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左と右  作者: 会津千馬
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私の愛

 私は恋をしている。Bが好きだ。どうしようとなく好きだ。だけどBは私を好きではない。


「私は貴方が好きかも知れない」 

Bは答えた。冷たい声で

「そうですか」


 その冷たい声は、全てを否定していた。


 そして、その夜

私はありえないほど泣いた。

 何故Bが好きか解らない。

 何故自分で自分の心がコントロールできないのかも解らない。

 何故相手から否定されたのに未練があるのか解らない。

 何故こんなにも悲しいのか解らない。


 つらくてつらくて、たまらない。私の心をこえた何かがBを求めるのだ。それは空を飛べ!と言われても不可能なのに、何故飛べないんだと泣く事と同じくらいの事なのに。

 私は自分を救う為に心に嘘をつく。[今は無理だけど、いつか好きになってくれるかも……]空を飛べなくても、いつか飛べると言い聞かすと同じレベルの嘘だ。


 いつも思うのだけど人を好きになるレベルが人によって違う気がする。私はBが好きになってくれるなら人生を狂わしてもかまわない。何かで読んだのだが太った人しか愛せない男性に恋をして、無理に太り男性ど付き合う事になったが、体を壊し人生を終えた女性の話があった。

 もし、Bと付き合えるなら私もそうするだろう。もっとも、Bは太った女性はタイプではなさそうだが……


 人は愛とお金を求めて生きていく。幸せになりたいからだ。その二つさえあれば幸せだと思う。


 愛は手に入らない。お金は、今の仕事は薄給で望めない。


 友達が今生きてるだけで幸せだと言った。


 それは、もうある程度の物を手に入れてるだからだと思う。


 Bに会いたい。そう思うと私は尋常ではなくなる。



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