男の娘は病院に行く
急いで書きました。間違ってるかもしれません。
学校の部活に行った俺。
その帰りに、病院に行くことになった。
車の中で………
「結局、俺バスのまんまだった」
「へえ、よかったじゃない、いや、よくなかった?」
「な、なんでだよ」
「だって、いつもソプラノのパート練習してたじゃない」
は!?
「な、なんでわかるんだよ!」
「いやだって、聴いてる曲はいっつも上のパートだし、お風呂でも1オクターブも下にしてまで歌ってるじゃないの。」
いやー、ばれてたことに心から驚いたね。
俺、これでも気をつけてたんだけどなあ。
さすがは親だな、と思った会話だった。
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〜病院にて〜
「わかりません」
「ですよね〜」
つい言ってしまった。
「でも、逆になってるっぽいですね………」
「え?」
「名付けるなら、『逆転病』みたいな感じですね」
逆転病か…
ん?待てよ?
「逆になるのは何なんですか?」
「すみません、それもわかりません」
そうか…
「おそらく、神様が決めているのでしょうね。」
「そうですか…」
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結局、原因はわからなかった。
しかし、ひとつ分かったことは、
『自分の物事が逆になる、しかし、逆にならない事柄もある』
ということだ。
俺の場合、分かっただけで、
1:性別
2:運動神経
などがある。
神様が決めている、と言っていたが、都合のいいことしか逆になってる気がしない。
他の先生は、
『おそらく、心の奥底で『逆になったらいいのに』と思っていることが逆になるのでしょうね』
と言っていた。
しかし、可愛い見た目になりたい、と思ったことはない。
小さい頃に
『可愛がられたい』
みたいに思ったことが今回の件に影響を及ぼしたのではないか、と思われる。
しかし、これはあくまでも地方の先生の見解だ。
間違っていることもあるだろう、ということで、大きな病院への紹介状を渡された。
入院する可能性もあるから、時間の空いた時で、と言っていた。
できるだけ早く行こうと思った。
評価がつきました。嬉しいです。急いでますので、これで。