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禁忌の魔導士と11人の魔女  作者: 稲月遥斗
序章
1/2

0話 異世界転生

初投稿を改稿しました。


俺は鈴木景都(スズキケイト)、高校生2年生だ。

さっきまでベットで寝ていただけのはずだが、目が覚めたら制服姿で、上が白で下が黒の、謎空間にいる。


「いや、なにこれ、もしかしてあれか、例の異世界転生させてくれますよっていうやつ? 」


そんな感じで、一応はおちゃらけた感じで言ってみたものの、内心かなり混乱している。

え、これ、俺は死んだのか? いつ死んだんだ? 何で制服着てんの?などと考えていると、

目の前に眩い光とともに人が現れた。そして今までの混乱は驚愕に変わった。


「ウィース、まぁとりあえずキミは死にました」


「は?? 」


「ウンウン、わかる、わかるヨ~、いきなり死んだって言われも驚くよネ~」


「いや、一番驚いてるのは、あんたのその服装と髪型と喋り方と、結果的にあんたは何者なんだってことだよ」


そう、いきなり現れたこの男、金髪ロン毛でグラサン装備、加えて、白のホスト風スーツといった、六◯木から来たんですか?と、言いたくなるような服装だったのだ。


「あー、メンゴメンゴ〜、僕はね、主にキミの住んでた地球とかがある惑星群の、統括神やってるもので~す」


「は??? 」


こんなふざけた奴が俺らの神??

別に俺は日本にいたころ、宗教などは特に興味はなかったけど、まさか神がこんなに適当な奴だとは思わなかった。


「ちょ、ちょ、キミキミ、あんまりじゃない、僕、神だよ神様、マジモンだよ、さっきから罰当たりすぎない!? 」


なんだよ心読めんのかよ、まぁ神っていうのは信じてやろう、で?


「いやいやいや、喋ってよ、トーキングしてよ、死んだせいで喋ること忘れたの!? なんなの!? 君!?!? 」


「すまん、すまん、ちょっと、神のあまりの紙っぷりに驚いて、喋ることを忘れてしまっていた」


「全く、キミは本当に思ったことをそのまま言ってくれる人間だね、まぁそんな人間だからこそ、わざわざ魂と肉体をこの空間に呼び寄せたんだけどネ☆ 」


この神、サングラス外してウインクしてきやがったぞおい、しかも割とイケメンなのがムカつくな。


「お褒めの言葉頂きましたーーー!!! 」



チッ、心を読まれるのは鬱陶しいな。


「まぁいいからとっとと、俺がこのわけわからん空間に呼び出された理由を教えろ」


「そうだね、まずキミは何故死んだのか覚えてる? 」


「何故死んだのか?いや、思い出せないな、というより、何故制服を着てるのかさえも意味が不明だ」


そう、今までの記憶まではあるのに死ぬ前、正確には死んだ日の記憶が思い出せないのだ。


「まぁ、当たり前だろうね~、キミの記憶は死のショックによって失われているからね」


「それで、君がこの空間に呼び出された理由だけど..」


「想像通り、異世界転生してもらうよ、本当は地球に戻してあげたいんだけど、神同士のルールの中に、同じ場所に転生させちゃいけない、っていうルールがあってね、転生する世界は選べないけど、転生する世界に応じて、なんかしらの能力ぐらいは選べるように配慮するよ」


地球には戻れないのか、まあいい。


「能力が選べるなんて、ずいぶん気前がいいじゃないか、で、俺が転生する世界はどんなところなんだ? 」


「まぁ、あんまり詳しく言うと面白くないしね、ざっくり言うと剣と魔法の世界だね、文明レベルは地球でいう中世ヨーロッパだと思っていい」


「なるほど、剣と魔法の世界か、それなら俺は魔導士になりたい」


「へ~~、魔導士...か、中々渋いとこついてくるネ~」


ん?何なんだその反応は、俺はただ単にこの前アニメでやってた、『魔導大戦』の主人公をイメージしただけなんだが...


「なんだ?魔導士は少ないのか? 」


「いやぁ、結構面白くなりそうだなぁっと思ってネ、じゃあ魔導士で決定っと、ステータスとかスキルとかまあ適当にやっといたから、あと生活に必要なものはこのアイテムポーチに入れといたから、そ・れ・と、転生と言いながら容姿の変更はできないけど、そのままの姿で転生になっちゃうけどいい? 」


学生服ではあるがまあしょうがないだろ、パジャマとかよりは断然マシだ。その日は外の体育だったのか靴も運動靴だし。容姿は、自分で言うのも何だが、中の中、所謂フツメンだと思う。たぶん...


「ああ構わない、色々言って悪かったが、新しい自分が作れるチャンスを貰ったんだ、ありがたく有効活用させてもらうよ」


「ちゃんとお礼をもらえてこっちも嬉しいよ、ま、君の容姿は宇宙的に見ても中の中ぐらいだから、そのままで大丈夫だと思うから、向こうでも頑張ってくれよ、フツメン君☆ 」


「だから、最後に一言多いんだよ!このホスト神」


「ははは、あ、それとキミが死んだ理由、今から行く世界でわかるかもしれないね、ま、それはいってからのお楽しみっと」


「それじゃあ」


「異世界人1名様入りまぁーす!!! 」


くだらないコールとともに、ホスト神が指をパチンッと鳴らすと、俺の足元の下に丸い空洞が空き、俺はそこから落ちるようにして異世界に転生した。


青空の下、いや雲の中


「あの腐れホスト!! 次会ったら絶対ぶっ殺す!!! 」


「あらら~、ついに神がつかなくなっちゃったね~、鈴木景都君か、面白い男の子だったねー、彼の今後の行く末楽しみだね!! 」


そう、俺はこの世界での『魔導士』という存在がどのようなものなのか、この時はまだ知らなかったんだ。


今度は更新できるように頑張ります

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