9話 レイアという名の本
~宇宙図書館~
管理人
「新しく本が入荷されましたよ」
管理人にそう言われて、その本の場所へと行き手に取った
それは
レイア
「これは…俺を題材にしてる本じゃねぇか…」
それはレイアの題材本だった
しかしそれも違うと気付いた
レイア
「これは俺じゃない…
最後に行き着いていたあの世界線でのストーリーだ
存在を抹消したであろう別の世界線の俺のストーリーだ」
別世界線のレイア
・別世界線のレイアは未来対価能力を知っていた
・反射迎撃型の未来対価能力として能力開発していた
その前に主人公である別レイアはあらゆる苦難を乗り越えていたからだ
レイア
「世界線を全て崩壊したのは俺じゃなくて、この別世界線のレイアが原因だったのだな」
別世界線のレイア
・そしてレイアが来ていたのを知り悟る
自分の記憶している考えは全て他の世界線の考えを同化した考えだと
自分が唯一のオリジナルだと悟った
そしてオリジナル者は反射迎撃型で未来対価を主人公へ弾き飛ばした
世界線の崩壊を見てきたから、世界の崩壊が対価で続いていたというだけ
レイア
「反射迎撃型という事は世界の崩壊を反射で願いとして引き寄せさせる効果も持つという事か」
レイア
「反射迎撃型で俺はその別世界線であるオリジナル者のレイアとなったのか…」
反射迎撃型によって未来対価をレイアへ弾き飛ばした
そうして、レイア(オリジナル)のストーリーは続く
レイア
「自分の能力は無限ループで成り立っている
バグとして発生した自分によって世界線幾つも自分と同じ存在が破壊してしまっている」
レイアは反射迎撃型のオリジナルの存在によって
無限に別レイアが量産されている事に気付く
つまりは宇宙図書館に何度も来ているのだ
図書管理人は盲目だから何も見えていないから気付かないのだ
そしてレイアは最後に記されていた事を読んでから
レイアは宇宙図書館で待つ事にした
別レイア
「なるほどな…」
「へぇーマジか」
「笑えんだけど(笑)」
「かっとばずぜおら!」
宇宙図書館では別レイアが大量に来ていた
しかし管理人は盲目で全くその存在に対して疑問を呈しなかった
そして待った事で全ての自分が本を読み終わった
レイア
「最後にはこう記されていた
バグとして発生した自分達は全員集まり消滅しなければ世界は救われないと な」
バグであるオリジナル者のいう事を聞き
全員で未来対価能力で自分の今まで破壊した対価を糧に未来を対価回復させる事にしたのだ
別レイア
「つまりは俺達最強って事な!(笑)」
「最高の気分だったぜ!じゃあな!(笑)」
「まあ面白かったわ(笑)何でも出来たからな」
「俺達は世界の英雄だなおい(笑)」
その修復という名の世界救済を宇宙図書館の傍らで盲目管理人の見えない場所で
大きな声を出しながらだだっ広い宇宙図書館の傍らで世界を救済する者達がいたのだった