表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

47/136

#47.風ノ里のその後、その4~Side 八重~


 岩月八重は、修業に一人で励んでいた。

 <いいか、八重。絶対にできるぞ。あきらめないことが大事だ。>

 <八重ちゃんは大事な里の仲間だ。>


 トン吉と翔太朗に言われた言葉、今は亡き二人の思い。

 ―私が頑張らなきゃ・・・・。―


 まずは、チャクラのコントロール。

 足に意識を集中して、壁に足を張り付けて・・・・・。

 

 八重はその場で数を数えた。

 「1、2、3、4、・・・・・・・・・・・17、18、19、20」

 

 20秒でチャクラは力尽きたのだろうか。八重の足が壁から外れ、地面にそのまま落ちる。

 20秒。どえらい進歩かもしれない。

 最初のうちは、1秒も持たなかった。

 

 トン吉や翔太朗に教わったこと。

 八重は、自分一人で忍者学校の図書室で調べたりしていた。

 

 「いつか、クラスの仲間を見返してやる。翔太朗君の分まで。」

 

 周りの目は相変わらず、冷たい。

 だが、毎日毎日修業していれば誰かが気付いてくれるはず。


 次は、走る訓練だ。

 走る訓練。あまり好きではなかったが、トン吉の動きを見て真似していた。

 二人の在りし日を思い出しながら走ってみる。

 

 最近、体が動いてきた気がする。

 八重は自分の中で手ごたえを感じているようだ。


 そして、今日の修業を終えると、八重は家族全員分の夕食を作った。

 今日のご飯も翔太朗とトン吉に教わったものだった。


 いい出来になった気がする。

 相変わらず、両親は多重のことばかりを愛している日々だ。

 

 八重の料理も、まずい。まずい。と言いながら、食べている。

 

 八重の今目の前にいる両親は、八重の本当の両親ではないことを八重は知っている。

 ―いつか、私の本当の両親に会えればいいのだけれど・・・・・。―

 だが、それは無理なことを八重はわかっていた。

 

 本当の母親は死んだと言っているし、父親は母親の職業の関係から、誰だかわからないのだという。

 

 そうなると、家族は母の姉である、この両親しかいない。

 

 ―自立して出て行こう。―

 八重は心に決めていた。

 そのための忍者の修業、花嫁の修業と思って家族の家事、忍者の修業をこなしていた。


 力は確実につけてきていた。

 八重にもわかっている。


 そう、八重はわかっている。



今回もご覧いただき、ありがとうございました。

まだまだ冒険は続きます。

面白いと思った方、続きが気になる方は是非ブックマーク登録と高評価をお願いいたします。

評価は一番下の【☆☆☆☆☆】からできます。ぜひ☆5つを押していただき、高評価をお願いいたします。皆さんの評価で頑張ることができます。本当にありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