表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/3

離れていても伝わるよね。

突然の応援にびっくり!順子は観客モードで手を振る。体育館は青春真っ盛り!!

 ピ―――――――ッ。


 試合終了のホイッスルが鳴った。7対42。圧倒的に負け。

「ナイスパス、小枝!!」

 傍聴席から順子の声がした。順子はほんの一ヶ月前までうちらのキャプテンだった。バスケも上手かったし、私と一番仲良かったのも順子だ。運が悪かった。親の工場が潰れ、学校も辞めて、今は知り合いのところでバイトしているらしい。



「もぉ、来るなら連絡ぐらい入れてよね。みんなびっくりするでしょ?!」

 わたしは頬を膨らましていたけれど、順子が見に来てくれて嬉しかった。

「ごめんっ。連絡入れようと思ったんだけどさ、携帯忘れちゃって……だから、ね」

 はぁー。こいつはもぅ。

 手を顔の前で合わせて、すまなさそうに許しをこう順子は可愛かった。しばらく見ないうちに外見が大人びていて、別人に見えた。でも、(あぁ、順子だ)と思う。今更ね☆

「うちの喫茶店のクリームソーダーで手を打とうっ!!」

 うしろから長身の少女が二人の肩に手をかけてきた。『きゃっ』とうしろを振り返って一言。

『―――瑞希っ!!』

 二人のハモリに「相変わらずだね」と微笑む。

 瑞希もバスケ部の一員だ。手も足も長くって、モデルの仕事もこなしている。もちろん、学校にバレないようにね。

「寄って行くでしょ?」

 気が付くと、喫茶店『花・花』に来ていた。私は順子を見て、返事を待つ。

「せっかくだけど、帰るよ」

 一言だけ残して「じゃあ」と去っていった。相変らず、せわしないヤツっと苦笑して、瑞希の部屋へ行った。

 

 

読んでくださった方、心からお礼申し上げます。女子バスケを中心とした五人は数々の問題を抱えている。これから、のお話に期待してください!!では、感想&評価の方是非、是非・・・お願いしますっ。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