現実:食-珈琲-ブラック・コーヒー(砂糖とミルク)
カフェ、それは悪魔のように黒く、地獄のように熱く、天使のように純粋で、そして恋のように甘い。
★ブラック・コーヒー :コーヒーをブラックで飲むのは日本だけ?
【バリスタも指摘】間違ってる日本人のコーヒー習慣
「『ミルクが入っているかいないか』がブラックの定義であり、砂糖が入っていてもブラックコーヒー」
コーヒーや紅茶にはカフェインという物質が含まれています。
そしてカフェインは胃液の分泌を促す働きを持っています。
これらは健康な時は特に問題ありません。
しかし、ブラックコーヒーやストレートティーは何も入っていないので、
胃が弱っている時は分泌された胃液に含まれる胃酸によって胃が荒れてしまうことがあります。
だが、コーヒーや紅茶にミルクなど脂肪分があるものを入れると、
胃の粘膜を守ってくれるのです。
よって胃腸の調子がすぐれない時や、
空腹時にはブラックコーヒーやストレートティーは避けた方がよいでしょう。
「コーヒーはブラックに限る」
「コーヒーをブラックで飲むのはカッコイイ」
などと言うのは、お子様の戯言!
海外ではブラックコーヒーが意味するのは砂糖だけを入れて飲むコーヒーの事。
ただしそれは酸化したコーヒーを飲む場合。
[酸化=劣化]なので、胃がおかしくなるのは当たり前。
残念ながら世の中に流通しているコーヒーの多くは酸化していることが多いので、
「コーヒー=飲めない」や「コーヒー=ミルクや砂糖で割らないと飲めない」
という認識になっています。
故にブラック好きの通は飲む直前にコーヒーを抽出する事にこだわります。
コーヒーの飲み方に王道や邪道は無く、
自分の飲みたいように飲むのがその人のコーヒー道。
なのでコーヒーに大人や子供の飲み方はありません。
ちなみに世界的には、
ブラックよりも圧倒的にミルクや砂糖を入れて飲む人の方が多いとのこと。
コーヒーの世界的産地であるブラジルでも、
エスプレッソの本場イタリアでも、
皆、ドバドバとミルクや砂糖を入れて飲んでいると言う現実。
コーヒーはブラックだけで楽しむものではなく、
砂糖やミルクを入れることで味がまろやかになりますし、
また違った味わいを楽しむこともできます。
実は砂糖やミルクにもさまざまな種類があり、コーヒーの味わいにも違いが出てきます。
さて、それでは本題のコーヒーを美味しく飲む上では欠かせない、
砂糖とミルクの話に移ります。
☆コーヒーに合う砂糖の種類:コーヒーと合う砂糖・合わない砂糖の紹介。
「世界でコーヒーを飲む人の約80%の人が砂糖を日常的に入れて飲んでいる」
つまり、世界のコーヒー好きの5人中4人が、
いつも何らかの形でコーヒーに砂糖を入れて飲んでいると言うこと!
・コーヒーシュガー(相性◎)
純度の高いグラニュー糖(氷砂糖)を溶かし、カラメルを加え再結晶させたもの。
これはコーヒーとの相性を考えてつくられたものですから、
当然コーヒーとは相性がいいです。
・グラニュー糖(相性◎)
私たちが普段使いなれている一般的な砂糖のこと。
王道で癖がない純粋な甘みが特徴といえば特徴。
ザラメ糖の仲間だがザラメ糖の中でも結晶が細かく、
さらさらした高純度の砂糖。
世界で最も多く消費されている砂糖であることから、
コーヒーに入れる砂糖としても世界中でよく使われている。
サラサラしていて溶けやすく、クセもないため、コーヒーとの相性は抜群、
コーヒーや紅茶に一番適していると言われています。
・上白糖(相性◎)
かなり高品質な白砂糖のこと。
グラニュー糖より甘みが際立っていてこちらもコーヒーにはとても合います。
しっとりとした、ソフトな砂糖で、溶けやすいので料理に広く利用され、
日本で使われている砂糖の半分を占める。、
日本ではグラニュー糖よりも上白糖の方が多く消費されています。
水を含んでいるため甘さが強く、なおかつクセもないので、
どんなコーヒーにも相性の良い砂糖となっています。
・角砂糖(相性◎)
グラニュー糖を糖液で湿らせて固め、乾燥させたもの。
角砂糖やザラメ糖は、コーヒーに溶けにくく、甘さの調整が難しい。
だが逆に、飲んでいる途中の甘さの変化が面白いとも。
・ブラウンシュガー(相性○)
グラニュー糖や上白糖にカラメルを加えた砂糖で、
簡単にいえば色々な砂糖の総称。
濃厚でコクのある甘さが特徴。
メイプルシロップのような味が特徴でミネラルが豊富。
勿論コーヒーとの相性は抜群。
