現実:食-ドクターペッパー
★ドクターペッパー:元の名を「ウェーコ」と言う
▼概要:
ドクターペッパー (Dr Pepper) とは、
1885年にアメリカで発売開始され、薬剤師が調合した選ばれし者の知的飲料炭酸飲料である。
レシピの一部は公開されているが全てではないため正確な成分は科学的な調査が待たれる。
現在キャドバリー・シュウェップス社 (Cadbury-Schweppes) からスピンアウトした
ドクターペッパー・スナップル・グループ(英語: Dr Pepper Snapple Group Inc.)
(前身ドクターペッパー/セブンアップ)が販売しており、
アメリカ合衆国テキサス州ダラス郊外・北郊のコリン郡の都市プレイノに本拠を持つ飲料メーカー。
社名にもなっているドクターペッパーなど多数の飲料の銘柄を保有している。
アメリカ合衆国においては、ごくメジャーな飲み物として知られており、
コンビニエンスストアやファーストフード店で流通している。
だがコカ・コーラやペプシコーラと違い、コーラを素に作られた飲み物ではない。
ドクターペッパーの味は、ソーダ・ファウンテンにあった数種類の味を混ぜて作られた
……ということになっているが、23種類とされている原料は未だに非公開であるため確認できない。
食品表示法……栄養成分表示・原材料表示の存在とは一体?
パッケージには「20種類以上のフルーツフレーバー」と書かれてはいるが
実際そのフレーバーは一部しか公開されていない。
しかし、テキサス州ウェーコにあるドクターペッパー博物館で、その材料の一部が公開されている。
こうして20種類以上のフルーツフレーバーと呼ばれる謎の物質を
ネイティブ・アメリカン独自の製法でブレンドした常人では理解できない味が生まれた。
炭酸が強いため、自販機などで買う場合は噴きこぼれないように注意が必要である。
また、材料の1つとしてプルーンジュースが使われているという噂が1930年頃より存在しているが、
このことは製造元により否定されている。
1885年から現在まで販売が続けられており、
コカ・コーラよりも歴史が古い(ちなみにコカ・コーラは1年後発)
なおルートビアは1866年に発売されたが、
初期のルートビアはあくまで低アルコール(2%程度)のハーブ飲料であり、
瓶詰めの炭酸飲料として発売し始めたのは1893年であるため、
ドクターペッパーが現存する炭酸飲料の中では最も歴史が古いとされる。
日本においても1973年から販売が続くロングセラー商品であり、一部ではカルトな愛飲者も存在する。
(なおコカ・コーラは日本では大正時代に輸入された。 )
1950年頃までは「Dr.Pepper」というピリオドが付いた表記であった。
なお、コークフロートはあれどドクターペッパーフロートやクリームソーダの存在はあまりきかない。
ドクターペッパーチェリーとドクターペッパーバニラはあるのだが……
▼評判:
ドクターペッパーは「毒ジュース」と呼んでも差し障り無いものであり、
飲むこと自体が罰ゲームである飲料の一つとしてしばしばルートビアやメッコールと並び称されている。
ドクターペッパーの味は、よく「薬品」と言われているがそれは匂いがメインであって、
ドクターペッパーの味は炭酸+杏仁豆腐っぽいと言われているが、誰が試してみるのか?
チェリーコークのような味とも言われているが、
むしろ、薬品やチェリーコークと言うより
安っぽい杏仁豆腐の方が味をより克明に思い出せるのも事実である。
長崎では杏仁サイダーなるご当地サイダーが売られているそうだが。
アメリカ(主にプレッツェルを喉に詰まらせたことで有名な大統領が知事を務めていたことがある州)
では大人気だが、日本人にとっては好き嫌いが分かれる飲み物、
というか日本人の多数から嫌われる飲み物である。
しかし、ドクターペッパーの味は他のどんな食べ物、
どんな飲み物でも代用が効かない(あえて挙げるなら食べ物ではなく湿布剤)ので、
暫く飲んでいないと無性に飲みたくなると言われている。
だがレッドネック(合衆国の南部やアパラチア山脈周辺などの農村部に住む保守的な貧困白人層を指す)
の大好物がなぜ日本で知的飲料などと呼ばれもてはやされているかを研究するほうが
ドクターペッパーを飲むよりはるかに有意義であろうと言う主張もある。
数年に一度、飲みたくなる衝動には駆られるそうだが、飲んだら絶対後悔してしまうだろうとも。
なぜなら薬品の味、というかCD-Rの臭いがするからだ。
この臭さは間違いなく青酸であり、事実、杏仁にはアミグダリンという物質が含まれており
これは加水分解されると青酸を発生させる。
人間としての本能がこれを察知し嫌いになることに何の不思議があろうか。
