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本当のチュートリアル

遅くなってしまいました。

自身のモノとのクロスオーバーモノとなりますが

基本的に男の子二人の物語が中心デス。

俺TSUEEEにならないモノかもしれません。

それでは幕が上がりますううう!


冒険者ギルドを出て大通りの左側を歩いてお目当ての買い物に向かうカツヤとジーク。通りの中央はかなりの速度で荷馬車が行き交う。活気に溢れている街だ。これがVR画像に思えない程にリアルだ。


全身タイツのようなスーツを着用し頭まですっぽりと包み込まれ顔もゴーグルを装着しカプセル内の全面スクリーンとなかなかの寝心地の良いインターフェースベッド。風や振動なども有り体感の臨場感が凄過ぎる。食事など食べる時にはそのつど同じメニューを介助のように食べさせてくれるらしい。排泄などはカプセルに寝たままで全身タイツの股間から内太股に大きな穴が開いていて吸引カップが吸引洗浄乾燥するためそのまま致すようにと言われた。身体の不自由な人にも快適に楽しんで貰えるインターフェースを開発するためらしい。将来的には医療用インターフェースにも応用流用するため日夜改良していると説明を受けた。

全身スーツの身体に触れる側には特殊加工がされており微弱な電流が流れる仕組みでフィットネススーツのように筋肉に刺激が様々な感触としてフィードバックされて伝わるとのことだ。


カプセル内身体全体が入っているため恥ずかしさはない。

むしろゲーム内に没入し違和感すら感じないほどだ。

廻りの人の声も街のような感じのように聴こえる為違和感もない。

パーティーの場合はゴーグル内にある骨伝導スピーカーからパーティーボイスで良く聴こえる。


着替えの際は女性のスタッフが手伝ってくれていたため下着を脱ぐ時と尻と股間を覆う様な吸引カップを装着されているときは凄く恥ずかしいかった。


「こちらは男性専用となります。女性の方も女性専用のモノを装着されていますので恥ずかしながらくても心配は要りませんよ。」


と髪の長い少し明る目なストレートの茶髪のお姉さんに見上げる様な眼差しで言われたので興奮した。

今感じる臨場感はどのVRよりも鮮明で足で踏み締める微妙な地面の感触すら感じる。

現実時間で六時間、内在時間で30日間のモニタリングで12万円のデジタルマネーが貰えるという楽しく遊び尚且つ稼げるというデートしながらでも出来るという人気のこのゲームは高倍率の美味しいモニタリングバイトの数あるゲームプランの一つだ。


二人以外にもカプセルに入っている人が何人も居たため抵抗感もなく更には女性の声が多く聴こえる部屋でのモニタリングルームだった。

カプセルの透けている所からは女性の身体のラインのシルエットが丸見えだった為急いで目を反らした。


ともかく色々と格別なVRゲームだと言うことだった。



カプセル内の人間達はそう本当にゲームのモニタリングだと思っていた。



「お~いカツヤ何処まで行くんだ?ここじゃねぇ?」


おのぼりさん気分で廻りを見渡しながら歩いていたカツヤはジークから呼び止められる。


「あっ、悪い、悪い。周りに見惚れてた。『ウィルの武器防具店レインザード支店』あ、ここだな。」

「ハーフエルフの店だっけ?」

「バーカ、『ハーフハイエルフ』だ。これを常連客になっても間違うと店から叩き出されるって着替えの時のお姉さんに教えて貰っただろ?何処見て何聴いてたんだ!ジーク!!」

