【STO:0】いわゆるプロローグって奴だか、物語の始めって何時もワクワクするよな
本当に描きたかったモノじゃないけどついつい描きたくなったので描いた、主人公が最弱なのは私のせいだ・・・だが私は謝らない。
「はぁ・・・どうしてこうなった」
俺は大きな溜め息をつきながら空を見上げる。
太陽が見える。大地の自然を育み、ポカポカとした暖かな日差しをプレゼントしてくれる太陽だが今はとっても苛立たしい。
いや、別に太陽が悪いって訳じゃないんだけどね?
ーーあれは今から多分3時間ほど前の出来事だ・・・
俺は何時も通り自転車で学校へと通勤していた。赤信号でもしっかり止まるし、飛び出す車だって注意してる。
そんな俺を突然不思議なゲートが襲ったのだ。
1メートルほど先に現れたなら俺は避けていただろう、当然だ。いきなり訳もわからない空間なんぞ誰が飛び込むか。
幾ら異世界モノに憧れてるからってそんなイカれた事はしない、する訳が無い。
ーーでも1センチ前で出現されたら避けられねぇから・・・。自転車ごと俺はそのゲートに飛び込む形で入り込んでしまい、そのまま気付けば燃えるような真紅の絨毯の上を走っていた。
慌ててブレーキを踏むが絨毯の上だ、当然絨毯が歪み車輪を取られて転倒する。
幸い怪我は無かったが、そんな俺に「大丈夫ですか?」と透き通った小鳥の囀るようなそんな美しい声で心配する声が聞こえる。
俺は咄嗟に
「大丈夫ですよ。そちらこそ怪我とかありません・・・か?」
言葉が途中で止まりかける、レモン色がかった金髪にエメラルドの宝石のような綺麗な瞳。肌は色白く真珠のような乳白色を思わせ、見るものを思わず魅了する。
周囲の人間を見渡せばいかにも中世の貴族らしいずんぐりむっくりなか方々が立ち並んでいる。よく音楽室の額縁で見かけるような髪型だ。
白昼夢にしては現実的過ぎる。故に俺は確信したーー
ーー俺は異世界召喚されたのだとーー
ただの思いつきで執筆した見切り発車作品。大丈夫、ネタが尽きたら段差で殺せばいいんだから気が楽でいいね!
ホント、オワタ式は地獄だぜ!フゥーハハハ!!