コーヒーの中で時間をかけてゆっくりと溶けていくので、
入れることで甘味の変化を楽しみながらコーヒーを飲むことができます。
・氷砂糖(相性○)
その名の通り氷のような砂糖のこと。
普通コーヒーにはいれません。
飴のように舐めるお菓子のようなものです。
・・・ですがホットコーヒーに入れて少しずつ溶かしていくと意外に美味しいです。
・液糖(相性○)
アイスコーヒーなどで砂糖を溶かす手間がないので楽。
喫茶店やコンビニなどでもよく見かけるようになった液状の砂糖で、
1つ1つパック包装されています。
素早く溶けるため、
ホットはもちろんアイスコーヒー用の砂糖としてもよく使われます。
味わいはグラニュー糖と似ていて、コーヒー本来の味を損なわないのが特徴です。
・三温糖(相性△)
砂糖をつくる最後の過程でグラニュー糖や上白糖を取り出すときに残る
密で作られる砂糖のこと。
低純度でミネラルを多く含んでいるので独特の風味があり、
煮物に使ったりもする。
ただ甘さとコクが強すぎてコーヒーの独特の風味と味を相殺してしまうので
コーヒーの味との調和を楽しめるも、コーヒー自身との相性はあまり良くないです。
・人口甘味料(相性△)
アステルパーム、キシリトールなど色々。
低カロリーだけど甘いのが特徴。
食品添加物に指定されています。
・黒砂糖(相性△)
絞ったサトウキビを煮詰めて固形化した含蜜糖です。
サトウキビの成分がそのまま凝縮されているため
一般的にはコーヒーには適さないと言われる。
ただ、濃厚な甘さと強い風味のクセはありますが、
苦みやコクが強いコーヒーとの相性なら悪くはありません。
黒砂糖が持つ独特な甘みを生かすようなコーヒーであれば
美味しさの可能性は大いに広がる。
・ザラメ糖(相性×)
純度は低く、色素、タンパク質、ミネラルを含み、独特の風味があり、
スクロースという砂糖の主成分を結晶化させた砂糖。
主成分の塊なので純度が高く甘さも強い。
コーヒーの良さは完全といっていいほどに打ち消されます。
なお、コーヒーに砂糖を入れるようになったのは、
1630年頃カイロでコーヒーの苦味を和らげるために
砂糖を入れたという記述が残っている。
■ミルクの種類
・液体クリーム:コーヒーポーション
液体クリームには植物性のものと動物性のものがあり、
植物性のクリームはあっさりとしているので、アメリカンなどの軽めのコーヒーに、
そして動物性クリームは濃厚なので、濃いコーヒーとの相性が良くなっています。
コーヒーフレッシュとも呼ばれており、
1つ1つがゼリーの入れ物のようなものに入っており、
1杯分の使い切りタイプになっています。
一部の商品を除き大半は植物性の脂肪を使っているのが特徴で、
生クリームなどに比べてあっさりしており、
カロリーも低く抑えられています。
コクや味わいは生クリームに比べると劣りますが、
保存性や使い勝手の良さが人気です。
砂糖だけ、ミルクだけ、あるいは両方入れる方もいらっしゃると思いますが、
砂糖やミルク1つにとっても味わいや感じ方に様々な違いがあります。
上記を参考にしてさまざまな組み合わせを試してみてください。
・粉末クリーム
牛乳から分離したクリームの成分を均一化したもので、
まろやかな風味とコクが特徴的。
コーヒー専用の粉末クリームは瓶や袋に入っているものや、
1つ1つが使い切りになっているものなどが発売されており、
とても使いやすいのが特徴です。
また、生のタイプに比べると日持ちするため、
普段のストックには重宝するスタイルと言えるでしょう。
コクがあったり、スッキリ味わえたりなど、
各メーカーや種類によってさまざまな特性があるので、
ご自分に合ったものを選ぶようにしてください。
・生クリーム
生クリームはコクがたっぷり出るため、
コーヒーがまろやかで深い味わいになります。
コーヒーの上に生クリームがたっぷり載せていただく
ウインナーコーヒーが代表的です。
決してウインナーが入っているモノではありません。
(コーヒーでのウインナーのボイルは結構いけますが)
ご自分でホイップクリームを作る場合は、
ケーキなどのお菓子用ではなく、
乳脂肪分が低いコーヒー用のものを選びましょう。
・コンデンスミルク
「加糖練乳」とも呼ばれている、
砂糖を加えた牛乳を濃縮して作ったミルク。
日本ではあまり馴染みはないが、
コンデンスミルクはベトナム式コーヒーによく使われている。
□コーヒーのミルクと普通の牛乳はどう違うのか?
