5話 宇宙図書館(アカシックレコード)
レイア
「うわ何だここ 見たこともねぇ図書館だ」
レイアが意識を取り戻した時には図書館に来ていた
見るからに図書館だ
しかしその図書館の広大さは異常だった
レイア
「どこもかしこも本で埋まってやがる…おえっぷ…」
活字が苦手な訳では無いが
こうも本だけに囲まれているのはとんこつラーメンが周りに置かれている感覚に似ていて吐き気がしていた
管理人
「あなたは裏技コマンドを使いましたね」
レイア
「裏技コマンド?」
レイアはカウンターにいたマントを羽織った顔が隠れた図書館の管理人に言われた
管理人
「おやおや…裏技コマンドを知っていない様子で」
管理人が言うには
レイアは裏技コマンドを使っていたらしい
レイア
「裏技コマンドって
ゲームでポーズ画面にしてコマンド入れたら最強武器になってたりする感じのやつか?」
管理人
「まあそうともいいましょう
それを世界では、
誰も成しえられないであろう超以上の超天文学確率の名のもとに
絶対に達成できない
「世界に生まれてからの生き方全てを裏技コマンドと称して暗号化していた」のです
しかしそれを破ってしまったのが
あなたレイアさんそのものなのです」
レイアはどうやら
世界で暗号化されていた裏技コマンドを
偶然猿の定理を引き当ててしまったらしい
レイア
「だから宇宙が滅亡しても助かれる難易度だったんだなぁ」
裏技コマンドで得ていた未来対価能力によって
宇宙滅亡前に助かっていたのだ
レイア
「確かに宇宙が滅亡した瞬間の光景がまるで意識に記憶されてない」
管理人
「それは一瞬だけ映ったはずです
しかしその精神的ショックは計り知れません
全ての感情と肉体に全ての異常をきたす
その現象には、記憶を消去する以外考えられなかったのでしょう」
どうやら一応
宇宙が滅亡したコンマでの光景を目に焼き付けてはいたのだが
その現象による異常性を記憶領域から肉体が消去する事を選んでいたらしい
管理人
「あなたのやっていた選択も
実はこのメタ世界である宇宙図書館へ行くための裏技コマンドだったのです」
裏技コマンド+裏技コマンドでメタ世界へと転送していた
レイア
「ゲームで言うと、デバッグモードみたいな所か」
現実世界では裏技があり
あるコマンド(ルート選択と言葉)をし続ければ、メタ世界へいける
そこでは、図書館になっていてアカシックレコードそのものなのだ