ステータスと女子達への報告
さてそれでは……と、自分のステータスを確認する為にスマホを開きステータスアプリを立ち上げる。
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ステータスだよ!
ジョブ
アルケミスト:Lv21
スキル
錬金術(初級・カンスト)
鑑定(初級)
魔法(全属性・初級)
投擲(初級)
残りSP2
称号
ジャイアントキリング
もっちー
追記
クエスト報酬はどうかな? 気に入ってくれたかな? もちろん気に入ったよね! うんうん、やっぱり作った薬品を投げるのって大切だしね(^_-)-☆
あ、称号も増やしておいたよ。なんかあの子の呼び方気に入っちゃった♪ あ、受け取り拒否は認めませんので!!
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……おおい! システムやりたい放題じゃねーか。
なんだよ、称号もっちーって。あれはただの渾名じゃないか……なんで称号なんだよ。
本当に、毎回システムは人を逆撫でしないと気が済まないのだろうか。これ、高血圧の人だったら頭の血管がブチ切れているよな。
とまぁ、此処は冷静になって軽くスルーし、気を取り直してステータスをチェックして行こうかな。
先ずは新しく手に入った投擲を見て見よう。
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投擲(初級)
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射程が伸びました×2
威力が向上しました×2
クイックスローを覚えました
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ふむふむなるほど。
どうやらイベントボーナスで貰えたスキルポイントは5ポイントだったと言う事か。そして、丁度いい感じにスキルによる技を覚えた様だ。
どれ、スキルの技について調べてみるかな。
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クイックスロー
投擲によるスキル技。威力と射程が下がる代わりに速射が可能となる。ほぼノーモーション。
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ほう、これは結構使い道が多そうな技だなぁ。
何よりも早さが欲しい時に使えるって事だよね。たとえば、仲間にポーションを投げようと思った時とか。後は奇襲にも使えそう。
これは使い方を極めておいた方が良さそうだ。
因みに、他のスキルはどうなったかだけど、錬金術は既にMAXだから良いとして。
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鑑定(初級)
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それと。
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魔法(全属性・初級)
◆◆◆◆◆◆◇◇◇◇
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となっている。そして、俺は此処で違和感がある事に気が付いた。
あれ? スキルポイント2余ってるよな? なんで、割り振られているポイントが11もあるんだ? と。
確か前にこのポイントを振った時は19レベルだったハズで、それなら間違いなく振っているポイントも錬金術を除いた9ポイントになるはず。
でも、11振ってあるって事は、21レベル分のポイントを振った事になるんだけど……何処から湧いたの? この2ポイントは。
あの時の事を思い出そうとしてみる。だけど、いつの間にかに19レベルになっていて……。あぁだめだ、何が起きてたか全く記憶にないよ。思い出そうとしても、頭に重みを感じて思い出せないし。
とりあえず、何かでボーナスでも貰ったって事で良いかな? システムさんのやる事って良く分からないし。と、現状はこういう形で考えておくことにしよう。
それに何か思い出せば答えが見つかるかもしれないしね。
と言う事で、余っているスキルポイント2について、その使い道を決めようかな。
振るなら魔法だろうか。やっぱり火力が欲しい所ではあるしね。何せゴーレム狩りを視野に入れているのだから。と言う事で、ここは迷わず魔法にふっちゃえ。
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魔法(全属性・初級)
◆◆◆◆◆◆◆◆◇◇
威力が向上しました。
最低保証威力が向上しました。
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おー、これは最初に2ポイント振った時と同じかな。