ドクターペッパーを好まないのは人間として正常であることの証左であり、
むしろ誇らしいことであるとさえ言われてしまった。
これに対しドクターペッパーが好きな者は、
ドクターペッパーは世間からは不味いと嫌われる可哀想な飲み物であるが、
一度好きになってしまえば、これほど癖になる飲み物は他にはないと主張。
ビールを生まれて初めて飲む人がよく「不味い!飲めたものじゃない」と言うことが多いが、
ドクターペッパーもそれにあたると。
ドクペファンは、ドクターペッパーが近所に売っているだけで幸せになれるそうだ。
売っているお店を見つける・売られているドクペを見かけるだけで幸せになれる。
しかし、ペットボトル飲料が欲しい時に缶のドクペしか売っていないときは頭を抱えるという問題も発生する。
また自動販売機の存在は非常にレアな存在であり、設置場所情報が求められている。
日本ではコカコーラがドクターペッパーの製造販売を行っているが、
コカコーラ柄の自販機に入っていることは稀であり、ドクターペッパー専用自販機となっていることが多い。
▼ドクターペッパーの歴史:
1885年に、
アリゾナ州ケーヴ・クリークで初めて販売されたとされている。
(実際に初めて販売された日は不明ではあるが、アメリカ特許商標庁は、
1885年12月1日をドクターペッパーが初めて売り出された日と認定している。)
1874年に、
アメリカ・バージニア州在住の『医師ペッパー』が『ウェード・モリソン』を従業員として雇った。
だがその後、若きモリソンはチャールズ・ペッパーの娘と結婚するに際して、
若すぎると反対された為、ペッパーに経済力を示すためにペッパーの下を離れた。
言いようである。
そうしてまずは、『テキサス州ウェーコ』の繁華街にあったドラッグストア
(モリソンズ・オールド・コーナー・ドラッグストア)を購入した。
1885年に、
モリソンは薬剤師としてイギリスで炭酸飲料を勉強した『チャールズ・アルダートン』を雇った。
彼は後のドクターペッパーの発明者である。
そしてモリソンとアルダートンの2人はドクターペッパーの前身である
都市の名から取ったと思われる「ウェーコ」と呼ばれて人気になる
独特なフレーバーを持つ炭酸飲料を提供した。
アメリカ合衆国テキサス州中部、マクレナン郡の都市ウェーコではこれが大ヒットとなるも
そんな中、ペッパー氏の娘への気持ちを忘れる事が出来ずにいるモリソンを見た常連客が、
からかってこの飲み物を「ドクターペッパー」と呼ぶようになったとも、
公式な名称が必要になった時、
当時は商品の健康さをアピールするのに商品の頭に接頭辞Dr.を付ける風潮で、
炭酸飲料は健康的であると考えられていたので、
モリソンはかつての雇い主のペッパーから名前を引用したともいわれます。
なお「Pepper」とは、コショウ、トウガラシ、との意味になるが、この際は関係ない。
それが功を奏して、このドクターペッパーと呼ばれる人気の飲み物がペッパーの耳にも届くと
ようやく結婚が許されたのでした。
1904年に、
アメリカで行われたセントルイス万国博覧会によってアメリカ国内に広まった。
またもセントルイス万国博覧会である。
後の世に残るモノは大抵、シカゴ万国博覧会 (1893年)かセントルイス万国博覧会(1904年)に
出展されているようだ。
1930年頃に、
材料の1つとしてプルーンジュースが使われているという噂があったが、
このことは製造元により否定されている。
1950年頃までは、
「Dr.Pepper」というピリオドが付いた表記であった。
1973年に、
日本でドクターペッパーの発売開始する。
また、ドクターペッパーの発売開始と期を同じくして、
一部コカ・コーラボトラーから類似商品であるミスター・ピブが発売されたが、
売り上げが芳しくなく短期で販売終了となった。
1983年4月に、
関西では近畿コカ・コーラボトリング(現:コカ・コーラウエスト)が
ラインナップ拡充の目的で350ml缶を発売したが、
思ったように消費者に受け入れられず2年で終売した。
その後、関西地方のコカコーラ・ボトラーからは正式販売されていない。
1980年代半ばには、
旧東京コカ・コーラボトリング地区では、東京カナダドライ社に販売が移管され、
一時期カナダドライの自販機にて扱っていた
(後に東京カナダドライ社がカルピスに身売りされ東京カルピスビバレッジとなると、
その管轄自販機で引き続き販売された。
そのため自動販売機に貼ってあった写真には
カルピスウォーター、blendy缶コーヒー、ドクターペッパーが並んで写っていた)。
また、
旧三国コカ・コーラボトリング、
旧富士コカ・コーラボトリング、