「ヤベェそうだった。テンプレートの最悪のフラグを立てるところだった。ヤベェ、バイト代も貰えずにゲームオーバーになるところだった。悪いカツヤ。」

「店に入ってからの人物が男の人か女の人か女の子でも気を付けなければって言われただろ覚えてるか?」

「うん」

「無自覚にマジで地雷踏むなよ頼むぞ?こんな美味しい面白いバイトを数分で終わるとか無いからな?」

「悪い!マジで気を付けるって!」

「気を取り直して取り敢えず防具と武器だ!」

「おう!やっとチュートリアルポクなってきた!見た目も換わるらしいからな!わっくわくするー!」

「ジーク開けるぞ?いちにのさん!」

カツヤとジークは武器防具店の元気良く扉開き入って行った。


「「はじめまして!冒険者ギルドから紹介をされて来た新人冒険者ですがオヤッサンは居ますか~?」」

カツヤとジークはログイン前に教えて貰った特別な挨拶を大きな声でハッキリと言った。


するとテテテッと5~6歳ほどのウェーブのかかった肩程までの金髪の小さな女の子が走って来た。二人の目の前まで来ると右手の人差し指を口に軽く咥えて不思議そうに二人を見て身体をユラユラ左右に揺らして見上げている。とても可愛らしいのだが…

『『ヤベェ!難しいテンプレかよ!』』


彼女はこの店の店主の娘で正体は世界にほぼ生息が認められなくなった白銀竜の生き残りらしく言葉が拙いので殆ど喋らないらしい。

この子が来た場合の最善のワードは自身の気持ちを素直に伝えるしかないらしい。

『『どーすんだ?』』二人は顔を見合せて焦る。

買い物をし冒険者ギルドで試験も受けなくてはならない。

会話が上手く出来ない小さな子供とのコミニュケーションなど今まで体験したことがない上に言葉選びを間違えると即アウトのゲームオーバーコースを遊ぶ羽目になるらしい。

この子の機嫌を損ねると店から叩き出される。

最悪場合二度とこの街の商店全ては利用出来なくなるとのこと。

背中に嫌な汗をかくジーク。

意を決したカツヤがしゃがみ女の子と目線を合わせニコリと笑顔でゆっくりと優しいトーンの声で自己紹介をする。


「俺の名前はカツヤ。新人の冒険者なんだ。こいつは友達のジーク。ヨロシク。お兄ちゃん達は冒険者ギルドから紹介をされてお父さんの作っているとても良いと評判の装備を買いに来たんだよ。お父さんは居るかな?」


はじめて合った子の頭を撫でるという行為は外国ではあまり宜しくないことがあるらしく迂闊にしない方が無難だと聞いたことがあったカツヤは撫でないように気を付けた。

カツヤは『初対面で名前を聞き出す事も失礼に当たる国もあるらしいデスヨ?内緒デスヨ?』とスタッフのお姉さんから密着されてからの耳元で囁くように耳打ちをして貰った。

目線を合わされたミリュムは少し驚いたようだったがカツヤと見つめ合い機嫌が良くなったようでニコニコとカツヤとジークを見比べて二人の廻りを鼻唄を歌いながらゆっくり歩きはじめた。


『な、何だ!この可愛い生き物は!!』『飴!何処だ?は!真綾ちゃん皆!!違うんだ!今だけ今だけはこの子にお兄ちゃんて呼ばれたいダケナンダ!』


二人が胸を押さえ新たな芽生えと葛藤しているのをミリュムが楽しそうに微笑みながら見つめ歩いている。

そんなミリュムの様子を見守って居ると店の奥の方から声がかかる。


「ミリュムー!オー、ご機嫌さんだな!どーした?ん?優しいニィニ達?誰だ?新規の客か?今日はもう予定に無いんだがな~?誰だって~?カツヤとジーク?紹介?あー冒険者ギルドから新人冒険者紹介か?解ったー!直ぐ行く。ミリュムはお部屋のお掃除頑張れー?良い返事のいい子だー!終わったらおやつにしよなー!今日のおやつ?それは内緒だ。さぁ、お部屋のお掃除お掃除ー!」


すると女の子がニコリと笑顔で小さく手振って「ニィニまたね」と言って店の奥にテテテッと走って行ってしまった。

初めてミリュムに『ニィニ』と呼ばれた衝撃に二人は手を振り続けていた。


「ヨー、お二人さんの新人さんか~♪初めて合ったのにミリュムに嫌われ無い男達なんて見込みあるな。俺が店主のウィルだ。ヨロシクな。」


二人は現実に引き戻された!

