男の娘を見た周り
新作が百話、一話三千文字近くできたら、1日一個投稿をなくすかもです。
「なんだったのかな、あのプレイヤー…」
わたし、えめるはずっとかんがえていた。
急に近づいてきたかと思うと、反応する暇さえ与えずに全力掃射してきたあのガンナー。
避けようとしていたわたしがまるでばかだったかのような動きで近づき、即殺された。
ノックバックが少なかったとはいえ、あそこまで連発されると怯みざるを得なかった。
あり得ない、と言ってもいい。
「データ上はあり得るんだよね…」
データ上はあり得るとはいえ、ほとんどあり得ない。
練習でできた超カーブボールを試合で出すような物だ。
あり得るような物ではない。
「ねえ、いっしょにあそぼうよー」
こんなことをできるのは、よっぽどな反応力があるような人だけ。
数秒遅れただけでも、失敗するだろう。
しかるべき時に、しかるべきことを。
おそらくこのプレイヤーはコンピューターではない。
なぜかというと、全ての危ないことに対処していたからだ。
このために開発された専用CPは、リスクとメリットを考えて作られているからね。
「ねー、緑ー」
「…ん、はいはい、遊んであげるから。」
友達と遊ぶのも大切だな。
みどりちゃんはこれから出てきません。