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俺のどの仕事でも必ず事件が起きる。絶対にあの聖騎士のせいだ!【魔法師の三法則】  作者: 笑獅抜剣
第2巻 魔法廃棄物解体員がポルターガイストに取り囲まれる
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26.部屋を移った後で

 こんなあからさまな罠だと、サーレンも素直に踏み込む気はなかったはずだ。だがジコクの部屋と、誰も使っていない部屋の状態の差がどれだけ大きいかを見た後、彼はジコクの部屋を受け入れることにした。


 ジコクの部屋は、全ての部屋の中で一番状態がいい。他の部屋はボロボロなのはもちろん、何年も掃除されてないのが問題だ。入居するにはまず大掃除が必須だ。ジコクもチャくんも、掃除道具がどこにあるかなんて教えてくれる気は明らかにない。サーレンには選択肢なんてなかった。


 ジコクは上の階の部屋へ引っ越した。これでポルターガイストの行進ルートを避けられるはずだと思った。


 彼は九時前に掃除を終え、石鹸の匂いがまだ漂う新居へ移った。


 ヒヨコの布団と枕は全部持ってきた。どうせサーレンは寝袋で寝ればいい。


 ジコクは偏見たっぷりに思った。騎士なんて、魔法師みたいに繊細じゃないだろ。


 ジコクは満足げに布団にくるまり、朝までぐっすり眠れると思った。


 彼はゆっくり布団の奥へ沈めていった。まだ完全にシャットダウンしていない頭で、九時を過ぎた今、樹精老人が鍵をかける頃、サーレンはびっくりするだろうな、と考えた。


 彼はわざとサーレンに門限のことを教えてなかった。一晩閉じ込められた後、明日サーレンが素直に逃げ出すかどうか、見てみたいんだ。


 けど、サーレンは騎士だから、逃げるより聖剣抜いてドアを真っ二つにする可能性の方が高いかもな。


 ここに「公物を壊した客は追い出せる」みたいな規定があるかどうか、わからないけど。


 頭にひらめいた。


 自分の部屋は鍵がかかっていない。


 樹精老人が鍵をかけたのはサーレンの部屋だ。あの人、ジコクが上の階のこの部屋に移ったことなんて知らないから、鍵をかけるために来なかったんだ。


 ジコクは起き上がり、布団を押しやり、ドアの前まで歩いた。


 今住んでるこの部屋のドアは、ごく普通のベニヤ板で、錠もただの円筒錠だ。彼はノブを握り、軽く回した。小さな「カチッ」という音が響いた後、内側からかけた鍵が外れた。


 彼は少しノブを引いた。ドアがゆっくり内側へ開いていく。


 祭刀、銀の匣、薬材パックをちゃんと持ってるのを確認してから、ジコクは部屋を出た。

このエピソードの原文:


 這麼明顯的陷阱,瑟連本來也不想乖乖踏進去,但是看過璽克的房間和無人使用的房間差距多大之後,他就選擇了接收璽克的房間。璽克的房間是所有房間裡狀態最好的一間,其他間破爛不說,重要的是都不知道多少年沒打掃了,要入住勢必要先來個大掃除,而璽克和小碴都擺明了不會告訴他打掃用具上哪找,瑟連根本沒有選擇。


 璽克則是搬到樓上的房間,他覺得這樣應該就可以避開騷靈的遊行路線。


 他搶在九點以前完成打掃工作,搬進還飄著肥皂味的新居。小雞棉被和枕頭他都搬過來了,反正瑟連可以睡睡袋。璽克充滿偏見的認定,騎士可不像法師那麼纖細。


 璽克滿足的用棉被裹住自己,今晚總算能睡個好覺了。


 他把頭慢慢縮進被窩深處,尚未完全關閉的腦袋想著現在時間已過九點,樹精老人鎖門的時候,瑟連應該會嚇一大跳吧。他故意不告訴瑟連門禁的事,看瑟連被鎖上一晚之後,明天會不會乖乖逃走。不過考慮到瑟連是個騎士,比起逃跑,他拔出聖劍直接把門劈成兩半的可能性還比較高。不知道這裡的管理規定裡有沒有「可驅逐破壞公物的客人」這一條。


 璽克腦中靈光一閃。


 他的房間沒有鎖。


 樹精老人鎖上的是瑟連的房間,他不知道璽克搬到樓上這間來了,沒有過來鎖門。


 璽克站起身,把棉被推開,走到門前。他現在住的這間房間房門是再普通不過的三夾板,鎖也只是平凡的喇叭鎖。他握住門把,輕輕一轉,小小的「卡搭」一聲響過之後,他自己從內側上的鎖打開了。他稍微拉了一下門把,門緩緩向內開啟。


 他確認過自己帶著祭刀、銀匣和藥材包,這才走出房門。

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