表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【2話目以降】モンスターによる死因は生命保険の対象ですか?  作者: 無類の猫好き(へたれガンコレイヤー)
6/6

第7話

その部屋は特に特徴の無い普通の部屋だった。

ベッドの上で蠢いている透明な緑色のモノ以外は…

険「っ!?木下さん!!」

俺は一瞬戸惑ったが緑色の物体の中に包まれた木下さんに気付き声を掛けた。しかし木下さんは動かない。

AI「社長、木下さんの生体反応は5分ほど前に途切れています」

木下さんの代わりにAIが報告を上げる。目を凝らして見ると木下さんの服や皮膚が所々溶けていた。

険「溶かしている…?スライムか!?」

AI「社長の好きなRPG風に言うならスライムですかね」

スライムはやり取りしているコチラに全く反応しない、食事に集中しているということなのだろうか。

険「ふぉりゃ!」

俺は持っていたバットを思い切り振り下ろしてスライムに叩きつけた。

ぷるん!叩いた所から衝撃が伝播したがスライムは相変わらずコチラには反応を示さない。

険「スライムだから打撃耐性でもあるのか?なら!」

俺はバットを捨ててバッグを置いて所まで戻った、もちろんスライムは動かない。

バッグからキャンプの為に買ったが一度も日の目を見ていない刃渡り15センチほどのサバイバルナイフを取り出す。

ナイフを手にし、再びスライムとの距離を詰める。バットと同じようにナイフを勢いよくスライムに振り下ろす。

サクッ!まるで林檎を切るような感触が手に伝わる。どうやらナイフは効果があるようだ。

AI「社長!下がってください!!」

突如大音量でAIが叫んだ、俺は驚いてスライムに突き立てたナイフを離して後ろに飛び退いた。

その瞬間、先程まで俺が居た空間に緑色の物体が降り注いだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