1/3
プロローグ
プロローグ
SEED、英語で種という意味をもつ言葉だが、それは昔の意味だ。今の時代は科学が発達しまくっていて、種を食べると能力を得るという意味になった。その能力の種類はたくさんある。たとえば食べれば天才になれるものもあり、火を吹いたり、大地を操ることもできたりする。だがこれらの種は、もう自然界でしか育たなくなっていた。その自然界の中でたった一つ、伝説の種というものがあった。
それは、自分が望むものすべてを叶えられるという能力が手に入る種だった。
今の時代、その伝説の種を探すものがあとを絶たない。
ここにいる一人の若者、ゼン・ディアックもその一人であった。彼が食べた種は、インドラの種、それは戦いの神の種、つまり、それを食べたゼンは、戦いにおいて最強なのであった。
その能力を使い、今日も伝説の種を探すのであった。
伝説の種を探す旅は長い。その旅の中でゼン・ディアックが目にしたものとは何か。それは作者にしか分からない。