三ヶ月目突入! ~情報の整理・今後の行動編~
ある程度情報を整理したところで、次に考えるのは今後の行動方針。というか確認かな?
「やる事はほぼほぼ変わらないものね」
「だね! 私達の最終目標は帰還する方法を見つける事。そしてその為に今必要なのが第2フィールドのフィールドボスを見付ける事だよね」
「そこから第3フィールドに突入するのが目的じゃん!」
「……素材も大切」
女子があらかた説明してしまったけど、俺たちのやるべき事は彼女達が言った内容通りなんだよね。
生活環境を改善しつつ、安全を確保しながら島からの脱出を目指す。……まぁ、オレ一人なら一生この島に居てもって思ってたんだけどなぁ。流石に彼女達はね。
てか、帰還することを考えたらさ。その事も合わせて、あの運ちゃんチームと協力したほうが良いんだろうけど……はぁ、駄目だなぁ。彼女達以外はまだまだ信用出来ないというか、心身ともに拒絶反応が出そうになるんだよなぁ。
ただ、これは彼女達が言っていた事なんだけど、彼女達も拠点内には自分たち以外に入ってほしくないらしい。距離をとって話をするのは大丈夫なんだけどって言ってたんだけど。まぁ、そういう風に思ってしまうのは仕方ないんだろうね。こんな島の状況だもの。
「そう言えば、フィールドボスが居そうな場所って見つかってないよね」
「あー……怪しい部分は見つかってないかな」
「結構調べたと思うのだけど」
「……ちゅん吉が飛んだけど」
「空からでも発見出来なかったみたいじゃんか。もしかして草原にはないとか?」
会話でわかるように、俺たちはフィールドボスを発見出来ていない。
鳥型精霊のちゅん吉による空からの探索も行ったんだけど、ソレらしい姿というのが全く見つからなかったみたいで、現状は行き詰まっているって感じなんだよね。
「んー……フィールドボスがゴーレムみたいに大きいという考えは捨てた方がいいかしら」
「でもボスは巨大というのがお決まりじゃないの?」
「いや。群れという可能性もあるし、蟻地獄みたいに地中に隠れているなんてパターンもあるかなぁ」
「……発見出来ない」
「めんど! そんなの普通に探すとか無理過ぎじゃん」
そうなんだよ。そういうタイプだったら面倒過ぎるんだよね。
とは言え、第2フィールドは現状遭遇したモンスターだと、既にレベリングが頭打ちになりつつある。という事は、新しいモンスターを発見するか、猫型猛獣のトレイン狩りをエンドレス耐久する必要があるって感じかな。
あ、ちなみそんな猛獣なんだけど、鑑定結果がコレ。
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レッサーライオン
特徴:土属性
小型で劣化したライオン。らいにゃんって読んでも良いのよ?(*´ω`*)
あ、でも皆が知ってるライオンよりは強いから。ただ、このレッサーらいにゃんより強いライオンがどこかに居るって事になるわね。
因みに……戦うと周囲のらいにゃん達とリンクするわよ。しかも、大量に呼び寄せる習性もあるから……戦闘する時は注意が必要かしら。ま、がんばって(`・ω・´)b
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てな感じだったかな。
コレを最初に見た時は「らいにゃんってなんだよ!!」って、大声でツッコミを入れちゃったよ。おかげで、女子たちから変な子でも見るような目で見られた……システムには謝罪を要求したいところだよ。無理だけど。
てか、レッサーなんだよな。レッサーって小型とか劣化したって意味だから、説明通りではあるんだけど……何? あのトレインによる恐怖を感じさせる相手の上位互換が居るってこと? って思わず引いてしまったよ。
いや……下手をしたら、そんな上位互換な存在がフィールドボスなんて可能性もあるんだよね。そしてもしそうなら、明らかにレベルが足らないと思うんだよね。
「劇物を大量に作ったりして道具を充実させるのも必要かなぁ」
「流石にそんな相手が出るのは次以降のフィールドであることを願いたいわね」
