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男の娘からの印象

ごめん

そう。あいつは、変なやつだった。

それどころか、どこか怖いとも、感じた。

それが、あいつだった。


…………………………………………………………………………………………………………………………………

「あの、使います?」


俺は、こんなことを言ったと記憶している。

いつも男子となかのよくすることはない、あの人。

いつでも本を読んでいた。

低学年のとき病気で休んでおり、友達がいなかったらしい。

そんなその人の、


「どうしよう…」


という呟き。

おそらく無意識だろうなと思う。

今となっては古いことなので、真偽の程は定かではないが。

まあとにかく、お金を貸したのだ。


そのあとだった。

急に、近くにいたそのひとの友達が、


「なっちゃん、あなたのことが好きだって」


と、それはまあニヤニヤ、ニヤニヤとしながら言ってきた。

あのぶんげいしょうじょっぽさがいい!と、地味に人気のある子だったので、信じなかった。

あちらも、そうだった。


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