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現実:食-珈琲-武士道コーヒー(インスタントコーヒー) あとロシアン・ティー

今現在、ロシアで販売されているインスタントコーヒー「BUSHIDO」。


「この気持ち、まさしく 愛だ!!」がキャチフレーズか?


 茶の湯の道は武士の道、よって日本のコーヒーを知ろう……って

このコーヒー、高品質な日本製をイメージさせた日本とは全く関係ない商品。


 まるでアフガンの紛争地帯で鍛冶師が

自動小銃に自身で刻むメイド・イン・ジャパンの刻印のようだ。或いはクルマにTOYOTA。

 

 しかし、それでも他のロシア製インスタントコーヒーよりは美味しいとの天聖界のウワサ。



 こんなにまでもコーヒー大好き!と思われるロシアだが

実はその歴史はまだ浅く、彼らに取っては、まだ“新しい飲み物”の部類だそうな。


 日本も人のことは余り言えないが、

彼の国で “珈琲”なるものが一般に大々的に普及し始めたのはソ連崩壊後、

中央計画経済から市場機能を重視した経済へと移行した90年代だそうだから

せいぜい20年程度の歴史である。

しかしあの連中は喉元過ぎれば熱さを忘れるのか、あれだけ大変な時には日本が支援したと言うのに

エネルギー市場で儲けを出すと調子に乗って迷惑ばかりの圧力三昧。

今度コケたときはムネオハウスなど作らずにコミーが滅亡して消え去るまで放置したほうがいいのか?

それはともかく、


「武士道の赤のカタナ」

「武士道の黒のカタナ」

「武士道オリジナル」

「武士道の光のカタナ」

「武士道の24金」

 (日本語の名称は公式サイトより)等々の商品がリリースされています。


 BUSHIDOは東洋哲学とヨーロッパのコーヒー文化の知恵、

スイスのコーヒーアートの技術を兼ね備えており、

全てスイスで生産する品質の高いコーヒーを提供しているといいます。

いいのか永世中立国。いや、だからだろうか。


 武士道という名前やCM的には「日本のコーヒーかな」と思ってしまいますが、

どうやらサムライの精神をテーマにしたスイスのコーヒーのようですね。


 ただし武士道の黒のカタナでは「生産:スイス」なのにラベルに

「日本最良の品質」(※日本語表記)と書いてあったり、

武士道オリジナルでは同じく「生産:スイス」で

「日本最良の品質熟練品格理想誇り知」という

もはや日本のなのか中国のなのか微妙な表記があるなど、

スイス産なのか日本産なのか分かり難いのはご愛嬌。


 因みにこの武士道コーヒーですが、

他のロシアのコーヒーに比べるととても高い。

武士道コーヒーは約2倍のツインドライブなお値段。


 連邦時代に質の高いコーヒーがなかなか手に入らなかったからというだけでなく、

ロシアンティー(Russian Tea)という名前にも象徴される通り、

隣の中国やインドから茶葉が運ばれてきたおかげで、

ロシアの伝統的な飲み物は何世紀にも渡って紅茶と考えられてきた。

お茶は嗜好品と言うだけでなく雪国では貴重なビタミンの供給源であり、

モンゴルなどでも重宝しているのだ。


 またロシア、と言えば「ロシアン・ティー」を思い浮かべる人も多いと思います。

ですが、そのロシアン・ティーとは、熱々の紅茶にイチゴやリンゴのジャムをターップリ入れて

と言うのは、大いなる誤解である。


 これはジャムを入れると紅茶が濁ってしまうし、苦くなってしまうからだ。

後入れた分紅茶が冷めやすくなってしまう。


 実際には熱々の紅茶のティーカップを左手に持ち、

右手にはイチゴやリンゴや、時には未熟のクルミの実をジャムにしたものを、

スプーンいっぱいにすくって、左手で紅茶を飲みつつ右手のジャムを舐め紅茶を楽しむ、

というのが真のロシアでのお茶の嗜み方だ。


 間違ってもジャムを紅茶に入れて飲む様なロシア人などいないって

某はくちょう座の聖衣(クロス)の人が言ってた。

降雪を喜ぶ道産子がいないようなものですかね。



・ロシアのジャム

ロシアにはヴァレニエと呼ばれる果物を甘く煮たものがある。

これもジャムとされることがあるが、果肉の形を残すことが多いためプレザーブに近い。

また、ロシア人は紅茶に砂糖を入れる代わりに、ヴァレニエを舐めながら飲む習慣がある。

ヴァレニエをお湯に溶かして飲むこともある。

日本で紅茶にジャムを入れたものを「ロシアンティー」と称するが、

ロシアでは紅茶にヴァレニエを入れることは少ない。


 柚子ジャムをお湯で溶かしたものを柚子ティーと言うのと同じく、

ヴァレニエをお湯に溶かしたものがティーと混同されて誤解が生じたようである。

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