男の娘は選ばれる
ごめんなさい、今日はおそらくこれで終わります
ある部屋…生徒会室で
「はい、今回は誰が『龍』の役をするか。誰がいいと思いますか?」
「はい!」
質問をされた瞬間、予想でもしていたようにピシッと手をあげた少女がいた。
「…はい、わかってるけどはい、今年こそは、真面目な意見、出してよね?じゃあ、どうぞ」
「伊月様がいいと思います!」
「だーかーら!女って言ってんでしょう!」
「いいじゃないですか、男にも伊月様綺麗さは通用しますよ?」
「ダメなの!女って決まってんの!去年も言ってたでしょう?」
「まあまあ。」
「ああーもう!」
なんと言っても聞かない奴に腹を立てたリーダーは、
「もういい!無視する!」
「誰からも意見を聞くという理念に反してますよ」
「やっておしまい」
「「「はっ」」」
いつの間にか現れた黒服に嫌な気配を感じた奴はびくっと肩を揺らし黙りこくった。
「…はあっ、もういい、ありがとう」
「「「はっ」」」
結局振り出しに戻った話し合い。
「はあ。また私、とかないようにしたいのよ、誰か出して?」
「絵?会長でいいじゃないですか」
「いや、ねえ。私、恨まれるのよ。」
「なるほど、会長は他の人に恨まれたくないから他人に押し付けると。」
「いや、不正を疑われるから、かしら?」
「へえ、龍役目立ちますしね。」
みんなが黙りこくった時…
「あの、この人どうです?」
「あ、写真持ってきたの?ありがと」
「・・・・・・」
「いいじゃん!」
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「ってことで、決まりました」
「いちいち本みたい!」
急ぎましたので、誤字あるかも?わからない時は感想で言ってください。間違ってたら直します。