どちらも威力が上がるから実に助かる。最低の保証はブレ幅が狭まると言うか、例えるなら最低で1しかダメージが入らないところを2にしてくれるとかそう言う感じだと思うし。……これ、馬鹿には出来ない内容なんだよね。
ゲームをやった事がある人ならわかると思うけど、ブレが減れば減るだけタイムアタックとかが正確になるし。
なんて、スマホとにらめっこをしていたら、突然女子から声が掛かってきた。
「望月君どうしたの?」
「え、あ、ちょっとステータスを見てた」
「えぇぇぇ……今って話し合いをしていたはずなんだけど」
あ……そうだった。女子達と色々どうするかって話し合いをしていたんだった。
あぁぁぁ、これはやってしまったな。確かに、スマホを確認する前は女子達が女子達だけのワールドを形成していた。そして其処へお知らせの通知音がなったからついスマホを見てしまったんだけど……。
内容が内容だったから、かなり長時間スマホを操作してしまったんだよなぁ。なんなら、システムに突っ込みを入れたりして時間を食っていたしね。
「ごめんごめん。ちょっとお知らせが入っちゃって」
「お知らせ? 私達の方には入って無かったけど……」
「……特別?」
「あー、特別と言えば特別かも。前に話をしたクエストあったよね? あれがクリアされたよーってお知らせだったんだ」
とりあえず、こういう時はしっかりと謝っておいて、何があったかを説明しておくに限る。嘘を言うのは良くない。……たとえそれが、ズルい! と言われかねないクエストの事であったとしても。
「あぁあの! そっかぁ、漸く報酬が貰えたんだ! 良かったね」
「……うらやま」
「で、どんなスキルを選んだのかしら?」
「良いね。これでやれる事が増えるじゃない」
あら? ずるいと言う反応は無かったか。羨ましいと言う感情はあっても、どちらかと言えば祝福してくれている雰囲気だ。
んー……これは、俺達の間にある壁が少しでもなくなったって事の証明になるのかな。
とまぁ、女子達との距離は置いておくとして。ちょっとシステムに対する愚痴を聞いて貰うとしよう。
「それが、スキルもスキルポイントも勝手に選ばれて割り振られてた。最初はそんなこと一つも書いてなかったんだけどね」
「え、って事は選べなかったって事? どんなスキルが良いかなーとかって考えてたのに?」
「そう、そう言う事」
「……これはひどい」
「そうなのね。で、どんなスキルだったのかしら? 使えるスキルだったら良いのだけど」
「なんというかお決まりなスキルを貰ったって感じかな。投擲だったよ」
俺が投擲だったと言うと、全員がそろって「あぁ……」と納得したかのような反応を見せた。うん、やっぱりそう感じるよね。お決まり過ぎてなんの捻りも無いなぁって。
「生産系が良いかな? とか思っていたんだけどね。この島で生産スキルがあるとかなり有利だし」
「確かにそうね。私もスキルが貰えるとなれば〝調理〟とか〝農業〟が欲しいわね」
「……〝テイム〟」
「サモナーの雪がテイムって……あぁ、鶏とか?」
「……ん」
「確かに、今は鑑定が無いと卵は取れないし……言う事もあまり聞いてくれないから、鳥小屋の中で自由にさせているって感じなのよね」
「確かにテイムは欲しいかな。エリカ達が遠征にいっている間、餌やりも一苦労だったから」
生産スキルが欲しい。これは全員が一致した意見だね。
本当に、スキルの恩恵は大きすぎるんだ。例え、以前得意であった事であっても、確かに出来なくはないがスキルがあった方が良いのは事実。
もし調理が苦手な人が〝調理〟のスキルを持っていれば、調理のスピードも作った物の味も段違いになる。なんなら、こんな世界だからね食べたらバフ効果が付くなんて事も有るかもしれない。
「生産スキル欲しかったなぁ」
「だね……もし手に入るなら何を選んでたの?」
「そりゃ、やっぱり〝調理〟か〝鍛冶〟か〝木工〟辺りかなぁ」
ここら辺は間違いなく、今後必要になる気がするからね。
たとえ全部錬金術で劣化生産出来るとは言え、やっぱり特化して作る強みと言うのは大きいから。それに、錬金術で作った素材を使って、それらの生産を行えばとも思うしね。なにせ、錬金術は中間素材を作る事が出来る職でもあるみたいだし。
とは言え、既にシステムから〝投擲〟が強制で選ばれてしまったからな。嘆いていても仕方ないよね。
なので今からは、ゴーレム狩りに向けての話を皆としておこうかな。
ブックマークに評価などなど、いつもありがとうございます(*- -)(*_ _)ペコリ
と言う事で、報酬についての内容と漸く違和感を回収です。忙しかったから気が付かなかった景君でした。
因みに、どういった理由でスキルポイント2が増えたかなのですけど、それはユニーク称号を手に入れた報酬ですね。とは言え、手に入れたこと自体がシークレットになっていますので、ポイント自体がいきなり湧いたようにしか見えないと言う仕様。糞である。