「でも、第1フィールドのボスもゴーレムっていう、どう考えても異常な相手だったじゃん」
「それを考えると、その上位なライオンより強い存在の可能性だってありそうだよね」
「……悪夢」
本当にバランス調整どうなってるんだ!! ってゲームならクレームを入れるレベルだよ。そのフィールドボスの配置が事実だとするならだけどね。
ただ……このシステムを考えるとやりかねないからなぁ。
こういう時ってトップを突っ走っているのがデメリットだったりするよね。情報なんてない状態で挑まないといけないわけだから。……まぁ、その分攻略した後の旨味は大きいんだけど。
「とりあえず。探す対象を巨大な存在から変更する必要があるかなぁ」
「……らいにゃんより少し大きい」
「らいにゃん言うなし。とりあえず対象をもう少し広くするのかぁ……大変じゃん」
「見つからない以上は仕方ないわよね。てかレベル上げももう少し必要なのよね」
「ソレについては考えがある……ってか、牛を連れてくる時に嫌でも大量のレッサーライオンと戦う事になるから」
「なるほど! たしかにソレならもう少し経験値が稼げるかもだね」
牛を引っ張っていきながら、大量の毒物や魔法をばら撒いてレッサーライオンを大量に狩る。
進路上で自分たちが通る場所以外にトラップを大量に仕掛けるのもありだよね。そうすれば、レッサーライオンの動きを制御することも可能だし。
なので、牛を引き連れる前にまずバトルフィールドを作り出す事からやらないと。
「って事で、優先順位的にはフィールドボス探しと牛を連れてくる事が1番目と2番目かな。他は少し後回しで良いかも」
「それなら先に牛をやっちゃう? どれぐらいレベルアップするか気になるし」
「バトルフィールドというと、やっぱり落とし穴と壁よね? 私の仕事かしら」
「……ちゅん吉も飛ばしておく」
「そうだね。ボスの調査はちゅん吉に任せるとして、俺達は牛の確保に専念したほうが良いかもね」
欲しい物を確保しつつレベリングも出来る一石二鳥な作戦。……ただ、前に途中で切り上げたトレイン狩りを考えると、かなりの量を狩る必要があるんだよね。
いやまぁ……経験値効率は現状ソレが一番大きいんだけど。
ん? まって。トレイン狩りにモンスターのリンク? 何やら何かで聞いたことがあるような。
「あ、そう言えばボスが出るパターンってもう一つ可能性があった」
「え? 一体どんな感じなの?」
「特定のモンスターを一定数以上狩るとかそんな感じ」
「あー……確かにありそうな話よね」
「……対象はらいにゃん?」
レッサーライオンが対象で、一定数以上狩り続けるという可能性はあるんだよなぁ。
雀や馬は、このフィールドに来た後にかなりの量を狩ったから、おそらく彼らは対象ではないと思うんだよね。
「更に言うと、時間制限とかもあるかも」
「制限時間内に一定の量を狩るのね……それはまた、大変な狩りになりそうね」
「となるとやっぱりトラップが重要じゃん」
「……即死トラップ」
即死トラップかぁ……あれかな? 落とし穴に木杭でも仕込んで、さらにその木杭に毒でも塗っておくのが良いかも。流石に毒のプールを作るには、毒が足らなさ過ぎるしね。
他にあるとしたら、如何に狩る回転速度を上げるかなんだけど……。
「そこはアレね……私達が攻撃されず、攻撃を延々と続けられる状況を作る必要があるって事よね」
「そうなるかな。理論的には出来るかもだけど、実際やろうと思ったら無理があるかな」
「んー……相手の方が足が速いし、私達は鈍足な牛を連れて行くんだもんね。やっぱり厳しいんじゃないかなぁ」
相手が攻めてくる方向を一つにまとめる事が出来ても、相手の身体能力が能力だからね……どう考えても接近されてしまうと思う。そうなると、防衛する必要が出てくるわけで、戦いが後手に回るようになり、その結果は牛が確保出来ないなんて事もあり得るわけで。
こりゃ、色々と考える事や準備する事が多そうだね。
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