若い黒髪の男性が革前掛けを掛けゆっくりと歩いてカウンターに来る。

若いが貫禄がある好印象の優しげな笑顔の人物だ。


「実は俺達武器での実戦経験はあまりなくて俺達に合う実戦で役立つ防具と武器を選んで貰えますか?」


「フム、嘘の無い背伸びもしていない素直な注文だ!良い!うん!気に入った。少し体内数値とスキル類を詳しく視させて貰うからな?良いな?悪事に手を染めていたら衛兵の詰所行きは覚悟して貰うからな?」

「「ハイ!犯罪者じゃありませんのでどうぞよろしくお願いします!」」

「あいよ。じゃ、視るからな?対象索敵(フィジカルライブラリ)技能索敵(スキルライブラリ)

ウィルが二人を品定めするようにじっくりと見ている。

(ほう、確かに武器での実戦経験はあまり無いようだ。しかし、無手の経験者か。良い。しかも殺人は未経験。手加減も出来る様だな。バランスの良い数値とスキル構成だ。よく鍛えやれているな。二人の師が武器にも精通したよほどの戦闘の手練れだということだな。良い師匠に恵まれ鍛え育てあげられた逸材達だ。実に良い!)


「二人ともゆっくりとその場で回って見てくれ身体のバランスがみたい。」


ウィルに言われるがままにカウンターの前でゆっくりと回るカツヤとジーク。


「ん、右の彼名前は?」

「俺は、ジークフリート、ジークって呼んでくれ!こいつはカツヤ」

「ジークとカツヤな。俺の事はオヤッサンて気軽に呼んでくれ!ジークは、フルプレートでロングソードか槍に盾か、カツヤは動きを考えてスケイルメイルでブロードソードか槍と盾、うん、悪くない。二人とも軸は良いな。これなら…フム二人とも馬には乗った事はあるか?」


二人とも家族旅行で行った牧場で三時間程馬には乗った事は少しあった。

楽しかったがあとから尻がとても痛かった記憶があるが。


「少しならあります」「二~三時間だけど」


「ホウ、経験者かいよいよ良いな。…よし!上手く乗れるようになったなら教えてくれ。取り敢えずコイツらを着せてやる。調度在庫処分しようとしてた装備だがまだまだ現役で使えるなかなかの一品達でな。踏ん切りが付かなかった装備達なんだ。装着の仕方を覚えて明日からは自分たちで着れるようになれよ?ほう、フム二人は無手でも闘える様だな?」


二人は見つめ合うと少し間をおいて同時に応えた。


「「あー、ハイ。家での習い事程度ですけど。」」


(ほう、家での習い事程度か。成る程。家での習い事程度でこれ程かふふふ。都も楽しくなりそうだな。)


ウィルは二人に装着しながら体感のバランスや筋肉の着きかたを確認していた。


「大したモノだ。無手の装備も次に来たときに考えるか。よし、今日はこれで我慢してくれ!」


フィルはそう言うと用意した鎧と武器を手早く装備させてくれる。

見る間に二人とも見る間に立派な剣士姿になって行く。


「よし!緩みもないな。剣の長さもなかなか良いな。ジーク槍と剣のどちらがしっくりくる?」


「うーん迷うけど…槍かな?フン!うん!槍だな!」


「うんうん!なかなか良いな腰も回って良い突きだ!おや?ジーク、槍の投擲の体勢もなかなか様になっているな?投擲の経験者か?」

ジークは槍投げで優勝カツヤは砲丸投げの優勝と槍投げの準優勝のインハイ経験者だった。


「「俺達投擲の経験あります」」


「ほう、そうかそうか!なかなか良い粒揃いの者が冒険者に。良いな!カツヤはブロードソードと槍どちらがしっくりくる?」


「俺も迷うな。でも始めはブロードソードで頑張ってみる。なんか大剣も良い!コイツを相棒に出来るように頑張って見ます!無手と槍もまた今度試して見たいです!」

「ああ!それでも良い!どの武器でもあとから別の武器に換えても良い!臨機応変にだ。それが冒険者で長生きする秘訣でも極意でもあるんだ。大いに迷え若者!ギルドからの紹介なら二人ともソイツ達は俺からのプレゼントだ。受け取ってくれ。メンテナンスは無料だから何時でも毎日でも来いよ?」


