25.陥れ
皆が膀胱の緊急事態を解消した後、三人は職員食堂に座って大局を話し合った。
チャくんはなんとサーレンにまでお茶を注いでいる。ジコクはサーレンにモップの汚水をかけてやりたい気分だった。
「君、どうしてあの笑い皺妖怪どもと手を組んでいるんだよ?」ジコクはチャくんがお茶を注いでいる隙に、拳でテーブルを叩き、サーレンを問い詰めた。
サーレンは公的施設がここまでボロボロなことに信じられない様子で、好奇心たっぷりに周囲を見回していた。ジコクがテーブルを叩いてから、ついにジコクの方を見た。「上からの命令だ」
「君は政府機関、俺たちだって政府機関だろ。騎士団が暇潰しに味方をいじめる必要あんのかよ?」ジコクはもう一度テーブルを強く叩き、チャくんが注いだお茶を少しこぼした。
「ジコク、彼を知ってるのか?」チャくんはサーレンの向かい、ジコクの隣に座った。
「八つ裂きにされるべき恩人だよ」ジコクは歯を食いしばって、この前後矛盾した形容を吐き出した。
意味はわからなかったが、チャくんには理解できた。二人の間の因縁は、簡単に説明できるようなものじゃないんだ。
チャくんはサーレンに聞いた。「僕も気になるんだが、騎士団はどうしてこの件に首を突っ込んでくるんだ?」
個別の騎士が民衆の抗議現場で秩序を維持したり、抗議を手伝って支持を稼いだりするのはまだわかる。でも「上」からの命令で介入するのはおかしい。
普通、「上」の同士の揉め事は「上」で片付けるもんだ。民衆を巻き込むなんて、ありえない。
サーレンは片手で顎と唇を触り、チャくんと互いに値踏みするように見つめ合った。
サーレンは少しテーブルを見下ろして考えてから、顔を上げた。「これから言うことは、この件とは一切関係ないよ。ただ、最近団内で起きた些細な話を君たちに聞かせるだけだ。私の愚痴だと思って、聞いてくれないか?」
ジコクは眉をひそめて、目で同意を示した。チャくんは頷いた。
「この前、三流のゴシップ紙が、騎士団内で官職を贈り合う悪習があるって書いたんだ。もちろん、完全な捏造で、そんな事実はない。
記事が出て二日後、ある記者が本部に押し掛けて大騒ぎした。私たちが庇い合ってるだの、記事で中傷してるだの、根も葉もない非難を撒き散らしてた。
彼女はかなり長いこと騒いでたんだが、ある日突然来なくなった。団に関するコメントも一切しなくなった。
それから私に命令が下ったんだ。『上』から、この件を片付けろって。以上だよ」
ジコクは目を大きく見開いた。
つまり、サーレンの「上」は、第四焼却炉を片付けるのを条件に、あの記者を黙らせたんだ!
「その記者は笑うのが好きでね、団で騒ぎを起こすたび、いつも楽しそうに笑ってたよ。手入れが足りなかったら、顔に笑い皺が結構あるはずだ」サーレンは両手で茶碗を持ち、頭を下げて一口すすった。
「君たちがこんなことしたら、光明之杖が黙ってるはずないだろ?」チャくんが言った。
「確かに。ここは厄介な問題だけど、光明之杖は他の人が内輪のことに首を突っ込むのを嫌うんだ。私が出発するとき、ちょうど正装の魔法師とすれ違ったよ。おそらく使者で、この件について話に来たんだろう」
「じゃあ今回、上の命令に従ったら、聖潔之盾が損するんじゃないか?」ジコクは腕を組んで、比較的リラックスした姿勢で背もたれに寄りかかった。「君の上がこんな勝手なことやってたら、遅かれ早かれ上の上に潰されるだろ? こんな仕事引き受けるのは損だぜ」
「私が引き受けなかったら、今すぐ潰されるよ」サーレンは微笑んだ。
ジコクは、サーレンがそんな簡単に扱える相手じゃないと思った。あいつ、絶対に別の腹づもりがある。
