表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/9

幼馴染は複雑

 みんなで花火を堪能してたんだけど…

 

 

 みゆきちゃん⁇

 みゆきちゃんは、花火じゃないなにをみて

 いるんだろう。

 

 

「みゆきちゃん?」

 私の声にみゆきちゃんは、驚いた感じだっ

 た。

 

 

「あっ、ううん。なんでもないよ。」

「そう?」

「うん…」

 少し沈んだ顔してるよね?

 

 

 

 花火が終わって帰り道…

 まだみゆきちゃん変だよ。

「やっぱりみゆきちゃんなんかあった?」

 あらためてまた聞いてみた。

 

 そしたら、

「花火始まってすぐね。みちゃったの。幼馴

 染のたつきがさ、たつきが…」

 みゆきちゃんは、急に泣き出した。

 えっ。

 みんなが慌ててどうした⁈ってなった。

 

 

 

 とりあえず、近くの公園でみゆきちゃんが

 落ち着くの待った。

 

 

 すると、やっと落ち着きを戻しさっきの続

 きをはなしてくれた。

 

 

「あのね、たつきがさ一組のれみちゃんとお

 祭りに来てて。

 あの二人付き合ってるのかな?

 昨日友達と祭り行くって言ってたのにさ」

 …  …  …

「そっか。好きな人に彼女がいるって思った

 ら、辛いよね…」

 友美ちゃんは、みゆきちゃんをみながら

 一緒に肩を下ろした。

 

 

 私は、恋をした事がない。

 だから、どう声をかけてあげたらいいのか

 わからない…

 

 

 でも、相談に乗ってあげる事はできるのか

 な。

 こうしてそばにいてあげるだけでも役に立

 っているのだろうか…

 夏休み中、どうしてあげることもできなく

 て、ヤキモキしていた。

 

 みゆきちゃんは、落ち込んだまんまだし…

 

 

 新学期

 

「みゆ…」

 みゆきちゃんの姿を見つけておはようの挨

 拶をしようとしたらすごい勢いで私を追い

 越してみゆきちゃんのもとに向かうたつき

 君。

 

 

「みゆき!なんで最近うちに来ないんだよ」

 たつき君…

 おっきい声だな。

 そりゃ、彼女できたんなら行けるわけない

 だろうよ。

 全く女心をわかってないなぁ。

 ま、私も恋に詳しくないんだけどさ…

 

 

 みゆきちゃん…返事に困ってる。

 助けなきゃ。

 

「あっ、おはよー。たつき君  あのね、み

 ゆきちゃんさ、なんかお腹痛くしててさ

 それで、最近…  ね。」

 しどろもどろになりながらみゆきちゃんを

 みた。

 そしたら、

「あー、そうなんだ!実はお腹がね…」

 って話を合わせてくれたみゆきちゃん。

 

「大丈夫かよ⁇だから毎日アイス食うなって

 言ったのに。そんなにひどいならきちんと

 病院行ってみてもらえよ?」

「うん」

「じゃ、治ったらまたうち来いよ」

 そんな事を言ってたつき君は、行ってしま

 った。

 

 

「彼女いんのにいけるわけないじゃんね。

 たつきは、どうせ私なんか女としてなんと

 も思ってないんだ。」

 

 うーん…

 

「でもさ、心配してくれてたじゃん。ね?」

 そう言ってあげるのが精一杯だった…

 私…なんにもしてあげられない。

 不甲斐ない自分。

 

 

 れみちゃんは、彼氏の幼馴染をどう思って

 いるんだろう。

 なんか役に立てるかもしれない。聞いてこ

 よう。

 

 

「れみちゃん…はじめましてでなんだけどさ、

 あの…彼氏って同じクラスの…」

 私がまだ話終えないまま、れみちゃんは

「えっ?彼氏?誰の?」

 って、大きい目をぱちぱちさせた。

「れみちゃん…」

 私がそう言うと

「ん?私彼氏いないけど?」

 なんて言った。

 まさか、夏休み中に別れた⁇

 

 

 だとしたら、そんな事言って失礼だよね…

 

「や、ごめん。別れたなんて知らなくて。本

 当ごめん」

 

 すると、またぱちぱちまばたきしながら、

「誰と別れるの?私ずっと彼氏いないけど」

 なんて言うじゃありませんか‼︎

 

 

 で、夏祭りの花火の事を話した。

 そしたら、偶然会ったから少したつき君と

 話してただけだよなんて笑いながら話して

 くれた。

 

 

 そうなんだ⁉︎

 なら、早速みゆきちゃんに報告‼︎

 

 

「みゆきちゃーん‼︎」

 朗報です‼︎

 

 

 誤解が解けてあーよかったなんて思ったん

 だけど、幼馴染って意外と複雑…みたい。

 

 

 幼い頃からずっと一緒だからもうきょうだ

 いみたいな家族みたいな感じなんだってた

 め息まじりに言った。

 

 それに、うっかりおもいを伝えて気まずく

 なったら嫌だし。

 これからもずっと隣の家だからなって。

 そうかぁ。

 

 

 恋って複雑すぎるよー。

 

 

 とりあえず、みゆきちゃんは彼女いないな

 ら今まで通り遊びには行けるってお礼を言

 ってくれた。

 

 

 私には、両思いに見えるんだけどな。

 朝一からすっごくみゆきちゃんの事心配し

 てたしさ!

 

 

 

 そんなこんなで彼氏がいる美加理ちゃん。

 先生に恋する友美ちゃん。

 幼馴染を好きなみゆきちゃん。

 アニメが好きな雪菜ちゃん。

 恋をしてない私…

 

 

 が、二年生になりました。

 

 続く。

 

 

 

 

 

 

 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