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三角関係?

 私達は、二年生になった。

 

 

 クラスがみんなバラバラ。

 でも、私は友美ちゃんと同じクラスになれ

 た。

 美加理ちゃんも雪菜ちゃんと一緒。

 みゆきちゃんは、秀君と。

 

 みゆきちゃんを心配してたんだけど中学の

 友達が同じクラスにいるみたいで全然大丈

 夫って明るく答えた。

 なんなら、秀君が浮気しないようにしっか

 り見張っとくって張り切ってる。

 

 

「するわけないだろ〜よ」

 通りすがりに秀君が照れ臭そうに言った。

 美加理ちゃんも照れてる。

 いつまでも仲良しだなぁ。

 いいな。

 

 

 二人みてると憧れちゃう。

 

 

 私は、お昼友美ちゃんとあと同じクラスに

 なったれみちゃんと食べてる。

 相変わらず早食いをして先生の元へ行く友

 美ちゃん。

 

 そうそう。

 妊娠中の先生無事女の子出産してそろそろ

 戻ってくるそうな。

 

 でも、おじいちゃん先生が入院しちゃった

 から、まだ難癖王子先生残れるみたい。

 

 

 友美ちゃんがほっとしてた。

「よかったね。先生いなくなったらもうあえ

 なくなっちゃうもんね!」

 

 その言葉に少し動揺しながら

「あっ、うん。そうだよねっ」て答える友美

 ちゃん。

 

 まさか、付き合いだしたかー⁇

 

 

 でも、もしそうだとしても二人だけの秘密

 なんだろう。

 バレたら大変だもんね。

 もし、そうなったとしても私達は黙って見

 守ろうって決めていた。

 

 

 

 なんか…

 最近からだの調子がよくない気がする…

 心配になって少し早めの検査をしてもらっ

 た。

 一応入院しましょうってお医者さんに言われた…

 やっぱりか。

 

 

 入院してすぐにみんながお見舞いにきてく

 れた。

 しかも、ノートとってくれてるー‼︎

 ありがとうみんな‼︎

 

 

 あらためてまたみんなの優しさを実感した。

 看護婦さんにもいいお友達ができたわねっ

 て言われた。

 私は、病院の常連みたいなものだから看護

 婦さんはお姉さんみたいな存在だ。

 

 難癖王子が今私の学校にいるって言ったら、

 看護婦さん達、あの人先生になれたの?生徒達、大丈夫?なんて心配していた。

 

 

 入院中、みんながノートをとってくれてい

 たから、勉強遅れないですんだ。

 数学のわからないところは、友美ちゃんが

 教えてくれた。

 さすが、毎日先生のところに通っているだ

 けある。

 

 

 無事退院してあっという間にもう夏。

 

 

 今年のお祭りは、三人で行くことになった。

 私と雪菜ちゃんとみゆきちゃん。

 美加理ちゃんは、秀君と。

 友美ちゃんは、もしかしたら先生と⁇かも

 しれない。

 

 

 三人でキャッキャしてたら、美加理ちゃん

 と秀君に会った。

 でも友美ちゃんには、あわなかったな。

 

 

 夏休み明け

 クラスの女子が先生と友美ちゃんをお祭り

 でみたって騒いでた。

 なんだって⁉︎

 バレたら一大事だよ‼︎‼︎

 

 

 すかさず、その子達に

「そんなわけないよ〜、だって私達お祭りに

 一緒に行ったし!」

 って言いながらすかさず去年のみんなで撮

 った写真をみせた。

「あー、ほんとだ。」

 なんだ、せっかくのスクープが…

 みたいな感じでみんなさっきまでのはしゃ

 ぎっぷりが一気にクールダウンした。

 

 ホッ。

 一安心。

 去年の写真あってほんと良かったー。

 

 

 安心して席についたら

「ありがとう」って友美ちゃんからメールが

 届いていた。

 だから、スタンプを送っておいた。

 どうやら、友美ちゃんうまくいったみたい。

 

 

 よかったね。

 

 

 お昼を三人で楽しく食べてたら、

 くんくん。

 いい匂いがする…

「ね、なんか甘いいい匂いしない?」

 私の問いかけにれみちゃんが後ろの瀬戸君

 じゃない?って言った。

 振り向くと、

 いちごオレ‼︎

 それだよ‼︎

 瀬戸君‼︎

 思わず飲みたい欲に駆られてジーってみて

 しまった…

 

「ん?飲む⁇」

 瀬戸君は、あんまり私が凝視してたから一

 口分けてくれようとした。

 あー、いただきたい…

 ですが、病気だから我慢する!

 匂いだけかがせてってお願いした。

 う〜ん。いい匂い。

 で、ありがとうって瀬戸君に返した。

 そしたら、

「いいな」ってボソッとれみちゃんが言った。

「ん?」

「あっ、ううん。なんでもない」

 なんか、れみちゃん…

 

 

 あの時れみちゃんが変だったのは、理由が

 あった。

 それがわかるのは、放課後の事だった。

 

 今日は、部活がお休み。

 さて、帰るか。

 

「ねぇ、今日千景ちゃん部活休みだよね?ど

 っか、寄り道しない?」

 れみちゃんからのお誘い。

「うん!行こっ」

 わーい!れみちゃんとお出かけ。

 

 

 雑貨屋さんなんかをみて歩いて少し疲れた

 から、カフェで休憩。

 

 

「ね、たつき君とどうなの?進展あった?

 それとも、みゆきちゃんに阻止されてたり

 する?」

 ん?

 どう言う事⁈

「たつき君?みゆきちゃんとどうなったかっ

 て事?」

「やっぱり三角関係なんだ…」

 れみちゃんなんか勘違いしてるかも⁇

 

「私は、たつき君好きじゃないよ!」

「えっ?でもお祭りの事気にしてたよね?」

「あー、あれは友達がね…」

「そうなの⁈私てっきり自分と同じなんだと

 ばっかり…」

 

 

「ん?三角関係なの?」

 私の質問にれみちゃん。

 あー、自分から暴露してしまったーって顔

 をしている。

 

 れみちゃんは、私がたつき君を好きででも

 たつき君は、みゆきちゃんが好きだから、

 とっても辛い恋しててかわいそうって思っ

 てたみたい…

 

 

 でもすぐに誤解は、解けた。

 

 

 それで、れみちゃんは?

 一体誰と三角関係⁇

 

 続く。

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― 新着の感想 ―
[一言] 可愛いお話の中の病気のお話 ちょっと切なくなってしまいました 無事退院できてよかった
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