男の娘たちの学園祭準備その2
今日もいっしょ。
「はい、今日はですね、具体的にどうするかを決めてもらいます。」
二日目のホームルームで、先生がそう言った。
「はい、そんじゃあまずリーダーを決めたいと思います、誰か推薦したい人!」
「はい」
「どうぞ」
「大河君がいいと思います」
誰かが手をあげて、当てられて…そして自分を推薦された。
い、いったいなぜ?
「だって、料理うまいし、カリスマ性あるし、島乃さんと仲良いし」
「賛成」
「さんせーい」
「まじかよ、あの見た目でしかも料理うまいのか…」
「男の手料理はいらんけど、可愛い子だったらいいよな…」
後の二人よ、俺はお前らに賛成だ。
「それじゃ、賛成の人ー」
「「「「はーい」」」」
「じゃ決定、ところで何作ろうか。」
「クレープ」
「おにぎり」
「焼きそば」
いや、俺の意見は完全無視か。
聞こうとすらしちゃいねえ。
「え?だって結局なってくれるじゃん」
「去年もだったよね…」
まあ、そんなこんなで、リーダーになった。
…リーダーになったら、費用を出す代わりにお金が返ってくるっぽい。
リーダーが適当にしないため………いや、ふざけてんなあ…
あと少し、9ポイントで100ポイントなのに、入らない!