やっぱり、サーレンは笑いながら続けた。「両全の策が見つかればいいんだけどな──」
「君が潰されるか、ここが潰されて俺が失業するかだよ。両全なんて方法ねえよ」ジコクは言った。
「だから、その方法を探すために、今夜はここに泊まるよ」サーレンは手をぱんと叩き、ジコクを見た。「寮はどこだ? 空いてる部屋はあるだろ?」
ジコクは口角を吊り上げ、両手でテーブルを支えて立ち上がり、体をサーレンへ前傾させ、邪悪な低い声で言った。「ちょうどいいよ。俺も部屋変えて気分転換しようと思ってた。君、俺の元の部屋で寝ろ」
このエピソードの原文:
等大家都解除了膀胱的緊急狀況,三個人在員工餐廳裡坐下來共商大局。小碴居然還倒茶給瑟連喝,璽克只想澆瑟連一桶拖地水。
「你怎麼會和那兩個笑紋妖怪一道?」璽克趁小碴倒茶的時候,用拳頭打了一下桌面,質問瑟連。
瑟連對於一個公家單位居然可以破爛到這種程度感到不可思議,好奇的轉頭到處看,直到璽克敲桌子他才看向璽克,說:「上頭的命令。」
「你是政府單位,我們也是政府單位,騎士團沒事找自己人麻煩幹嘛?」璽克再次用力敲桌面,把小碴倒好的茶都濺了一些出來。
「璽克,你認識他?」小碴在瑟連的對面,璽克的旁邊坐下。
「是個殺千刀的恩人。」璽克咬牙說出這個前後矛盾的形容。
雖然聽不懂,不過小碴理解了,這表示他們之間的恩怨不是能簡單解釋清楚的。
「我也很好奇,騎士團怎麼會插手管這件事?」小碴問瑟連。
個別騎士在民眾抗議現場維持秩序,或利用協助抗議來拉抬民眾支持度,那還說得過去,但是由「上頭」命令介入就很奇怪了。通常「上頭」之間如果有糾紛,會在「上頭」就解決,不會弄到把民眾扯進來的地步。
瑟連一隻手摸著下巴和嘴唇,和小碴兩個人彼此打量。瑟連低頭看著桌面想了一下,抬起頭說:「我接下來要說的事情跟這件事一點關係都沒有,純粹是跟你們聊聊前陣子團裡發生的一些瑣事,你們就當成是我在抱怨,聽聽就好,好嗎?」
璽克皺眉,用眼神表示同意。小碴點頭。
瑟連說:「前陣子,有個三流八卦報說騎士團內部有互相餽贈官職的陋習,當然了,那完全是捏造的,實際上並沒有這回事。
「報導刊出兩天後,有個記者硬闖進我們總部吵鬧。她一直說我們護短什麼的,還用報紙版面毀謗我們,不停散播子虛烏有的指控。
「她這樣鬧了好久,有一天突然就沒再來了,也沒再作出和團裡有關的評論。
「接著我收到命令,『上頭』要我來搞定這件事。就這樣。」
璽克眼睛瞪得大大的。所以說,瑟連的「上頭」是用幫忙搞定第四焚化爐,交換讓那個記者閉嘴!
「那個記者很喜歡笑,她每次在團裡鬧事的時候都笑得很開心。她保養不夠的話,臉上笑紋應該不少吧。」瑟連兩手拿起茶杯,低頭啜了口茶。
「你們這樣搞,光明之杖不可能保持沉默吧?」小碴說。
「的確。這裡雖然是燙手山芋,但是光明之杖向來討厭別人插手管他們的家務事。我出發的時候正好跟一個穿正裝的法師擦身而過,可能就是使者,來講這件事的。」
「那你這次聽從上頭的命令,不就會害到聖潔之盾?」璽克手叉胸前,用比較輕鬆的姿勢靠在椅背上說:「你的上頭這麼亂來,遲早會被上上頭鏟了吧?替他辦這件事不划算喔。」
「我不辦的話,現在就會被剷掉。」瑟連微笑說。
璽克不覺得瑟連是那麼好處理的角色,他肯定在打別的主意。果然,瑟連接著笑說:「如果能找到兩全其美的辦法就好了──」
璽克說:「不是你被鏟,就是這裡被鏟然後我丟工作,不會有兩全其美的方法。」
「所以,為了找到那個方法,我今晚要住在這裡。」瑟連拍了一下手,對璽克說:「宿舍在哪裡?肯定有空房吧?」
璽克嘴角邪惡的勾起,兩手撐住桌面站起來,身體對著瑟連方向前傾,用不懷好意的低音說:「正好,我打算換個房間住換換心情,你就睡我本來那間吧。」




