7話 世界線領域(パラレルルート)
~世界線領域~
レイア
「宇宙図書館は上位世界だ
そして現実世界は下位世界だ
未来対価能力は現実世界での対価を払わなければならない」
世界線領域では
幾つもの選択ルートが張り巡らされていた
黒の背景と世界線の白い線が続いており
その白い線を見るだけで
どんな世界線かが頭の中に光景が浮かび瞬時に理解する代物である
レイア
「この世界線領域は
パラレルのルートを瞬時に鑑賞する事が出来る
しかもこのルートは全部「俺が能力を手にしている世界線」だ」
その世界線領域でルート全てが未来対価能力を所持しているものだった
レイア
「そして宇宙図書館での未来対価能力の対価は別の世界線で対価として払っている」
そうしてまた一つルートが作られた
未来対価能力を所持するというルートが最初に作られる
レイア
「俺の世界線はループで作られ続けているのか」
それは現実世界では有り得ないルートだった
宇宙図書館で見た本では現実世界はバグの発現が無いはずだ
レイア
「しかし俺は未来対価能力で本を手に取ってそれを見つけた
俺はこの世界のバグだ」
レイアは消去されるべきウイルス的バグだtった
だからこそ宇宙図書館の管理人にそれをバレないようにすぐさまにこの世界線領域へと逃げ込んだのだ
レイア
「現実世界の全てのルートで俺のバグは広がりを見せている
そして、俺の能力は対価能力だ
全ての世界線でそれが成しているという事は…」
レイアが能力使用した事で
全ての世界線領域で宇宙が最後に消滅していた
レイア
「一つだけ白く先を行くルートが存在している」
その世界線だけが唯一生き残っていると知り、レイアは向かった