「「マジで!!ありがとう!オヤッサン!!」」


「だけども絶対に忘れるな?自分たちの命が一番だ。装備品や金や名声や武勇伝なんかはどーでも良い。手に入れてるのならいくらでも手に入る。しかし命は一つだ。お前達に何かあれば悲しむ家族や仲間達が沢山いることを忘れるな?怪我や命を粗末にする冒険者は英雄でも勇者でも無いただの蛮勇だ。階級で相手と自分を比べる様な下らない冒険者にはなるなよ?」


パイプ煙草を咥えて真剣な眼差しのウィルの言葉にはゲームのNPCの台詞らしくない不思議な重みが有り二人には伝わった。経験者からの助言のような。

「うん!オヤッサン俺達威張ったりカッコつけた冒険者にはならないよ!」

「ああ!世界を見て回る事が目標だしな!」

「二人共応援してるぞジーク!カツヤ!何かあれば相談に何時でも来いよ?遠慮なんていらないからな!頑張れ!」

「「ハイ、ありがとうオヤッサンまた来る!」」

「おう、またなジーク!カツヤ!」

カツヤとジークは元気良く店を出て行く。通りを歩き始めた二人に店の二階の窓からミリュムが顔を出して

「ニィニ達、またね」

と言い手を振ってくれていた。

またも胸を撃ち抜かれた二人も

「「ミリュムちゃんまたね!」」


と手を振り返し更にポーションなど必要な物を買い冒険者ギルドに新人研修を受けに向かった。


「たまには都も悪くないな。良い竜騎士の卵もいる。うちの街に青田刈りするか?バルデュエル?」

『馬鹿者あまり目立つような事はするではない!最近よく感じる異国のモノ達と同じ感じもする者達であったしな。迂闊には手を出すでないぞ。話しぶりからすると貴族の出の様だ。ウィルフィルム。素性を見定めねば。可哀想なあやつらと初めて出会った時に似ていた。』

「あー、確かに久し振りの懐かしい雰囲気だとは思っていた。そうか。…少しあいつらに似てたな二人は。使命も果たせずにあいつらは…戦いに敗れ還ることも出来ずに。勇者なんてモノでなければ良かったんだ。あいつらの心が壊れちまっていた。永い戦いで魂も肉体も精神も壊れていたのに…疲れ果ていたのに魔王を倒せと魂に刻まれた呪縛を抑えきれずに魔王に挑み…魂は慰霊され肉体も手厚く埋葬されていたんだが…二人の魂は…壊れちまった精神と魂は元の世界に還ることも出来ずに『世界の敵』になり滅ぼされてしまった。もっと早くに俺が気付けていれば二人の精神も魂も肉体も救えたのかも知れん。」

『あれはかの滅びた国の起こした救いの無い悲劇だった…お主を責めるで無い。ウィルフィルム』

「あの子達二人も無理矢理連れて来られた口かもしくはあの身のこなしと話からすると転生者かバルデュエル?」

『魂を探るか?もしくは本気で〘街〙に囲うのであれば倅か娘達を側に付けるぞ?』

「フム、ミリュムもお気に入りのようだったな。声を出してまで見送りをしていたからな…バルデュエル。手を打つぞ!囲い込む。頼めるか?」

『心得た。フム家の方は倅達に探りを彼奴らには娘達を付けるとしよう。若い雄だから良い案であろう?』

「ふふふ。ああ、頼む。とびきりの美女達でな。」

『うむ、任された!我が娘達だ。保証したも同然であろう?ではなるべく早く向かわせる。』

「ああ、…あの子達は巻き込まれ(集団召還)呪縛勇者召還(ゆうかい)じゃなければ良いんだがな…後で冒険者の新人研修でもミリュムと見学に行くとするかな。」

行間をいじりマスので

御容赦お願い致します。

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