第23話「お風呂」
第23話「お風呂」
2人は座ろうともしないし、何か言ってくるわけでもない。
【食べよう?まだ何かやる事が有るのか?】
【ご主人様と同じテーブルで食べてよろしいのですか?】
今まで宿屋では床に座り小さいテーブルで3人で食べていたが、今は広い部屋に椅子に座っての食事今までとは全然違うから今まで道理に一緒に食べていいのか分からなかったのか。
一般的には奴隷と同じ椅子、テーブル、食事はしないとエルートがいつか言っていた気がするし。
【今までと同じように皆で食べよう。2人共座ってくれ。】
【分かりました。ありがとうございます。】【ご主人ありがとうです】
2人はお礼を言って、エルートは俺の横に、キャロは真向かいに座る。エルートがおかずを取り分けて俺に渡してくれた。俺が食べる様子を2人が真剣な顔でこっちを見ている、一口食べて2人に美味しいと告げると2人はホッとしたのか2人も食べ始めた。
2人の作った食事は本当に美味しかった、この世界に来て初めて食べすぎたかもしれない。食事を済ませて次は風呂だ!道具屋に行った時に風呂セットは用意してあるしゆっくり入って今までの疲れを癒そう。
【俺は風呂に入って来るが、2人は俺が入った後に風呂に入るか?先に入るか?】
食事の後片付けをしている2人に聞くと、またも2人は唖然片付けの手が止まる。
キャロが震えそうな声を出す。
【お風呂・・・。あたし達が入っていいのですか?】
【勿論いいよ。俺の先と後どっちがいい?2人で入っても広いからゆっくりできるぞ。】
エルートが持っていた皿を置き、キャロはエルートの顔を見る。
【私はお風呂に入った事がないのでどうすればいいか分からないです。ご主人様のお背中も流したいのご一緒に入ってもよろしいですか?】
色んな意味でダメぇ~!心で叫ぶ。エルートの顔が今まで見た事のないくらいに真っ赤だ。
【背中は自分でも出来るから気にしないでもいい。キャロも入った事はないのか?】
【お風呂は聞いた事が有りますが実際に入った事がないのであたしも分からないです。あたしもご主人と入ります。】
さらにダメぇ~!2人は誘惑してるつもりは、ないのは分かるが、その言葉だけでもどれほどの破壊力を秘めているのか分かっているのか。キャロもモジモジしながら顔は真っ赤だし・・。
どうする!?俺!
風呂の入り方が分からない2人が風呂に入った所で最悪水浴びだけして出て来る可能性もある。水着が有ればいいのだがこの世界では見た事もない。最初の1度だけなら我慢するしかい覚悟を決める!
【分かった。今回は一緒に入るが次からは2人で入るんだぞ。】
エルートもキャロも納得してくれてはいない様子。
【ですが、ご主人様のお背中を洗う役目が私には有りますので・・・これからも一緒に入ります!】
顔を真っ赤にしたままエルートが言い放った。キャロも負けじと真っ赤な顔で言ってくる。
【あたしもご主人の背中洗うから一緒に入るです】
あぁ~もうどうにでもしてくれ・・・。俺が我慢する事分かっていない。2人は俺の少しでも役に立ちたいと思って、恥じらいながらも言ってくれているのは分かるが。
【一緒に入るには条件がある。2人共服を脱いだ後上下タオルを巻いてから入る事!】
【はい!】【分かりました。】
照れながらも2人は納得してくれた。あぁ~欲望を抑える魔法はないのだろうか・・・。
食事の後片付けも終わり、いよいよ試練の時。
俺が買って分けて有ったお風呂セットを持ち〔女子2人のはタオル増しで〕脱衣所に向かう。
まずは2人に背を向け俺が脱ぎ下にタオルを巻く。
【俺は先に中に入るから2人も服を脱いだらタオルを巻いて入っておいで】
2人は返事をすると脱ぎ始めるので、急いで風呂場に入った。バスタオルくらいの大きいのが有ればいいのだが、見つけて買って来たのは1番大きいタオルで腰に巻くのがやっとのサイズしかなかった。
体を洗う準備とお風呂の温度の調節を済ませると2人が入って来る、これはまずい!思っていた以上にエロすぎる。
タオルを巻いて隠しているとは言え、それ以外が見える。お腹、鎖骨トドメに超ミニスカ風のタオル一瞬にして理性が吹っ飛びそうになるのをどうにか、どうにか!堪える。見られている2人はかなり恥ずかしそうにしているがそれが逆効果で色気を増す。
キャロがエルートに耳打ちする・・。エルートの顔がさらに真っ赤になる。俺が発情してるとでも言ったのだろうか・・。間違ってはいない。これ以上2人を見ていると耐えれなくなるので2人の体から目を逸らしこっちに呼ぶ。
【お風呂に入る順序を教えるから覚えるように。】
風呂からお湯を桶にとっておいたのでまずは体を流し、この世界の全身用石鹸なのだろうか使う。髪用、体用とは分かれてはいなかったので髪をそれで洗う。
次に持っていた小さいタオルで体を洗う。タオルに先ほどと同じく石鹸をつけ首から洗う。それを見ていたエルートがこちらに近づき
【体を洗うのでしたらお手伝いします】
キャロも近くに来て洗ってくれる。エルートが胸の部分をやってくれて、キャロが背中を洗ってくれた、自分で洗うと言ってもこれくらいはさせて下さい。と言って来るので任せた。
そして2人が片足づつ洗う中で事件は起きた!エルートが右足を洗ってくれて、今度は左足キャロにタオルを渡し、キャロは足の下の方から洗い始め段々上にくる、太もも辺りを洗ってくれた時にキャロは足を滑らせ俺の腰に巻いていたタオルを掴み、尻もちをつき、俺の腰に有ったタオルが宙に舞う。
2人の前にやる気全開の息子が現れ、2人は呆然・・・。俺は急いでタオルを取り巻きなおしてお湯で体を流しお風呂に入る。2人はまだ動かない。
【髪と体を洗ったらお風呂に入るんだ。体を洗う時はタオルを取って洗うんだぞ。】
2人はこっちを向き、驚いて声が出ないのか頷く。最後に苦し紛れにタオルを取るとは言ったけれど。
髪を洗い2人は言われた通りに上下のタオルを取り、体を洗っていた。湯気でよく見えないで良かった。