・コーヒーフレッシュとは
コーヒーを頼むとついてくるミルクのことは
正式には「コーヒーフレッシュ」と呼ぶ。
普通は液体状だが粉末タイプのパウダーもあり、
そちらは「グリーミングパウダー」と呼ばれる。
日本以外では粉末タイプと液体タイプは区別されずに
「クリーマー」「Non-dairy creamer」「coffee whitener」などと呼ばれる。
・コーヒーフレッシュと牛乳の違い
一般にはミルクと呼称されることが多いコーヒーフレッシュというのは
植物油に水と乳化剤を入れ撹拌しクリーム状にしたもの。
要は、サラダ油を白濁させ乳化しただけのもの。
ミルク風に仕立てたものがほとんどで、
フレッシュと銘打ちながらフレッシュさのかけらもない。
コーヒーフレッシュはカロリーが低い。
牛乳というのはいわずもがな乳飲料。
乳製品、つまり動物の乳を加工してつくられる製品のこと。
牛乳は栄養価が高い。
ようするに牛乳とコーヒーフレッシュというのは全くの別物。
また、余談だがミルクティーは、
紅茶に牛乳(乳製品)を加えた(あるいは牛乳に紅茶を加えた)ものであり、
植物性脂肪が主原料となるコーヒーフレッシュは本来は紅茶に用いない。
コーヒーを美味しく飲むには砂糖とミルクの順番も大事!?
砂糖とミルクの種類と、砂糖とミルクの入れる順番について
ただ入れる順番を変えるだけでもコーヒーの美味しさは変わってくる?
コーヒー好きの方であれば、
コーヒーを美味しく飲むためにさまざまな工夫をしていることと思います。
しかし「砂糖とミルクを入れる順番」についてまで考えながら
コーヒーを飲んでいるという方は、そういないのではないでしょうか。
■砂糖とミルクの正しい順番は?
コーヒーに砂糖とミルクを入れる順番は、
コーヒーに砂糖とミルク両方入れる場合や、
アイスコーヒーの場合とホットコーヒーの場合などでは
順番が異なるのです。
・アイスコーヒーの場合
ミルクと砂糖をコーヒーに入れるとすると
どちらの場合でも先に入れると底に沈んでしまうため、
まずはミルクを入れるようにしましょう。
なぜミルクを先に入れるのかというと
ガムシロや砂糖を先にいれると沈んでしまうのでミルクと混ざりにくくなるのです。
よってミルク⇒砂糖の順番で入れた後にストローで2~4秒ほどよく混ぜるようにすると、
甘さが偏ることなくアイスコーヒーを美味しく飲めます。
・ホットコーヒーの場合
まずは砂糖を先に入れて溶けるまでよくかき混ぜます。
ミルクを先に入れてはいけないのは温度が下がってしまって、
後からいれる砂糖が溶けにくくなってしまうからです。
先に入れた砂糖が溶けたらミルクをカップの中央部分に入れましょう。
そしてこのまま20秒ほど待ちましょう。
これは中央に投入したミルクを温めるためです。
ミルクが冷たいうちに混ぜてしまえばコーヒー全体の温度が下がってしまいますからね。
コーヒーは地獄のように黒く、死のように濃く、恋のように甘くなければならない。