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七王の異世界紀行  作者: 作者No.10032
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脳過病

異世界いった後のことならめっちゃ書き溜めてあるのになぁ…

設定がちょっとしっくりこないかも。

そのうち修正入れるかもしれないです。

脳過病、という病気がある。

VR技術が開発される10年ほど前に発見された病気で、症状は名前の通り脳の容量、処理スピードなど脳自体の性能が上がっていしまう病気だ。


この病気は軽度、中度、重度の3段階で分けられているのだが、これは脳の性能の上がり具合と寿命への影響で分けられている。


軽度の患者は、天才と呼ばれるような人より多少頭の周りがいい、というレベル。これも非常に曖昧な認定基準だが、主に寿命に影響がないレベルの加速症状のがこれに含まれる。


中度になると、明らかに寿命が短くなり、平均50~60歳が寿命となる。

たとえば透視や未来視など、対象の状態を見るだけで未来の予測ができてしまったり、重さや感覚から物質の状態が分かってしまうような加速状態が起こる。

一昔前の超能力者や異能力者などと言われていた人の中にもこの患者はいたのではないか、と言われている。


ここまでの状態では、頭が働きすぎる人間というのが患者だとわかるのだが、重度の患者となると、症状が一般人には理解できなくなる。


とある重度患者のカウンセラーはとあるテレビの生放送で、「なんというか、何を考えているのかがもう分からない。私の口の動きや体臭、呼吸がこうだから、こう考えているんだなってわかるんだよ。と教えてくれたが、理解できない。普通そんなことから自分の状態を知られたら気持ちが悪いと感じるのだろうが、どうもそういう感情が湧いてこない。ひょっとすると私がこう考えるのも彼の計算通りなのかもしれない。そう考えてもやはり、彼に気持ち悪いとか、そういう負の感情が湧いてこない。」と述べている。


この報道は多大な衝撃とともに世界中で広まり、結果として重度患者と判断された人間は各国ごとに特別治療待遇という名の隔離政策がとられた。


これは患者自身や、周囲の人を無闇矢鱈と社会の目に触れないようにするため、という名目だが、もちろん実態は違った。


面と向かって話をするだけで思考が読まれて、嘘をついても体の反応から真実が気づかれてしまう可能性も高い。


愛すべき家族だろうが、親愛なる友人だろうが、人に対して悪感情を持たないことなど通常はあり得ない。普通なら誰にも気づかれず、本人すら認識していないような心の闇も接しているだけで覗かれてしまう。


実際に覗かれるかどうか、というのは重要ではなく、その可能性が存在する。


そんな周囲の、世間の勝手な理由により、重病患者が隔離されるような社会が出来上がってしまったのだ。

魔王「早く自由に動きたいんでとっとと話進めて異世界の描写してくれませんかねぇ…」

作者「俺だってこんなに前置きが長くなるとは思わなかったんや…」

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