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現実:食-珈琲-代用コーヒー

▼代用コーヒー:

代用コーヒーとは、コーヒー豆以外の原料を使って造られたコーヒーを模した飲料である。


日本では


・代用コーヒー

(コーヒーに増量するためにコーヒー以外の原料を追加したもの)と


・イミテーションコーヒー

(コーヒー以外の原料を主材料としてコーヒーに似せて作られたもの)


を区別することもある。


 一般的にはコーヒー豆以外の原料を使って造られたコーヒーを模した飲料の事であるが。



 代用コーヒーの原料としては

タンポポの根、ゴボウ、ジャガイモ、サツマイモ、百合根、サクラの根、

カボチャの種、ブドウの種、ピーナッツ、大豆、ドングリ、アーモンド、

オオムギ、トウモロコシ、チコリ、玄米、根セロリ、パンの耳、綿の種子、

オクラの種子など。


 これらはたいてい煎ったものを粉末にし、お湯を注いで飲んだ。


 代用コーヒーはあくまで代用品として考案されたものなので、

コーヒーの安定供給が続いている地域・時代ではその消費量は少ない。


 しかし、代用コーヒーのほとんどはカフェインを含んでいないため、

カフェインの摂取を避けている人がコーヒーの代わりに飲む場合がある。


 また大豆コーヒーなどは大豆の栄養価が評価され、健康食品として販売されている。

価格については代用食品ではあるものの、本物のコーヒーよりもかなり高額な場合が多い。



★「たんぽぽコーヒー」

灰汁抜きした後焙煎したタンポポの根から作られる飲料。


 たんぽぽにはクロロゲン酸化合物が含まれており、

風味や飲み口はコーヒー豆で作ったコーヒーに近い。


 19世紀アメリカ合衆国で考案され、

安価な「コーヒー」の材料として知られるようになった。


 また、コーヒー豆の供給が破綻した第二次世界大戦中には、

ドイツで代用コーヒーとして広く飲まれた歴史を持つ。



★「どんぐりコーヒー」

渋抜きしたどんぐりを焙煎し作られる飲料。


 18世紀に輸入コーヒーの消費が増加し外貨が減っていくプロシア(ドイツ)は、

コーヒーの禁止令を布告、

更に『王室以外』でのコーヒーの焙煎を禁止し、

不法焙煎の取り締まりが行われた。


 そのため、代用コーヒー産業が発展し、代用コーヒーの材料の中にドングリが登場した。

 

 その後のナポレオン1世による大陸封鎖でも、

ドイツではドングリなどの代用コーヒーが飲まれた。


  さらに、ドングリの代用コーヒーは第二次世界大戦のドイツでも飲まれている。


 どんだけドイツはコーヒーが好きなのかと……


 なお、アメリカ合衆国では南北戦争の頃にも、

 さらに、日本でも第二次世界大戦の頃飲まれている。



★「コーヒーチェリーティー」

コーヒーノキの実(コーヒーチェリーまたはコーヒーベリーと呼ばれる果実)で作られたハーブティー。

なおコーヒー豆はコーヒーノキの種子である。


 コーヒーチェリーティーは輸出向けにはほとんど生産されていないが、

栽培産地であるコーヒー生産国の中には日常的に飲用されている国もある。


 ボリビアでは「サルタナ」と呼ばれ一般的に飲まれており、

天日干しにし浅煎りにしたコーヒーチェリーで作られている。


 シナモンスティックが加えられることもある。

「貧乏人のコーヒー」や「軍隊のコーヒー」とも呼ばれ、

コーヒーの代用品として知られている。


 コーヒーチェリーティーの味はコーヒーとは別物であり、

甘くサクランボの香りがあり、意外なほどに飲みやすいと形容される。


 カフェインを含有しているが、その量はコーヒーの半分に過ぎない。



★「チコリコーヒー」


 チコリとはヨーロッパ原産のキク科の多年草、

和名は「キクニガナ」という通り、独特の苦味が特徴。

このチコリの根を焙煎しコーヒーの粉のように挽いたもの。


 第二次大戦中は、ヨーロッパでもコーヒー豆の輸入がとだえ、

コーヒーの代用品として広まりました。


 フランスでは、いまでもチコリコーヒーが一般家庭で愛用されている。

整腸作用などがあるが、妊娠中は避けた方がいい。



★「大豆コーヒー」


 乾燥大豆を焙煎し、粉末状にしたものです。オーガニック系のショップなどで見かけることが多い。カフェインレスコーヒーとブレンドしたものなどもあり、各メーカーが工夫をこらして開発・販売しています。女性ホルモンと似た働きをするイソフラボンという成分が大豆に含まれているため、妊活中の女性や美容に意識の高い女性は一度試してみる価値がありそうです。



★その他「焙煎穀物飲料」

穀物コーヒーは、一種類または複数の焙煎した穀物に量産用の化合物や粉末を

加味したものを熱湯で戻して飲む飲料。


 カフェインレスのコーヒーや茶の代替品として知られており稀少で高価なものもある。

オオムギ、オオムギ麦芽、ライムギ、チコリー、糖蜜、テーブルビートの根など。


・そば茶 - そばの実を原料とした茶系飲料。


・玄米茶 - 焙じた玄米をブレンドした緑茶。


・お焦げ湯 - 釜で米を炊いた後に残ったお焦げに熱湯をかけて作る飲料。玄米茶の代用?


・ヒョンミ茶 - 漢字表記は当然「玄米茶」。韓国の日本の玄米茶パチもん飲料。


・麦茶 - 精米し大麦の種子を焙じて作る飲料。濃いものはブラックコーヒーのように苦い。


・トウモロコシのひげ茶 - 焙じたトウモロコシを原材料とする飲料。


・甘味があるため単独で飲まれることも、後味の苦味を抑えるために麦茶と混ぜて飲まれることもある。

もうちょっとだけ続く予定じゃ

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