沖縄コカ・コーラボトリング
の販売区域内ではそれぞれ子会社の
三国フーズ、
富士ビバレッジ、
沖縄カナダドライ(現:琉仁カスタマーサービス)
名義で販売された。
1990年前後に、
日本において東京カナダドライから低カロリーの『ドクターペッパー・ライト』が販売されていたが、
(米国においては2005年に『ダイエット・チェリー・ヴァニラ・ドクターペッパー』が販売開始された。)
現在は、日本国内において『ダイエット・ドクターペッパー』という
0キロカロリーのドクターペッパーが販売されている。
また砂糖の代わりに、異性化液糖を用いた『ドクターペッパー・テン』が米国で発売されているが、
10カロリーながらも大胆な味で女性向けではないと明記されている。
2004年10月25日に、
『チェリー・ヴァニラ・ドクターペッパー』が、アメリカ南部や中西部で先行販売された。
2005年から
『チェリー・ヴァニラ・ドクターペッパー』が、アメリカ全土で販売される。
また、『ダイエット・チェリー・ヴァニラ・ドクターペッパー』という0カロリーの
ダイエット・バージョンもある。
イギリスでは『ドクター・ペッパー・ゼロ』というゼロカロリーのものも存在する。
2006年までは、
ドクターペッパー/セブンアップであったが、
キャドバリー・シュウェップスに買収された後、
同社の飲料部門「キャドバリー・シュウェップス・アメリカス・ビバレッジ」
(Cadbury Schweppes Americas Beverages)として活動していた。
2006年には、
『ドクターペッパー・ベリーズ&クリーム(ダイエットもあり)』が米国において販売開始された。
カフェインを取り除いた『カフェインフリー・ドクターペッパー』も存在する。
2008年5月5日に、
キャドバリー・シュウェップスの新会社として設立された。
2008年5月7日に、
株式の取引が開始された。
また同時にキャドバリー・シュウェップス社はキャドバリー社に社名を変更した。
2009年10月には
パッケージデザインをリニューアルした。
2013年5月頃より
ペットボトル形状が専用品から汎用品に変更された。
▼生産と販売と流通と:
●アメリカ合衆国での生産と販売・流通:
アメリカ国内では、ドクターペッパー/セブンアップ社は
独自の販売網と瓶詰業者ボトラーを持たないため、
コカ・コーラやペプシの製品も生産する独立した瓶詰業者の手によって
生産・流通している商品が多数ある。
またキャドバリー・シュウェップス社の工場が生産している地域もある。
他の国では、同社はコカ・コーラ社に生産と販売を委託している。
●日本での生産と販売・流通:
日本では1973年から販売されているが、
全国で一般的に飲まれている飲み物ではないとされている。
まず、その理由として、独特の風味が受け入れられず、
好き嫌いが分かれる飲み物とも評されていることが挙げられるが、
首都圏、静岡県及び沖縄県以外では一般的に流通していないことも挙げられる
(関東ローカル#関東ローカルの商品参照)。
日本版はコカコーラ社が製造・販売を担当しているが、
関東の一部と沖縄以外の地域では余り販売されていない。
米国版は雑貨屋や輸入食品店などで購入することができる。
日本にはないダイエットやチェリー味などもある。
どちらも手に入らないという環境の方は、オンラインショッピングを利用しよう。
普通に買うより、1本あたりの単価も安め。
ちなみに本製品はドクターペッパー・スナップルグループのブランドである。
ドクターペッパー・スナップルグループは工場を持たないファブレス企業ゆえ、
ヨーロッパ・日本・アメリカの一部でコカコーラを製造している会社に
生産・販売を委託しているだけであってコカコーラ社のブランドではない。
そのため日本では一時期カナダドライ系列で販売されていたこともある
(カナダドライもドクターペッパー社が所持するブランドであるため)。
一時期、日本コカ・コーラの販売網から外れてカナダドライ系列で製造・販売されていたことや、
現在も日本において定期的に販売を行っているのが、
コカ・コーライーストジャパンの旧東京地区、旧利根地区、旧三国地区、旧セントラル地区のうち
旧富士地区、沖縄コカ・コーラボトリングの5区域のみなので、
首都圏、静岡県及び沖縄県以外では、知名度の低い商品となっている。
旧利根エリア(千葉県、栃木県、茨城県)および東京都と沖縄県では、
多くのコカ・コーラ自販機で販売され入手しやすい状況となっている。
旧三国エリア(埼玉県、群馬県、新潟県)、旧富士エリア(神奈川県、山梨県、静岡県)では
前者ほど販売網は広くは無いが、缶入り又はペットボトル入り製品が自販機やスーパー等で入手できる。
