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仲間

 コーラス部の見学すっごく楽しくて最後ま

 で居座ってしまった。

 

 

 で、そのまま一緒に雪菜さんと下校した。

 

 

 ずっと気になってた事があったから雪菜さ

 んに思い切ってきいてみた。

「前に、大丈夫って私に聞いてきたけどあれ

 は、何が大丈夫って意味だったの?」って。

 

 

 そしたら、雪菜さんは中学から美加理さん

 と同じで、なんか美加理さんあんまり評判

 がよくなかったらしくてそれで心配してく

 れたみたい。

 

 

 そっか…

 確かに、人にそんな事頼む?なんて思った

 りもした。

 

 けど悪くさせるかそうじゃないか

 も相手次第ですっごくかわるよなー。

 でも、どうせ転ぶならいい方がいいに決ま

 ってる!

 

 

「千景ちゃんってすごいね!」

 いきなり雪菜さんに褒められた⁈

 

「えっ、何で?」

「だってあの美加理ちゃんと仲良しなんだも

 ん。」

「あ、でも本当に仲良しって思えるようにな

 ったの実は、最近だよ?」

 って答えた。

「へー、そうなんだ。でも、美加理ちゃん最

 近よく笑うようになったし、やっぱ千景ち

 ゃん効果だと思う」

 なんて雪菜さんが言ってくれた。

 

 

 なんだか嬉しい。

 

 

 数日後、私はコーラス部に入部した。

 歌うのも結構いい運動になる!

 それに雪菜さんもいるし。

 

 

「最近、千景顔色いいね」

 って美加理さんが褒めてくれた。

 で、あともうさん付けで呼ばなくていいよ

 って。

 だから、ちゃん付けで呼ぶことにした。

 

 

 お昼は、いつも四人で食べてるんだけど

 さて、支度しましょうって思ってたら

「ちょっと部活の事で少し話があるんだけど

 いいかな」って雪菜さん。

 

 すると、美加理ちゃんが

「ならさ、雪菜も一緒にお昼ここでたべなよ。

 ね?」

 って誘った。

 雪菜さんは、一瞬戸惑ったけど

「うん」って返事をした。

 ご飯を食べながら部活の話。

 その話が終わったころ美加理ちゃんが

「雪菜さー、最近明るくなったよね」

 って雪菜さんに言いながらにっこりした。

 雪菜さん嬉しそう。

 

 

 それから、私達は五人でお昼を共にするよ

 うになった。

 

 

 私は、いつもおやつをいただく。

 ナッツを少し口に含む。

 すると、みゆきちゃんが

「糖尿病なのにナッツ毎日食べて大丈夫?」

 って。

「うん。むしろからだから糖分がなくなると

 低血糖になって調子悪くなっちゃうの。だ

 から毎日ナッツを持ち歩いてるの」

 って答えた。

 みんな真剣に聞いてくれた。

 

 

 そんなある日

 やってしもうたー‼︎

 ナッツが空っぽじゃん。

 ま、一日くらい大丈夫っしょ。

 

 

 そう思ってたんだけど…

 なんかからだが…

 ナッツ…

 誰か甘いものを…

 

 

 

 様子がおかしいってすぐに気がついた美加

 理ちゃん。

「どうした?」

「あの、ナッツ忘れちゃって…」

 すると四人が一斉に自分のバックからナッツを出してくれたじゃない。

 あの話を聞いてからみんな私のためにナッツを持ち歩いてくれたみたい。

「みんなありがとう。」

 泣きながらお礼をした。

 

 少し落ち着いてお昼を食べていた。

 

 空気がなんかよくない⁈

 私が軽い発作みたいなの起こしたからみん

 なびっくりしたよね…

 

 だから、空気を変えるためこう言った。

 

「友情っていいですわね。うふふ」

 って。

 

 そしたら、みんな飲んだり食べたりした物

 を、ブッて吹き出した。

 

「みんな…汚いよ…」

 

 みんなは、笑いながらあんたが急に笑わせ

 てくるからじゃんって言いながら机を拭い

 た。

 

 そこに秀君が来た。

 

「なんだよ。すごく楽しそうじゃん」

 そう言いながら美加理ちゃんをみた。

 もう、美加理ちゃん笑い泣きしてた。

 

 涙を拭きながら

「うん!めっちゃ楽しい」

 って答えた。

 

 

「そっか。美加理が笑ってるとオレも楽しい

 な」

 って秀君も笑った。

 

 

 病気って嫌なことばっかりだと思ってたけ

 ど、素敵な友情がそこからめばえたんだか

 ら、よしとするか‼︎

 

 

 しばらく平凡な日々が続いたんだけど、担任の先生がどうやら妊娠をしたらしい。

 で、代わりに他の先生が来ることになった

 んだけど、

 

 まさかのお騒がせ王子‼︎

 

 この人は、足を骨折して一か月入院してい

 たの。

 かなりイケメンだけど少しわがまま…

 で、退院したと思ったら今度は手を骨折し

 てまた再入院した人。

 

 私は、ちょうどその頃長くて入院してたか

 らよ〜く知っている。

 

 

 でも、まさか担任としてまた会うとは思い

 もしなかったなー。

 

 

 その情報を聞きつけて一之介君が休み時間

 やってきた。

 

「おー、ちーだけじゃなくてイッチーもこの

 高校か」

 ってお騒がせ王子が言った。

 

 お騒がせ王子こと、たつきさんはよく私達

 に本を読んでくれたり遊んでくれたりして

 くれたお兄さん的存在だった。

 

 優しいけど難癖がある人。みたいな…

 

 

 そんなたつきさんをみて友美ちゃんポーっ

 てなってるよ⁉︎

 大丈夫なのか⁈

 

 続く。

 

 

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― 新着の感想 ―
[一言] あらららら ごめんなさい 千景さんってお名前をうっかり拙作で使ってしましました。 千景さんって私の昔のお友達と同じ名前なのですけど、仕事関係で目にしただけかと思ったらこちらでも拝見してい…
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