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episode2

眠ったように起きない春樹の前で泣き喚き、目に涙を浮かべたまま

いつのまにか寝てしまっていた母、優美、

じっと春樹を見たまま座っている瞬、

泣きだしたい感情を必死に抑えているが、顔を見ればすぐにきずかれてしまうほど悲痛な顔の秋穂、


そんな4人のいる病室に突然 男が入ってきた。


病院関係者なのだろうか。


なぜかスーツを着ているその男は病室の中を見渡し

そして話し出す。




「春樹くんの意識を戻せる可能性がある。と言ったらどうする?」



ぇっ?!!


三人の目が男へと集中する。





男の話によると

国で秘密に研究されている機械を春樹の頭につける

そうすれば春樹の精神がネットワークの中に最近 秘密裏に発見された

別の世界へ飛ばされるという

そしてその世界では科学では証明できない事がたくさんあり

精神だけをもとに戻す方法を見つける可能性が高いらしい。

なぜそこまで分かるのかは秘密らしいが

可能性の低い春樹の意識を元に戻す可能性は現状より高いという。




もうすこしまともな嘘をつけよ…


そう思う瞬だったが男の顔はいたって真剣。


そして、戸惑う優美に男は優しく言葉をかける。


「このまま春樹くんが起きないのであれば、可能性にかけてみましょうよ。」




そして優美は納得ができていない様子だったが

男からの言葉を聞きながら

何かが書かれた紙を見せられ、


わずかに目をひらき、


「お願いします。」


そう小さくつぶやいた。





そして

瞬と秋穂は目を合わせ男に言う


「おれ「わたし」もその世界にいく!!」
















「では、いくぞ...」


「「はい!」」

「...」







謎の研究室の中

数えきれないほどの線がつながっているイスに座らされて、ヘッドギアみたいな形をしたヘルメットをかぶせられた

意識のない春樹と瞬、秋穂の三人が今 意識だけを別の空間に飛ばされようとしていた。


事前の説明では

どこにどのタイミングで現れるかがわからないらしい。

3人一緒かどうかもわからず

起きた瞬間、未知の危険な生物が目の前にいるかもわからない。

行ってみないとそれ以外はわからないらしい。


それを聞いた瞬は

(チャレンジャーにもほどがある。もはや実験台だ。

いや、たぶんこれは実験台だな。でも、いくしかないか...)

そう考えていた。




ガラスによって隔てられた横の部屋には

必死に泣くのを我慢し、歯を食いしばっている母、優実と

その横にいて、涙を流している瞬と秋穂の両親が

椅子に座らされている3人を

簡単には言い表せない、なんともいえない表情で見つめ続けている。


瞬と秋穂がどうやって両親を説得したのかはわからないが

決して簡単ではなかったはずだ。

そう思い。ここに来る前、優実は2人の両親に頭を下げ続けていた、

二人を巻き込んでしまったのは自分だと、

止めるのなら今しかないと。


しかし2人の両親は

お互い様だと。自分たちの子供が意識があるだけだと。

もし、自分たちの子供が春樹と同じ状況になれば

春樹が意識がある立場だっただけだと、

『小さい頃から一緒だった3人はいつでも一緒にいないとね。』


そう言ってくれたのだ。


いろいろ葛藤があっただろう、でも春樹の力になってくれた。

だからこそ、希望があるうちは泣かない。

そう心に決め、優美は歯を食いしばり、3人を見つめる。



そして3人の椅子から幾何学模様の光が浮かび上がり

2人は意識を失い、意識のない一人と精神を飛ばした。

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