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200文字小説

Es「晩夏の三日月を見上げ杯を交わす二人」

作者: 皐月晴

200文字小説企画「Es」の参加作品です。

批評をいただき、それに基づいてそれっぽく改定しました。

 夜、秋も近づき涼やかになった風の元で、

 霞が架かり朧気な三日月を眺めながら、

 二人は縁側に腰掛ける。


「随分と久しぶりだね、君とこうしてお酒を飲むのは」


 浴衣を着て大和撫子を体現した様な女は、

 隣に座る同じく浴衣を着た男にそう話しかける。


「一年ぶりだからな、随分と綺麗になったもんだな」


 男は徳利から酒を注ぎ、その水面に月を這わせてから女を見る。


「まぁこれからは毎日、でしょ?」

「勿論、だから最初の――」


 ――乾杯

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― 新着の感想 ―
[一言] はじめまして、薄桜と申します。 しっとりとした大人の、雰囲気の良い作品ですね。 「一年ぶり」の表現に、何となくハッピーエンドの織姫と彦星のようなイメージを抱きました。 「打ち水」の涼しさが…
[良い点] 綺麗なお話ですねっ。 再会したお二人のこれからが気になります。
2011/08/28 22:22 退会済み
管理
[一言] はじめまして。 企画参加者のラーさんと申します。 しっとりとした描写ですね! 打ち水、縁側、浴衣、徳利と和装が充実。 お題シチュエーションの王道正面突破の雰囲気です。 二人の関係は……遠…
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