それ以外の地域では、現地販売会社がレギュラー商品として扱っていないが、
一部の小売チェーン店(ヴィレッジヴァンガード、ドン・キホーテ、コストコ、成城石井、西友 など)
を中心に入手できる。また、通信販売で購入したり、輸入食料品店などで入手することが可能である。
Amazon.co.jpなど、いくつかのECサイトが取り扱いをしており、
どのような地域でも入手不可能という訳ではない。
尚、国産品と輸入品のどちらが売られているかは、販売される店舗によって異なる。
旧利根エリアでは、利根ソフトドリンク(現:イトシア)を介して
長年に亘り主力商品として販売されているため認知度が特に高い。
これは、瓶売りが中心だった時代に他のコカ・コーラ製品よりも
ドクターペッパーは10円安・くじ付きで販売され、
お小遣いの少ない小・中学生に支持されたという歴史的側面、
および利根社が管轄する自販機には高い確率で充填されていたという
物理的側面が大きく作用している。
近年までこの瓶入り製品が販売されていたが、
コカ・コーライーストジャパンプロダクツ発足に伴う工場再編の流れの中、
茨城工場のガラス瓶製品ラインが廃止されたのに伴い終売した。
ワンウェイ瓶製品はみちのくコカ・コーラボトリング青森工場に生産を委託し、
販売継続されていたが、これも後終売している。
▼アニメ関連:
何故なのかはよくわからないが、アニメでは中二病患者達に好まれている。
アニメ界では空前のドクペブームなのか一時期その効果で実際に売り上げも若干伸びていたらしい。
そのままドクターペッパーという名称で登場したり、パロディとして名前を変えて登場したりとさまざま。
ドクターペッパーが登場したアニメの一覧
・いつか天魔の黒ウサギ (ドクターシナモン)
・神様のメモ帳
・STEINS;GATE - 知的飲料であるとされる。
2011年、主要登場人物がドクターペッパー
(及び名前が似た飲み物)を愛飲しているという設定を持つ作品が偶然にも相次いで地上波で放送され、
売り上げにも影響を及ぼしたという分析する報道があった。
2013年、映画『劇場版 STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ』が
放映される前に販売された映画鑑賞前売り券とイラスト集には、
ほぼ抱き合わせの形で常温保存したドクターペッパーとメタルウーパが付けられて販売された。
一部限定であったがこれに関して販売メーカーのコカ・コーラ社はノータッチで一切関与していない。
そもそも同社は番組スポンサーですらなかった。
・中二病でも恋がしたい! (Mr Peter)
・電波教師
▼バリエーション
・ダイエットドクターペッパー
いわゆるダイエットシュガータイプ。缶が白い。さらに薬臭くなる
・ドクターペッパーチェリー
・ドクターペッパーバニラ
両者ともただでさえ独特な味がさらに際立ったものになる。
・ミスターピブ
コカコーラ社が発売している模倣品。
アメリカでは1970年初頭に発売、
日本でも利根、東京、沖縄でコカコーラを製造している会社が
独自にドクターペッパー社と製造契約を結んだため、
それにコカコーラ社が反発してドクターペッパーを取り扱っていない地域でのみ発売された。
が、結局人気が出ず生産中止となった。現在でもアメリカの一部で細々と販売されている。
▼ドクターペッパーの飲み方色々
・牛乳割り
まずはドクターペッパーに牛乳を入れて飲む飲み方。
こちらはドクターペッパーがもつ杏仁豆腐のような味わいを強く感じられる飲み方。
ドクターペッパーに牛乳を注ぐと、杏仁豆腐ドリンクを飲んでいるような気分になれるので
杏仁好きにはおすすめ。
・コーヒーを入れてチャイ風に
ドクターペッパーに甘いコーヒーを注いで「チャイ風」ドリンクを楽しむ。
ドクターペッパーに入っているフレーバーのシナモンのような味でチャイの風味に近づく。
・ホットドクターペッパー
ただ温めて飲む「ホットドクターペッパー」。
こちらは耐熱容器に移してレンジで温めるだけの簡単レシピ。
炭酸飲料を温める飲み方は変な感じがするかもしれませんが、
温めてみると以外にも美味しく飲めるという意見が多く出てるそうだ。
・アイスでフロートに
コーラフロートがあるように、ドクターペッパーでもアイスフロートを楽しむ飲み方。
バニラアイスと一緒になる事でミルキーな杏仁豆腐ドリンクのような感じを味わえるのでおすすめ。
・焼酎やラムで割っても
ドクターペッパーは、ラムコークやチェリーコークといった風味を持った飲み物ですので、
お酒と割る飲み方もおすすめ。
特にお酒の飲み方で、甘いジュースと割るのが好きな方にはおすすめできる飲み方。




