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温かなそれは
《温かなそれは》
一度手に入れてしまったモノは、失うのが怖い。
手に入れる前なら、こんな思いはしなかった。
知らないままなら、その方がよかった。
そう思うくらいに。
でも、知らないままでいる方が辛いのかもしれない。
一度手に触れてしまえば失うのが本当に怖く感じるソレは、とても温かくて。
すぐ傍に、当たり前のようにあるソレは、日だまりの中にいるような。
普段は気付かない、当たり前のモノ。
ふとした時に思うのは。
今ではもう手放すことなどできない。
したくない。
ありふれた日々の中にある、小さな「当たり前」という名の。
温かな幸せ。
Fin.
初出:H24 10/29
何を書きたかったのか、正直自分でも判りません。でも、なんだか浮かんできて。なんとなく文章にしたかったのでしてみました。
おかしなところとかいろいろ目をつぶってくださいww