた事は解決してないのでテミアを1人にしないように3人に注意して食事を終えて待ち合わせ場所のギルドに向かった。


ギルドの前に移動魔法で着いた俺は、ギルドの中に入るとすでにガランさんの姿が有った。俺はガランさんに近づく


【待たせてしまいましたか?】

【いえいえ。そんな事はございません。】


少し話した後、ガランさんに連れられてギルド近くに止めて有ったバロン車とでも言うのだろうか馬車に乗った。少ししてお城の正門を通り、城の目の前でバロン車から降りた俺はお城の大きさを目の当たりにした。写真やテレビでしかお城を見た事が無い俺だが、想像していたのよりも大きくて立派だった。世界が違うからなのかもしれないが。

それにしても見張りの兵士が少ないような気がした。世界最大国家の1つなのに見張りの兵士はチラホラ見える程度で大丈夫かと思えるほどだった。


ガランさんに案内されるままについて行く中、城の中を色々キョロキョロ見てしまった。前世でも城になど入った事も無い俺にはすべてが物珍しかった。いくつかの部屋の前を通り過ぎ、ガランさんの足が止まりノックをする。


【ダクス王子様、ルイン様をお連れしました。】

部屋の中から

【入れ】

と聞こえガランさんが部屋の扉を開けて、先にガランさんが中に入り俺も続いて中に入る。


中に入ってガランさんがダクス王子に俺の事を紹介する。

【こちらがルイン様でございます。】

この世界の礼儀の挨拶は分からなかったが、一礼しておいた。


今度はガランさんがダクス王子を俺に紹介してくれた。歳は20代前半だろうか、それなりに顔立ちはいいと思う、王族だし着ている服も立派に見えた。


【ルイン君と2人で話しがしたいから下がってよい】

ダクス王子がガランさんに言うと、飲み物をコップに注いでいたガランさんは一礼して部屋から出て行った。


ダクス王子が机に座って居たが立ち上がり、ソファに腰を掛けて俺にも座ってと言うので俺はダクス王子と向き合うかたちでソファに座った。

【ルイン君にいくつか聞きたい事が有るのだが構わないか?】

【何でしょう?】


俺に聞かれてまずい事はない。ガランさんがエルートにダクス王子からだと花束を渡していた事も有るし聞かれるのはエルートの事だと予想は出来ていた。


【エルートとルイン君は今も主人と奴隷のままなのか?】

何でこいつが知っているんだ!見た目では奴隷かどうかすらも分からないはず。俺がエルートに接する態度だって奴隷扱いはした事が無い。


【そうですが。どうしてエルートが俺の奴隷だと知っているのですか?】

【色々調べたんだよ。中々情報が集まらなかったがね】


ダクス王子はそう言って、この国に来た時に俺達が使っていた宿屋近くでエルートを一目見て気に入った事、それから宿屋の人にエルートらしき人物は奴隷であった事、ギルドにたまに似た人物が出入りしている事を調べてギルドで俺達が現れるのをガランさんに待たせていた事。


【そこでエルートを譲って貰いたい】

【それは奴隷として譲れと言う事ですか?】

【嫌々違うよ。僕はエルートに魂誓を申し込みたいんだ。勿論タダとは言わない君の望むだけクルは出そう。】


やっぱり俺の思った通りだった。クルはこの世界の通貨つまり、いくらでも金を出すって事だ、だが相手は王子だ、エルートが嫌でなければエルートが幸せになる絶好のチャンスだ!


【クルは要りません。エルートがダクス王子の魂誓を受けるのなら奴隷契約も解除します】

【ありがとう!早速で悪いが明日の夕食にエルートを招待して話したいのだが構わないかね?】

【明日ですか?分かりました。エルートに伝えておきます。】

【魂誓の事は内密に頼むよ。驚かせたいからね】

【はい。分かりました。】

ダクス王子は俺の手お取り感謝している。


その時ノックも無しに部屋の扉が空き綺麗な女の人が中に入ってきた。それを見たダクス王子は立ち上がり女の人に近づき彼女の顔に平手打ちした。

【入る時はノックしろと何度も言ってるだろう!】

【申し訳ございません。】

【今は大事な話をしている、ここの掃除はいいから出て行け】

ダクス王子が言うと彼女は足早にこの部屋を去って行った。


ダクス王子は一息して先ほどまで座って居たソファに戻り座る。

【すまないな。あいつは何度言っても分からないバカ女で見た目だけはいいんだがな・・。】

俺は疑問に思った。

【メイドさんですか?】

メイドや奴隷にしては綺麗な服装だった。


【あいつは俺の4番目だったか?魂誓した奴だ。掃除も言われた事も満足に出来ないしそろそろどうにかしようと思っている。】

何なんだこいつは?どうにかするって魂誓したら相手を裏切る行為をすれば自分が死ぬんじゃないか?

しかも何人と魂誓しているんだ。こんな奴にエルートを渡すわけには行かない。



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